NHK朝の連続テレビ小説『まれ』の舞台は石川県輪島市です。先日、ご紹介した『あぜのきらめき』も輪島でしたが、能登には、もうひとつサスペンスドラマに欠かせないロケ地があります。 それは、金沢から車で約1時間の志賀町にある能登金剛(のとこんごう)です。「ヤセの断崖」は、松本清張さんの『ゼロの焦点』の舞台にもなったところです。 その能登金剛の一部である巌門(がんもん)に行ってきました。
金沢から車で、のと里山海道を行き、今浜インターで降りると、千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイに入ることができます。
ここは、浜辺を車で8キロも走ることができる全国でも珍しい砂浜です。GWには、波打ち際に、たくさんの車がおもちゃのように並びます。夏には、右側に浜茶屋が立ち並び、遠浅の海なので、ファミリーなどの海水浴客でごった返します。
砂の目が細かいので、走行場所を、ちゃんと守れば、砂にタイヤがはまることはありません。 延々と続く波打ち際を走る車の窓を開けると、潮の香りがはいってきます。どこまでも続く浜辺は壮観です。
ただ荒れていない限り、波は高くないので、サーファー泣かせかもしれません。もっとも荒天の時は、のと里山海道に『なぎさドライブウェイ走行できません』の表示があるので、残念ですが、あきらめましょう。
その千里浜から、海沿いに国道を北方面に進んでいくと、巌門があります。冬の日本海の荒波に削られた岩壁がそそりたっています。
遊歩道をおりていって遊覧船に乗ることもできます。潮が引いているときでしたら、岩場を歩くことも可能です。
静かな海でも、岩場に波がぶつかって、東映のオープニングのような波がバッシャーンの光景をみることができます。『東映』の文字、浮かんできませんか?
岩場をぐるっとまわって、坂をあがってきたところに売店があって、焼きサザエを売ってました。
プリプリのサザエと貝殻にたまったお出汁が美味です。磯のかおりがします。
巌門から能登半島のせなか伝いにもう少し北上します。ランチは、能登牛で有名な『てらおか 風舎 富来本店』さんでいただきました。
能登牛から他の国産牛のステーキ、しゃぶしゃぶなどを楽しめます。
こちらのレストランの近くにはサクラ貝を拾うことのできる増穂浦と『世界一長いベンチ』もあります。 ベンチに座って、日本海に沈む夕陽を眺めるのもロマンチックですよ~。
千里浜なぎさドライブウェイ
http://www.city.hakui.lg.jp/sypher/www/section/detail.jsp?id=595
巌門
http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=5174
風舎 てらおか