雨の日に白。
子供の頃から雨の日に白い物を着たがる方で、その度に母に止められました。
大人になってからは、その反動からか全身白くしたりします。
特に今年は白が人気色なので、梅雨だからとお休みさせるのはもったいない気分なのです。
この日は、観劇にお出かけで、キレイ目にしようと傘まで白。
洋服を作っていて思うのは、白にも色んな白があり、同じ色で染めても、
素材が違うと全く違う雰囲気で上がったりするという事です。
なので、全身白のコーディネートは、同じ素材の白にはしないようにして、
なるべく立体的になるように、白のグラデーションを作るみたいにしています。
リネンのジャンパースカートに、コットンのカーディガン、
インナーには、バテンレースのブラウスを合わせました。
この日のファッションで一番最初に決めたのは、このバテンレースのインナーと、
アイボリーの傘でした。
こちらのバテンレース、意外かもしれませんがZARAの物です。
今から10年以上前に、パリのZARAで買いました。
正直なところ、ファスナー部分など気になる所はありますし、もうヨレヨレなので、1枚で着ることはないのですが、全体のバランス、レースの分量が気に入っていて、少しだけレースを見せる時、今でもたまに登場します。
皆さんも季節の変わり目など、コーディネートに迷った時、漠然とクローゼットを見ていても、忙しい朝に時間ばかりが過ぎていって、あー、もう出なくちゃ・・・という経験ありませんか?
そんな時、私は今日身に着けたい物を一つ決めます。
それは何でも良く、洋服じゃなくて買ったばかりの靴の時もあるのですが、一つヒントが見つかると、そこから広げていくようにします。
例えば、この靴を履きたい、雨だから靴下を穿く、その場合のスカートの丈はこの位・・・などなど。
今回はこのバテンレースで、この服が喜びそうな少し開きのある服を・・・と思った所に、丁度良くレースがのぞくジャンパースカートが目に入りました。
白っぽい傘と決めていたので、じゃ、全部白っぽくしちゃおうかなという感じで、選択肢を狭くしていきます。
小物では、傘はポリエステルのアイボリー、雨用のスリッポンはビニロンの白。
帝劇に行くので、最初、白いハンドバッグを合わせてみましたが、やりすぎ感が照れくさく、1色だけ色を付けようと、シルバーのかごバッグにしてみました。
そしてネックレスは、パールのロングネックレスを二重にして、ピアスをパールにしてみたら、これまたしつこい気がしたので、左右違う色の小さなピアスに変更して、出発です。
今日の観劇は、「レ・ミゼラブル」。
友人が、出演している女優さんとお友達で、お席を用意してくれました。
舞台は、前から5列目から10列目位が、役者さんと同じ目線になると聞きますが、この日は4列目のセンターという友人に感謝のお席!
舞台から自分だけが見られてるような気持になりましたが、周りの人もみんなそうだったんだと休憩で知りました。
映画に沿った演出でしたが、生の舞台の歌声は、格別なものがありました。
白い服を着ているせいか、やたら気になったのが、
エントランスのステンドガラスです。
色んな色を見ているうちに、
今度は、雨の日の色物の事も考えワクワクしながら、舞台に集中したのでした。
雨の日の泥はねや、白い服を着ている時に限って食べてしまうトマトソースなどのシミ。
でもうっかりシミになってしまっても、慌てなくて大丈夫です。
今は便利なシミ抜きが薬局でも売っているし、外出先などの応急処置はこちらをご参考下さい。
(いろいろ探してみましたが、これが一番わかりやすくて役に立ちます。)
http://www.kao.co.jp/lifei/simi/
そう思うと、どんよりした曇り空に白い服を着るだけで、明るい気分でおでかけ出来ますよ。
数日後、又雨の日に白でした。
おまけです。
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