イタリアの学校の夏休みを利用して12歳の姪っ子が単身帰国中。 西東京エリアに住む義母の勧めで、高尾山トリックアート美術館へ行ってきました。
いわゆる美術館は国内外問わず訪れたことがありますが、トリックアート専門の場所に入るのは初めて。 “子供向けの場所なのかしら”とあまり期待していませんでしたが(すみません。。)、展示品の数も多く、仕掛けも多種多様で満足度が高かったです。
入館してすぐのエリアは平面に描かれた絵が立体的に見えるというトリック。 片目で見てみたり、床の印に沿って移動して動きを楽しんだり、写真に撮って実物とのズレ具合を確認したり、ひとつの作品で何通りも楽しめました。
通常の美術館では館内撮影禁止という場所が多いのですが、ここではカメラ片手に楽しむのが常識。ファミリーもカップルも写真を撮り合って盛り上がっています。
肉眼で観ているより、写真で眺めたほうが立体的に見えるものも多いですね。 古代エジプトの遺跡やファラオの自然公園をテーマにしているのが、より一層神秘的。
こちらは「空中神殿」。 作品ごとにトリックアートの楽しみ方説明が掲示されているので、写真を撮影するコツを真似てみました。 写真のもの以外にも、ライオンやサメに襲われそうになっている画、スフィンクスにぶら下がっている画、イス(本当は絵)に座っている画など様々なトリックがあります。 被写体には演技力が求められるかも?
2階へ進むと、見る者の錯覚を利用した作品たちがあります。 首から下が消えてしまったように見える「マジックテーブル」、左右の奇妙な歪みで大小が逆転してしまう「エイムズの部屋」、空間が歪んでクラクラしてしまう「超重力の部屋」など。
こちらは一見、鏡があるように見える左右対称の「鏡の部屋」。 背格好が似た者同士で写真を撮れば、よりトリック度が上がるかもしれませんね(笑)
個人的なお気に入りの写真は次の「両面万華鏡」。
後で気づいたのですが、もっと引きで撮影するのが作り手の意図に近いようです。。
館内を出て、オープンカフェテラスでひと休み。 目の前には京王線の高尾山口駅、そして清々しい山景色が広がります。 紅葉の季節には最高のロケーションではないでしょうか。 入場料は通常料金で大人1300円、小学生700円(1ドリンク付き)。 HPに掲載されているクーポンを利用するとお得です。
次に向かったのは、義母が前から気になっていたというカフェ「高倉町珈琲」八王子店。 東東京エリアに住む私には馴染みがないのですが、西東京エリアには5店舗(2015年7月現在)ある喫茶店のようなファミリーレストランのようなところ。 コーヒーにこだわっているのはもちろんのこと、看板メニュー“リコッタパンケーキ”と高級ホテルのようなゆったりとした空間が自慢のお店です。
「エッグベネディクト」790円。 卵・バター・白ワインで作られたオランデーズソースがかかっており、マヨネーズに似た風味がします。
「特製クリームのリコッタパンケーキ」1000円。 リコッタチーズを加えて作られた生地は結構食べ応えがありますので、食後のデザートとしてはシェアするのが丁度良いですね。コクのある特製クリームがコーヒーによく合います。 14時から17時は飲み物がついたお得なセットに出来るのでお勧め。
夏休みはまだこれからが本番。次回も、大人も子供も楽しめる場所へ出かけたいと思います。
■高尾山トリックアート美術館
■高倉町珈琲
http://takakuramachi-coffee.co.jp/