シルバーウィークは、ゴールデンウィークに対して、そう呼ばれているのだと、思ってましたが、なんと敬老の日がらみのシルバーと聞いて、なんだか、親近感が湧くようなわかないような〜。
そんな後ろ向きのときは、輝いている女性に刺激をもらうに限ります。
金沢から北陸自動車道に乗り、福井県の金津インターで降りて、そばの花が満開の畑が続く道を進むと『金津創作の森』があります。
陶芸やガラスなどの工房が点在する森のなかに、アートコアミュージアムがあり、そこで清川あさみさんの『美採集』展が開催されていました。
清川あさみさんといえば、女優さんや俳優さんの写真に刺繍を施して、独特の手法で注目を集めているアーティストです。衣装やミュージシャンのCDジャケットなども手がけて幅広く活躍されています。
テレビなどでも紹介されていましたが、実物をみると、その刺繍の繊細さ、華麗さにおどろかされます。 細い細い糸の先にはスパンコールやビーズが、蜘蛛の糸のようにはりめぐらされ、白い羽がまるで、生きているかのように女優さんのからだを覆い、また別の生き物に変化させていきます。
『美女採集』では、女優さんをモチーフにしていますが、(撮影不可でした)自然や動物をモチーフにした作品もあります。 また、『TOKYOモンスター』という、街中にいた少年少女たちに刺繍をした作品もあります。
作品はキラキラして、華やかですが、刺繍を施すという作業の気の遠くなるような時間の経過を思うと、ほんと、頭の下がる思いです。 作品の裏側に隠された糸の足跡がのこされています。
屋外にも作品がありました。 さてさて、鳥かごには何が採集されるのでしょうか。
春のことですが、銅版画家の山本容子さんにも、刺激をもらっていました。小松市にある宮本三郎記念館で開催されていた『山本容子展ー不思議の国と鏡の国-』です。
村上春樹さんの翻訳本の装丁をされていた頃から、ずっと好きでした。エッチングの繊細なラインが素敵です。
情報番組からもらったネタですが、女性は、男性とのデートのときよりも、女子会のときに、よりおしゃれに気をくばるとのことです。 だからこそ、 女性アーティストからいただくパッション!に、とっても心が潤い、そして女性ならではの活力をみなぎらせられるのかもしれませんね。
おまけですが、かなざわ情報を。
シルバーウィーク中に、KANAZAWA JAZZ STREET と、題して、街中のあちこちのステージでジャズライブが開かれていました。プロからアマチュアまでさまざまです。
写真は、尾山神社の境内に設置されたステージです。神門のステンドグラスとジャズという一見、ミスマッチなシチュエーションでしたが、陽が沈んで幻想的な中のサックスの音は、心にずしりと響いてきました。
いしかわ四高記念公園でのジャズマルシェでは、美味しいお料理が並んでました。屋台がクリスマスマーケットみたくて、ちょっとワクワクでした。来年も参加しよう、っと。
金津創作の森
宮本三郎記念館
http://www.kcm.gr.jp/miyamotosaburo/
KANAZAWA JAZZ STREET