雲龍院後編
とっておき!
京都の奥座敷のような寺で、移り行く季節を愛でる
こんにちは、吉田さらさです。
さて、秋も深まってまいりますと、そろそろ紅葉の情報も気になるところです。
京都の奥座敷、雲龍院さんの庭園にも、見事な色に染まる紅葉があります。
ここだけのお話ですが、このエリアには紅葉で超有名な東福寺があり、
多くの観光客はそちらに行きますので、泉涌寺界隈は、比較的人が少なめです。
(内緒よ。誰にも言っちゃダメ・・・)
紅葉の時期には、夜間拝観もできます。
紅葉の見ごろは例年11月中旬~12月初旬。
夜間拝観は、2015年11月14日(土)~11月23日(月祝)です。
この秋は、毘沙門天像も特別公開されます。
毘沙門天様などの特別拝観 [京都非公開文化財特別公開] は、10月30日(金)~11月8日(日)。
1年間の修復を終えて、お寺にご帰還あそばした毘沙門天様。
こうした仏像の修復は、ぴかぴかに塗り直すのではなく、
いったん解体して直すべきところを直し、再度組み立て直すのが一般的です。
でも、写真の修復前(右)と修復後(左)のお姿を比べえると、
「すごく若返ったように見えませんか?」と住職さんの奥様はおっしゃいます。
確かにポーズも前よりしゃんとして、体全体が引き締まったような。
「足で踏んでいらっしゃる邪鬼も、修復前より修復後の方が
ぺちゃんこに潰されています。やっぱり若い方が力があるからでしょうか」
横から見ても、違いは一目瞭然。
修復前(右)は、お腹も出ていて何となく前かがみ。
これって、自分にも当てはまるような・・・姿勢に気をつけなくちゃ。
泉涌寺界隈には、雲龍院以外にも見どころがたくさんあります。
泉涌寺本体も素晴らしいし、
戒光寺の丈六(じょうろく)さん(巨大な釈迦如来像)、
即成院の二十五菩薩さんなど、よい仏像もあります。
近ごろ物忘れが多くなってきたなと思う方は、
頭から上の病気にご利益があるとされる
今熊野(いまくまの)観音寺 にもお参りしておきたいですね。
●泉涌寺の山内寺院の情報はこちらです。
http://www.mitera.org/sannai.php
お寺や紅葉を堪能したら、お腹がすいてきますね。
お昼処の情報が、次ページにありますよ。
泉涌寺と塔頭巡りの際は、ぜひこちらでお昼ごはんを。
そば茶寮 澤正というお店で、
渓谷のような道を抜けていったところにあります。
和様折衷のたいへん雰囲気のあるお部屋で、
華麗なそば会席をいただきます。
お昼のコースも、何品ものお料理が出てきますが、
野菜が多いので、お腹にもたれることなく、
美味しくいただけます。
最後のお蕎麦もたいへん美味。そばつゆもいいけれど、
お塩でいただいても香りが引き立ちます。
※紅葉の写真、夜間ライトアップの写真は、雲龍院さんからお借りしました。
吉田さらさ
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