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観光も兼ねる出張服はシンプルに、小物にこだわる。

小林一美

小林一美

「Le pivot(ル・ピボット)」デザイナー。
20代よりデザイナーとして活躍し、12年に表参道の裏通りに、自身のブランド「ル・ピボット」のオフィス兼ショップを構える。素材への思い入れが深く、着心地のよさでファンになる大人が後を絶たない。料理や器など、暮らしまわりへの造詣も深い。若い頃から、出張を含めて旅が多い。

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仕事を絡めて沼津に行きました。

新規のお取引先に伺うのが目的でしたが、

お店の方のオススメもあって、クレマチスの丘に立ち寄ってから伺うことに・・・。

 

小林さん クレマチスの丘2

 

出張ですが、半日はいいものを見る為に時間を取っていて、よく歩くということでスニーカーです。

 

小林さん スタイル

 

この日のお洋服は全てル・ピボットで組みました。

メインは、このドットのコートです。

小林さんコート

中はとてもシンプルに、ニットとスカート。

両方無地でシンプルな時は、よく柄物のスカーフを使います。

巻いているスカーフは、American retro。

 

バッグは神山町にあるCow’nというお店で買った物で、

夏の間、信号待ちなどでも、どこで買ったか何度か聞かれたりもしたお気に入りです。

縦糸がサイザル麻というリュウゼツランの繊維で、横糸はシルバーのプラスティックで手編みされた物です。

2種類の全く違う糸をミックスしているので、ギラギラしすぎないシルバーがお洋服に合わせやすくて、生地を作る時の参考にもなったくらいでした。

(ちなみに春物でシルバー糸を入れた生地を作りました)

形も大き目ですが、持ち手を敢えて小さくしてあって、重さの負担がなく持ちやすいバッグです。

 

スニーカーはイタリアのスポーツ用品メーカーで、ディアドラ・ヘリテージ。

以前築地編の時も履いていたスニーカーですが、最初にブラウンとグリーンの配色をご近所のお店で購入してとても気に入ったので、色違いのアイスグレーにネイビーの配色をネットで探して購入しました。

 

ネットでのお買い物は、大体持っている物の色違いとか重い本、リピートする物を購入する時に利用します。

 

小林さん スタイル1

 

今年作ったアウターですが、オリジナルの生地で、こんな風に遠目には無地っぽく見えるところも気に入ってます。

すべてウールの糸ですが、種類の違う糸を使って、ジャカード機で織っています。

ドットの部分はリング糸などの膨らみのある糸を使いました。ベースは濃いネイビーにしたので、ベタッとならないよいように、スラブ糸も混ぜています。糸自体に力があると、柄や形はシンプルでも角度によって様々な表情が出来ます。

偶然ですが、この日見たお花や彫刻にもそんなことが感じられました。

 

さて、三島駅からバスで25分の所にクレマチスの丘はあります。

 

小林さん クレマチスの丘

 

まず最初に、ガーデン側から周りました。ヴァンジ彫刻庭園美術館へ。

 

小林さん ヴァンジ彫刻庭園美術館

 

彫刻は正直よくわかりません。そして昔観た映画の影響でちょっと怖かったりもしたのですが、ファミリーガイドを読むと・・・。

絵はものごとのひとつの面をあらわし、写真はものごとのほんの一瞬をとらえる。

彫刻は立体で、見る角度によってたくさんの面があるので、ひとつの作品をぐるりまわってみましょう・・・とあります。

 

ものごとは角度を変えてみると、別の見え方をすることがあり、人間も見ている以上に色々な側面があり複雑です。彫刻は、そんなたくさんの面や奥行をあらわすのに適しているのかもしれません・・・とのことです。(受け売りです)

さらに、材質に合わせて考えたり彫り方を変えたりと、彫刻はやってみなくてはわからないので、行動することが大事だと、

ヴァンジさんはおっしゃっていたそうです。

 

そうか、そんなに深いのか・・・・。

これから行かれる方は、ファミリーガイドを読んでから中に入るとよいかもしれません。

私はこんな感じで、半分は美術館を出てからたそがれ後に読んだので、しまった!という感じでした。

 

小林さん ガーデン

 

彫刻を見て思ったバラの横顔も素敵。

 

小林さん バラ

 

庭園内でお茶もできます。

(※ガーデナーズハウスは~2016年3月18日(金)まで冬季休業中です。)

小林さん カフェ

 

夜はお寿司と決まっていたので、早めのお昼に。

この通路の奥にあるレストランでイタリアンを頂きました。

 

小林さん イタリアン

 

ランチ後は、施設内のバス時刻に合わせて、次に移動。

 

小林さん ビュッフェ美術館

 

ベルナール・ビュッフェ美術館へ。

 

シャトルバスで再び三島駅へ向かい、沼津に移動します。

 

沼津の新しいお取引先・halさんへ。

 

小林さん hal

 

店主の後藤由紀子さんは、よく雑誌でおみかけしていたり、共通の知人も多いことから、お会いしたのが3度目とは思えないくらいに、色々お話出来ました。

 

小林さん hal・店内

 

くまなく色々な所が気になりますが・・・。

 

小林さん hal・店内2

 

そろそろお寿司屋さんへ。

 

小林さん お寿司屋さん

 

日曜日だったので、開いてるお店が少なかったようですが、

ゆったりお話も出来て、充実のひと時!

時間がゆっくり流れているような、沼津はとっても良いところでした。

機会があったら是非皆さんも!

 

 

 

クレマチスの丘
http://www.clematis-no-oka.co.jp/

 

hal(ハル)

http://hal2003.net/

 

 

 

Le pivot公式サイト

http://lepivot.jp/

 

blog

http://blog.lepivot.jp/

 

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