あの興奮が《シネマ歌舞伎》になって戻ってまいりました。
「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」
シネマ歌舞伎とは、歌舞伎の舞台公演をHDカメラで撮影し、映画館の大スクリーンでのデジタル上映で楽しむもの。あたかも劇場の特等席で鑑賞しているかのような迫力で、歌舞伎を堪能することができるんです。
昨年の10月、舞台を楽しんだ「ワンピース」(昨年の私の興奮ぶりは、こちら)
シネマ歌舞伎の公開を楽しみに、上映前の「ワンピース展」にも足を運んでみました。(どれだけ好きなんでしょうねぇ…)
「映画になったら、どんな感じなのかしら…」
ワクワクしながら、映画館へ足を運びます。
映画を鑑賞して、あの興奮がまたまた蘇ってまいりました!お陰で、昨年の舞台公演後と同様、主題歌が暫し頭から離れなくなっておりました(笑)
ご一緒した友人(映画が初ワンピース)の感想も「面白かった!」「実際の舞台も観たい!」と、すっかり気に入っていた様子でした。
そうなんです!
舞台鑑賞した方も見逃してしまった方も楽しめるのが、《シネマ歌舞伎》の良さなんです。
舞台鑑賞では見ることのできないアングル。見逃していた部分。映画ならでは、の演出や効果音。そして、役者さん大迫力の表情(汗まで見えます)と息遣い。
まさに舞台と映画のいいとこ取りが、《シネマ歌舞伎》なんです。しかも、お値段もリーズナブル。2,100円(税込)で楽しむことができます。
また、上映時間は、実際の舞台よりも短く編集されています。(とても上手く編集されています)
「歌舞伎は長すぎて…」と思っていらっしゃる忙しい女史の皆様にも、ぴったりなんです!
今年度は、6月の「阿弖流爲(アテルイ)」から始まり、来年3月の「二人藤娘/日本振袖始」まで。《月イチ歌舞伎》として、およそひと月に1作品、計10作品が上映されます。
なんと私、上映の全作品制覇中でございます。
さて、私のシネマ歌舞伎との出会いの始まりは、歌舞伎座での幕間中。
「シネマ歌舞伎も面白いわよ」
「是非、ご覧になって」
と、幾人かのご婦人方より勧められたのを機に、足を運んでみたのが2〜3年前。
初めての鑑賞は「大江戸りびんぐでっど」クドカンさんの脚本で話題になった舞台ですが、見逃していた作品でした。以来、歌舞伎でもなく映画でもないエンタメ《シネマ歌舞伎》にハマっています。
次ページで、私のおすすめ作品をご紹介します。
今年度作品で私のおすすめは、
・歌舞伎NEXT「阿弖流爲」
・NEWシネマ歌舞伎・コクーン歌舞伎「三人吉三(さんにんきちさ)」
どちらも大迫力の世界観に引き込まれ、食い入る様に見入ってしまいました。とくに「三人吉三」は音や映像にこだわり抜いた編集で、見応えある感動作品。心震えます。
シアトリカルムービーという新しいシネマ歌舞伎は、必見です。きっと、歌舞伎のことが好きになります。元々好きな方は、もっと好きになります。(と、思います)
この記事をご覧になって、「シネマ歌舞伎、行ってみたい!」と思ってくださった女史の皆様に。これから上映予定作品で特に私が楽しみにしているのは、以下の3作品です。
・「阿弖流爲」(好評につき、東劇での再上映が決定しました!)
2016年12月24日(土)〜30日(金)
→休憩ありの長い上映ですが、心揺さぶる壮大なドラマの新感覚エンタメ。
・「阿古屋」(あこや)
2017年1月7日(土)〜27日(金)
玉三郎さんが本当に美しく、華麗。舞台を拝見し、うっとりとしたことを覚えています。シネマ歌舞伎の新作です。
・「女殺油地獄」
2017年2月11日(土)〜17日(金)
有名なお話で、内容がわかり易い。油を使った花道での演技は鬼気迫り、大迫力。実際の舞台では、花道近くのお席の方にビニールシートが配られます。
最早、松竹さんの回し者ではないかと自分でも思うくらいに熱く語ってしまいました《シネマ歌舞伎》
本当にオススメでございます。
お寒さ本番。
女史の皆様、お身体の調子を崩されることなく、あったかくお過ごしください。
シネマ歌舞伎
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/
歌舞伎NEXT 阿弖流爲
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/aterui/
✳︎映画も舞台も「ワンピース」を見逃してしまった女史の皆様に、朗報です!
2017年10月。
あの感動の舞台が、新橋演舞場に戻ってきます!
スーパー歌舞Ⅱ ワンピース
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/onepiece/