2016年11月24日、オアフ島の東海岸にあるセント・カタリナ・シーサイドチャペルにて、不肖の息子が、結婚式をあげました。
親がかりだったり、建前主体の昭和の結婚式とちがい、平成では、お披露目などにこだわらず、純粋に2人の門出を祝うことが多いようです。今回も企画、予約すべて、新婚夫婦にお任せで、両家の親族(それぞれの両親と妹の計6人)は、便乗させてもらうだけでした。
北半球のハワイは、日本と同じく季節は冬で、ちょうど雨季にあたるので、ハワイの…どこまでも青い海、果てしなく青い空とはちょっとイメージがちがってました。えっ。金沢の空、と見まがうほどの曇り空でした。時折、シャワーと呼ばれる小雨が降りました。でも、そのおかげで
虹を何度も見ることができたのです。
ホノルル空港に到着したときから、空には雲が広がり、なんとか式の当日には晴れてほしいなぁと、願っておりましたが、結婚式の当日も朝からシャワーが、降り注いでいました。
しかし、晴れ間が見えるとそこは常夏の国、ハワイです。パームトゥリーが輝いていました。
宿泊していたホテルにリムジンがお迎えしてくれまして、両家の親族は教会に向かいます。
ワイキキの中心部から、ダイアモンドヘッドを右手にみながら、島の東部に向かいます。左手の山側には、ハワイのイメージとはまったくちがう岩肌が続きます。溶岩台地であることを思い起こさせます。
岸壁の上から、ラビット島がみえてくるとリムジンの運転手さんが窓を開けて、seabirdの聖域の島が手前に見えるよと教えてくれました。それはそろそろ教会に到着する合図だったようです。
教会に着くと、すぐ後ろに新郎新婦のリムジンも停まっていました。
成田出発から別動隊だった新郎新婦とはじめて対面します。
先にロビーで待っていると、いよいよ新郎新婦の登場です。
馬子にも衣装の息子と、可憐なドレス姿の花嫁さんです。花嫁さんとこの時、初対面の娘(新郎の妹)は『かわいい、かわいい』を連発しながら興奮している様子でした。ウエディングドレスにはパールがちりばめられていて、シンプルながら、時折、光にきらめいています。
新婦のご両親には役割があり、新郎新婦とともに打ち合わせにいかれていました。その間はロビーで花婿の母ながら、ちょっと緊張しながら待ちます。
スタッフさんから、さあ、式場へ移動しましょう。の合図でお隣にある教会に向かいます。
ちらほら、降っていたシャワーも止み、空はハワイの青空です。眼下に見える青い海もキラキラ輝いていました。
教会内では撮影禁止です。厳かなムードの中で、パイプオルガンの演奏とともに、聖歌を歌うお姉さんの声が聞こえてきました。
祭壇前で待つ新郎のもとへ新婦がお父様と一緒にバージンロードを歩いてきます。
そのちょっと前に、『新婦のお母様の娘への最後のお支度です』と、司会の方に促され、新婦のお母様が、花嫁のベールをおろすシーンをみた途端、涙が溢れてきました。いずれ娘を嫁がせることになる自分と重ね合わせて想像したせいでしょうか?うぅっ。
神父さんの前で誓いを交わすふたり。時折、笑顔をみせるかわいらしい花嫁さんと息子。とってもほほえましかったです。ちょっと、ン10年前のピュアな自分を思い出しました。(笑)
式の途中で神父さんか、つまづきそうになって、スタッフさんが慌てるハプニングもあって、厳粛な中、すこし緊張もほぐれるようなあたたかいお式でした。
滞りなく式が終了したあとは、撮影タイムです。ふたりのカメラマンが、新婚夫婦の緊張をほぐしながら、素敵な笑顔を引き出してくれます。
『アロハ~』と、声かけていただいて、手でアロハのポーズをとって撮影です。
アロハ!って言葉を聞くだけで、心が和みますね。どのお店にはいっても明るくアロハ~って聞こえて来るので、こちらもアロハ~って返します。
敷地内にはレストランがあって、そこで皆さんと会食をしました。
身内だけのミニ披露宴でしたが、お料理もとっても美味しくて、和気あいあいと、新婚夫婦の子供の頃のエピソードやそれぞれのふるさとの話などをして、親交を深めました。うちの息子にはもったいないくらいの温和なご家庭のお嬢さんで、息子で良いのかと恐縮してしまいます。
お食事の最後には、花嫁から、お父様お母様、妹さんへの感謝のご挨拶。これは、やっぱり、泣けちゃいますね。楽しく美味しいひとときは、あっという間に過ぎていきます。
新婚夫婦は、まだ、写真撮影があるので、再び別行動になります。私達は、リムジンでホテルに送ってもらいました。道すがら、クリスマスデコレーションされた街並みを眺めます。南の国のクリスマスがまた素敵です。
そして、新婚夫婦に幸あれ~!と、心からふたりの門出を祝った1日なのでした。
さて…
ハワイへのおでかけブログ第2弾は、相変わらずの珍道中だった旅をお伝えしたいと思います。