茨城県の鹿嶋市をドライブしてきました!
鹿嶋市といえば、東国一の大社「鹿島神宮」が有名。
紀元前660年、神武天皇元年に創建された関東最古の神社で
全国にある鹿島神社の総本山です。
すっきりとした木製の大鳥居をくぐると、木々の緑を背景に朱塗りの楼門が現れます。
この堂々たる楼門は日本三大楼門のひとつ。
そして、重要文化財の拝殿と奥宮の奥には鬱蒼と樹木が生い茂る「奥参道」。
案内板には「広大な神域には約600種類に上る植物が生育し、高木から草木の下草までおのおのが処を得て、安定した樹叢を形成している」との説明。
草叢(くさむら)ではなく、樹木の叢「樹叢」という言葉を知りました。
大木を支える力強い根と木々が発するすがすがしい空気。
神が住む森は、気持ちを静めパワーがもらえる絶好の散歩道です。
訪れた日には、弓術の演武が行われていました。
奥参道は奥馬場ともいわれ、流鏑馬の神事も行われるそうです。
そして七不思議もあります。
鹿島神宮の七不思議の中から二つ、「御手洗」と「要石」。
澄んだ水を湛える池「御手洗池」、大昔は参拝者がこの池で身を清めてから参拝したので御手洗の名が今も残っているそうです。
「要石」は見たところは30センチくらいのすべすべした石ですが、地震を起こす大なまずの頭を押さえているといわれる霊石。
水戸黄門が七日七夜掘っても掘り尽くせなかったと伝えられています。
すっきりと晴れてお天気の良い日だったので、鹿島灘を見渡せる場所を探してみつけたのが鹿嶋市のとなり神栖市にある港公園。
青空にむかって伸びる展望塔のインパクトが半端ない!
てっぺんからの景色を見たくて、高さ52メートルの塔に直行。階段で210段、エレベーターなら30秒。もちろんエレベーター利用で。
濃淡の青でくっきりと分けられた水平線。左手には時代を経た赤茶色の製鉄所、右手は白の石油コンビナート。工場の煙突から立ち上る煙に風力発電のプロペラ、そしてタンカー…。
普段目にすることのないものが溶け込む景色に「すごい! すごい!」と高所恐怖症だったのを忘れて大興奮(笑)。
広々とした芝生が広がる公園はきれいに整備され、ベンチに座り景色を眺める人に散歩する人、それぞれが思い思いにくつろいでいました。
ここから見る鹿島臨海工業地帯の工場夜景もきっとすばらしいはず…。
見てみたい、けれど帰らなくては。夜景は次回のお楽しみにとっておくことにしました。
霞ケ浦と鹿島灘に挟まれた鹿行エリアの潮来市、鹿嶋市、神栖市のドライブ、
潮来市の道の駅で食べたお惣菜とおむすびの昼食、手作りでしみじみとおいしかった!
東日本大震災で鹿島神宮の石製の大鳥居が損壊し、境内の神木で大鳥居を再建したことや鹿島アントラーズのマスコット「しかお」は鹿島神宮のシカがモチーフなど意識に止めなかったことを再確認、茨城県をちょっと知る楽しい時間となりました。
鹿島神宮
港公園