顔の筋肉には、顔を引き上げる"幸せ筋"と、たるませる"不幸筋"があり、このふたつをケアすることが効率よくたるみを改善する近道。その方法を解説!
幸せ筋を鍛え、不幸筋の筋膜を
はがせば顔は引き上がる!
顔の筋肉には、鍛えると顔が引き上がる筋肉と、硬くなりやすく顔を引き下げる筋肉のふたつがあると薩摩宗治先生。これを今回、前者を〝幸せ筋〟、後者を"不幸筋"と命名。
「おもな幸せ筋には、顔を頭から引き上げる側頭筋や、頰を引き上げる頰筋や大・小頰骨筋、口元を引き上げる口角挙筋や口輪筋、顔をあごから引き上げる舌筋群があります。一方、不幸筋は、硬くなると額をたるませる前頭筋、目をたるませる上眼瞼挙筋、食いしばり癖で硬くなりあごの歪みや顔のたるみを招く咬筋、顔を引き下げる首の胸鎖乳突筋や広頸筋など。幸せ筋は鍛えて強化し、不幸筋は筋膜をはがして緩めれば効果的にリフトアップします」
鍛えるべき幸せ筋、筋膜をはがすべき不幸筋はここ!
まずは、以下のテストで、自分の不幸筋の状態をチェック!
あなたの不幸筋をCHECK!
食いしばり
■舌のまわりに歯形がついている
■エラが張っている
■ほうれい線が深い
■歯ぎしりをしている
■朝起きると肩がこっている
■パソコン、スマホを使っているとき、上下の歯がくっついている
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ひとつでも当てはまったら食いしばり癖あり!
あごの歪み
■長さや深さが左右で違う
■目の大きさが左右で違う
■口が大きく開かない
■口角の上がり方が違う
■メガネがずれる
■口を開けたときあごがずれる、またはカクカクいう
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多く当てはまるほどあごが歪んでいる!
自分の不幸筋の状態がわかったら、次回はあごからぐいっと引き上がる1分舌ストレッチをご紹介します。
イラスト/さとうあゆみ 構成・原文/和田美穂