こんにちは、旅行が大好きなミーナです。中でも、ビーチでまったりが、やっぱり一番好き。
ビーチといえば当然、紫外線が強烈、UV対策はちゃんとしなくちゃ・・・
わかってはいるけど、ダイビングもするので、日焼け止めは塗っても潜ればすぐ取れちゃうし、船の上で塗り直すのはおっくうで・・・
と、さぼっていたところ、長年のツケがついに!
頬〜こめかみあたりに、ホクロが増えてきた! よく見ると、うっすらシミらしきものも。
心を入れ替えて、最新のUV対策をさっそくお勉強。日常からスポーツ・レジャーまで、あるゆるシーンでのケアを、MyAge Summer 号からみなさんにもお届けしますね。
夏肌をいかに守るかで、"老け"に差がつく!
目的やシーンで使い分ける
大人のUV対策
紫外線防止はアンチエイジング・スキンケアの基本。大人の肌はあらゆるシーンでいかに紫外線を防ぐかで肌年齢が変わってきます。
だからこそ、日焼け止め選びが重要なのです。毎日の生活の中でじわじわ浴びる紫外線、夏のスポーツやリゾートで浴びる強烈な紫外線など紫外線の種類や、メイク効果や保湿効果などの機能性や使用感…。
この夏こそ、自分に合ったものを使い分けるようにしませんか?
今回は、紫外線の基礎知識を専門家に教えていただきます。
紫外線ダメージが蓄積されている大人の肌。
基本をおさらいして正しく対処しよう!
夏になるとガンガン焼いて小麦色の日焼け肌を楽しんだ――、OurAge世代なら誰でも覚えがあるのではないでしょうか。紫外線が健康上、あるいは美容上に悪影響を与えるということが一般的に知られるようになったのは、1980年代後半から’90年代初めのこと。
美白という言葉が登場したのもその頃です。
今では、無防備に日焼けする人はいないと思いますが、では、実際に紫外線は私たちの肌にどんな悪さをするのでしょうか?
最近の紫外線事情や、紫外線が大人の肌に与える影響はどうなのかなど、紫外線の基礎知識を専門家に伺いました。
「地表に到達する太陽光線は波長によって、紫外線、可視光線、赤外線に分けられます。
紫外線の中でも、波長の長いUV-A、中波長のUV-B、短波長のUV-Cがあり、赤くやけどのようなサンバーンを起こすのがUV-B、肌の内部にまで影響を与えるのがUV-Aです。UV-Cはオゾン層でカットされ、地表には届きません」
と、紫外線が肌に与える影響を研究している黒住元紀さん(ポーラ研究所肌科学研究部 皮膚科学研究室)。
真夏やリゾートではUV-Bによる急激な日焼けがダメージを与えますが、日常生活ではUV-Aがじわじわと肌内部にまでダメージを与えて老化を進行させてしまいます。
「UV-A、UV-Bに加え、赤外線も肌にダメージを与えます。特に赤外線の中でも波長の短い近赤外線は、真皮の深層部まで到達し、シワやたるみの原因になることがわかってきました。紫外線だけでなく、近赤外線からも肌を防御することが必要なのです」
●太陽光の波長と種類
加齢とともに肌の修復力が落ちてきます。若い頃は日焼けによってダメージを受けても修復することができましたが、マイエイジ世代ともなるとそうもいきません。
肌の老化を防ぐには、徹底的な日焼け対策を!
選ぶときはUV-Bの防止効果を表すSPF値(最高は50+)と、UV-Aの防止効果を表すPA値(+〜++++まで4段階)を参考に。日常生活ではSPF 10〜20、レジャーではSPF 20〜40、炎天下のレジャーではSPF 40〜50+を目安にするとよいでしょう。
「日焼け止め化粧品は、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤で肌の上で紫外線をカットします。
紫外線を吸収して熱エネルギーに変えて放出するのが吸収剤、肌の上ではね返すのが散乱剤。吸収剤は一部の人には肌に合わないこともありますが、最近では安全性も使用性もよいものが開発されています」
次回からは、7回にわたってシーンや目的別に選ぶUVケア化粧品をご紹介します。
構成・原文/近内明子