顔や体のカサつきが気になる。ひどいときは粉を吹いたり、かゆみまで…。OurAge世代になると年々深刻化する全身の乾燥。そして、乾燥は肌老化を進ませてしまうという現実も。Part1では、乾燥の原因と対策について、医師や化粧品メーカーの研究員など専門家に話を伺いました。Part2では、保湿の心得と厳選コスメを、Part3では、体・髪・頭皮の乾燥ケア方法についてご紹介していきます。健やかな肌、どうすれば取り戻せる?
ここがOurAge世代の乾燥ポイント!
カサカサ、かゆかゆ、つっぱり…40代、50代は全身、乾いている!?
髪…手触り感も乾燥のサイン
頭皮…実はバリア機能がいちばん脆弱
顔…個人差がいちばん大きく表れる部位
背中…かきむしりで悪化することも
肘…見えないからつい油断しがち
手・爪…乾燥&老化が目立ちやすい
太もも…顔に比べて皮脂腺が圧倒的に少ない
膝…お手入れ不足が如実に表れる
すね…粉吹き悩みを訴える人、多数
かかと…体重を支える負担で角層も分厚く
編集部に寄せられたアワエイジ世代の乾燥の悩みをご紹介します。
乾燥老化Part1
なんとかならない?
全身の不快なカサカサ、粉吹き、かゆみ!
カサカサ、パリパリ、かゆかゆ、粉吹き…。乾燥とそれに伴う不快症状に悩む声が、OurAge世代の女性から編集部に多数寄せられています。あなたも思い当たるのでは?
「顔も体も粉を吹いて困っています。足、背中は、かゆみがひどいです」(40代)
「かかと、膝がカサカサ。タイツがひっかかる」(40代)
「職場のエアコンで空気が乾燥。夕方になると、顔がパリパリするような痛がゆさが襲ってきます」(50代)
「腕や脚の乾燥で白く粉を吹き、見るのが嫌になってしまいます」(50代)
「手指のひび割れがひどくなって痛いです」(50代)
「唇にリップクリームを塗らないと、いつも乾燥している。自力で潤うことは絶対に無理」(50代)
「口角やまぶたの上の部分がカサカサに。ひどいときは割れて出血したりします」(40代)
「入浴後にボディクリームをつけても次の日は背中や脇腹がカサカサに」(50代)
次回は、知っておきたい保湿用語をまとめました。
イラスト/平松昭子 取材・原文/山崎敦子