あなたは、どれぐらいの頻度で、どんな方法で“白髪染め”をしていますか?
私たちマイエイジ世代(40代、50代)の生活から切り離せない“白髪染め”。
当然、白髪染め、ヘアカラーに関する疑問や心配事も出てきますよね。
その疑問を解決すべく、ヘアカラー業界の第一人者でもある、人気ヘアサロン「kakimoto arms」のカラーリスト、岩上晴美さんにお話を伺いました。
白髪悩みに対しての、岩上さん流・アドバイスをご紹介します。
マイエイジ世代の女性に聞くと、「白髪を隠したい」「まだまだ、おしゃれな印象の髪でいたい」「髪や頭皮になるべく刺激の少ない方法で白髪を染めたい」という声が多数。それらの願望すべてを満たしてくれるヘアカラーを求めている人も多いはず。
モデルやおしゃれ業界人にも人気の岩上晴美さんのアドバイスは、きっと参考になりますよ!
Q1
白髪染めとおしゃれ染め、何が違うの?
A
白髪を染める茶色の色素の量が違います。
「カラー剤に含まれる茶色の色素の分量の違いです。茶色が少なく、髪を明るくする力が強いのがおしゃれ染め(ファッションカラー)。茶色が多く、白髪を染める力が強いのが白髪染めで、黒髪を明るくしながら白髪も染まります。白髪率が10%未満と少なめなら、おしゃれ染めでも比較的満足できます」(岩上さん)
Q2
長年、髪を染めていますが、ヘアカラーのトラブルが心配です。
A
対策しているサロンを選びましょう。自宅染めならパッチテストを。
「酸化染毛剤に含まれるパラフェニレンジアミンという成分によるアレルギーや、アルカリ成分による接触性皮膚炎などが、ヘアカラー剤の代表的な皮膚トラブル。Kakimoto armsには事前に頭皮の保護剤をつけ、カラー剤に酵素をプラスして、頭皮のpH値を早めに戻すメニューも。刺激やダメージを抑制する工夫をしています」(岩上さん)
ヘアサロンを選ぶ時は、なるべくこうした、保護剤をつけるなどの対策を取っているサロンを選ぶようにしましょう。
【上写真】酵素カラーは、染める前、薬剤を混ぜるとき、流すときの3段階で酵素を投入します。写真提供/kakimoto arms
Q3
いかにも白髪染めっぽい、真っ黒な髪色にはしたくないのですが…。
A
白髪をぼかす感覚のハイライトがおすすめ。
「白髪が少なめの人によくあるケース。この場合、染めたてはいいのに、しばらくたつと出てきた白髪が気になるという人がほとんど。それなら白髪染めでしっかり染めるより、おしゃれ染め+ハイライトで明るい筋を入れてぼかすようにすると、白髪と黒髪がうまく馴染みます。カラーリストのいるサロンなら相談しやすいですよ」(岩上さん)
Q4
ハイライトって何? メッシュとどう違うの?
A
どちらもウィービングという技術で、明るい毛筋を作ることです。
「太い毛筋をアクセント的に作るメッシュに対し、ハイライトは一定の間隔で細かく毛束をすくって作ることで、とてもナチュラル。白髪が伸びても目立ちにくくなるうえ、立体感や透明感が出るなど、メリットがたくさん。明るい部分はブリーチが必須なので、傷みには配慮が必要です」(岩上さん)
【上写真】「kakimoto arms」では、ハイライト部分が伸びても、次回も同じ毛筋をすくうことができる技術が! 写真提供/kakimoto arms
…40代、50代の“白髪染め”対策。ここで紹介したのは、まだまだほんの一部です。
さらに詳しく“白髪対策”の最前線を知りたい方は、MyAge夏号のヘア特集『きれいに染めて、育てて、傷みなし!~ヘアカラー派のための「白髪」解決策』をぜひ!お読みください。
イラスト/sino 取材・原文/伊熊奈美
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