東京-ロサンゼルス 5458マイル
「飛行機の中って乾燥するよねー」
「飛行機に乗るとちりめん皺ができるー」
「8時間も飛行機に乗っていたから顔がボロボロー」
という声をよく聞きますが・・・・・ それは機内の時間をムダに使っている証です。
たしかに、長時間のフライトの場合、機内の湿度は20%以下。
砂漠の平均湿度が20~25%と言われておりますから、
砂漠よりも乾いた場所ということになります。
でも大丈夫。 実は飛行機の中というのはスキンケアにうってつけの場所なんです。
なぜなら
①ほかにやることがあまりない
②暗いからなにをしていても大丈夫
(最近は、乗客によく眠ってもらうために、食事のあとすぐに照明を消す航空会社が多い)
インフライト美容と書きましたが、まずは家を出るところからスタートしましょう。
家を出るときにするのは、ボディケア。
顔は、あとからできますが、ボディケアは機内ではムリですからね。
シャワーを浴びたあと、濡れたままの身体にボディオイルをつけます。
濡れた身体にオイルをなじませると、ベタベタヌルヌルせず、さらっと仕上がります。
さらに、乾いてからもお肌がつやっとします。
脱いでも大丈夫なお肌ができあがりますよ。
南国へ行くために夏用の服で出発のときは、とくにおすすめです。
顔は普通にメイクしてお出かけください。
ここで厚めにアイクリームを塗る必要はありません。
もうひとつの準備は、化粧品。 機内への液体持ち込み規定は、 以下の通りです。
*100ml(g)以下の容器に入った液体物で、
容量1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に入るだけ。
※100ml以下の容器であったとしても、
透明のプラスチック製袋に入っていない場合は持ち込みができません。
*参照 成田国際空港公式webサイト(液体物の持ち込みについて<国際線>)
http://www.narita-airport.jp/jp/security/liquid/
結構これが大変。保湿をするのに十分な液体の化粧品を1リットル以下の袋に
収まるように選ぶのはパズルのよう。
私が今日、準備した保湿用基礎化粧品は、こんな感じです。
内容
RMK ハーブミスト(チョコミントフレーバー)
SK-Ⅱ STEMPOWER ESSENCE
SK-Ⅱ STEMPOWER(ミニサイズ)
シスレー ブラックローズクリームマスク
シスレー アイ コントゥール マスク
THREE コンディショニング SQ オイル(柑橘系のすごく良い香り!)
STI ナノスフィア シートゥーイークリーム 試供品2個
Elizabeth Arden Eight Hour Cream Lip Protectant Stick
ティアバランス点眼液 (ドライアイ対策)
さて機内へと移りましょう。
今日は、羽田からロサンゼルスまでの約9時間のフライトでございます。
食事の時間が終わって、機内の照明が落ちたら、まずお化粧を落とします。
クレンジング剤は、拭き取るだけ。水洗いする必要のないものを選びます。
おすすめは、『ビオテルマ サンシビオ エイチツーオーD 』100ml。
この容器のまま持ち込めますが、100ml の枠を使ってしまうので、
コットンに浸したものを小さな密閉袋に入れて持ち込みます。
洗う必要がないと言っても、やっぱり水で拭き取ってさっぱりしたい、という場合は、
コットンに機内でもらうミネラルウォーターを含ませて拭き取ります。
大きめのコットンをたくさんもちこみましょう。
ミネラルウォーターの代わりに、こうしたスプレー状のローションもおすすめ。
今回、もってきたのは、RMKのハーブミスト チョコミントの香り。
私は、機内独特の匂いが苦手。
ですから、大好きな香りをふんだんに浴びてしょっちゅうリフレッシュします。
香水はほかのお客様に迷惑なりますが、
スプレーローションのかすかな香りなら安心して使えます。
保湿機能のあるスプレーをトイレに立つたびに、たっぷり振りかければ、
リフレッシュ&保湿されますよー!
そのあとに、できたらパックもしたい・・・。
でも長いこと、機内で使用できる保湿パックを見つけられませんでした。
いくら暗くても、機内で白いシート状のマスクをつけたらスケキヨ(注:犬神家)・・・。
これまで長いことお世話になったのは、SK-Ⅱのアイマスク!
効果抜群のアイマスクは、機内では欠かせませんでした!
さらに、顔全体に使えるものはないか? 探し続けて20年余り・・・・そして・・・・
2015年2月・・・・やっと見つけました!!
‘リンスや拭き取り不要なクリームマスク’ by Sisley!!!
フェイス全体用のブラックローズクリームマスクを、目の周りを避けて、
顔全体と首にお肌が見えなくなるほど厚く塗ったら、
今度は目と唇用の アイコントゥールマスクを目の周りと唇に優しく塗って、
約10~15分たったらティッシュで優しく拭き取るだけ!ありがたーい!!
そのあとは、ウルトラ保湿クリームで仕上げます。
このナノスフィア シートゥーイークリームは、
昨年10月にファスティングで4kg痩せて、顔がげそっとこけ、
法令線のところに皺ができたとき、皮膚科の先生に勧めていただいたもの。
クリームで皺が取れるのかしら?と思いましたが、本当に皺がなくなりました!!
それからずっと愛用しているスペシャル保湿クリームです。
ここまでスキンケアをしたら「お休みなさい」。できるだけ寝るのも、大事なスキンケアです。
ここまでやっても「乾燥するな」というときは、フェイスオイルを乾燥している場所に塗ります。
THREE のフェイスオイルも香りがすごく良いので絶賛愛用中です!
着陸の1~2時間前、二回目の食事で機内がざわざわしてきたら、
今度は「お出かけ用メイクアップ」の時間です。
私は、起きたあと、もう一度スプレー保湿剤をたっぷり浴びて「洗顔」します。
そのまま乾かすと、乾燥しますので、ティッシュで押さえて拭き取ります。
それから美容液と保湿クリームを塗って、いよいよメイクです。
これが私の機内メイク道具。
容れ物は、トルコ航空に乗ったときにいただいたペンケース状の缶。
中身がすべて見えるし、安定感があるので揺れる機内で使うのにとても便利です。
化粧品は、すべてペンシル状のもの。
基礎化粧品で液体枠をいっぱいに使っているので、メイク用品はすべて固形のもの。
中身は、こんな感じです。
ファンデーション:BOBBI BROWN SKIN FOUNDATION STICK
パウダー:CHANTECAILLE
ほお紅:BOBBI BROWN Pot Rouge Lips and Cheeks
眉毛:ロレアルパリ スーパーライナー3イン1ブロウ
アイライン:BOBBI BROWN Perfectly Defined Gel Eyeliner
アイシャドー:BOBBI BROWN Long-Wear Cream Shadow Stick
口紅:RMK リップクレヨン
これでちゃちゃっと(笑)。 いくら乾燥対策をしても、まだお肌は乾き気味。
ですから、化粧品も、しっとりタイプのものばかり。
伸びが良くて、だまにならない製品を選び抜いてあります。
できあがり。
パジャマ代わりのパーカーを脱いで、持参したきれいな服に着替えれば
降りてすぐに「お仕事」の場合も、 降りた場所にダーリンが待っている場合も 大丈夫。
では、行ってきまーす!
協力/美容ジャーナリスト 加藤智一
井原美紀ブログ 旅の記録 Let’s GO TO SEE THE WORLD!
http://ameblo.jp/surpriseenterprise/entry-11950491290.html