京都「八坂神社」の南門から続く下河原通の町家に、イタリア フィレンツェのハーブ化粧品「Derbe(デルベ)」の国内唯一の直営店があります。
すでに日本では、百貨店やホテルのショップなどで、その製品を目にしたことがある方も多いはず。でも、本店は、なんと京都にあるのです。
「Derbe」が創業したフェレンツェは、ルネッサンス期、文化・芸術の都として花開き、さらに薬草研究も盛んに行われていました。フランスのアンリ2世に嫁いだカテリーナ・デ・メディチは、当時、最先端のイタリアのファッション、文化、そして香水をはじめ美容に関するさまざまな知識をフランスにもたらしたといわれます。
ある日、そんなフィレンツェ伝統の薬草組合「スペツィアーリ・フィオレンティーニ」の薬草処方集に出会った「Derbe」のマウロ・クレッシ社長が、その処方を基に、現代女性の美を叶えるハーブ化粧品メーカー「Derbe」を創業したのは、1995年のこと。以降、自然の力を活かした製品は、世界中の女性たちに愛され、日本にも、多くの愛用者が…。
さて、そんな「Derbe」の日本国内唯一の直営路面店が、銀座や青山ではなく、なぜ、京都に…?と思う方も多いはず。その最大の理由は、京都市とフィレンツェの姉妹都市関係が大きいそう。両方とも、歴史ある町であり、文化・芸術豊かな都市。その共通点も多いようです。そして今年は、姉妹都市50周年の記念すべき年を迎え、ますますその絆は強くなっているのです。
フィレンツェの伝統を受け継ぐ製品に、京都の町家を改装したショップの趣ある雰囲気は、まさにふさわしいもの。祇園という土地柄、愛用者には、芸妓さんたちも…。
「Derbe」の製品は、ジンジャー&ジャスミン、ラベンダー、ホワイトティーなどの全12種類の天然エキス配合した、やさしい香りが特徴。ボディケア、ハンドクリーム、ソープ、そして香水などのラインが揃っています。
でも、日本で、販売されている全製品が揃うのは、ここ祇園本店だけ。
また、祇園本店では、京都限定の香りのシリーズなども登場するそう。
さらに、京都東山の「信三郎帆布」とのコラボで生まれたオリジナルトートバッグ、またはポーチは、好みのミニハンドクリーム付きの京都だけの限定セット。
自然の芳しい香りに包まれるバスタイムは、心と体を癒す貴重な時間。クリーミーな泡立ちのソープやバス&シャワージェルで全身を洗った後は、ボディクリームで、潤いをプラス。さらにしっとりスベスベ肌へ。
手に気を遣う京美人が手放せないハンドクリーム。常にバッグに入れて、こまめに塗るのが、美しい手を保つコツ。ここなら好みの香りが選べます。
フルラインが揃う「Derbe 祇園本店」。まだ知らない香りに出会うかもしれません。
Derbe 祇園本店
京都市東山区下河原通清井町480
☎075-708-8356
営業時間11:00~19:00 不定休
小原誉子
ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」