万年1本結びからの変身に躊躇しているミーナとは大違い、1回目のヘアカットから、さらに短くカット!の女優・とよた真帆さん。常にGO!なのが、美女の心意気ですね。
15年来のおつきあいである『TWIGGY』の松浦さんの手で
『’60年代フランス女優風ボブ』に変身したとよた真帆さん。
ところが、変身願望が収まらなかったようで……。
仕上げた髪からさらに変身。まさかの展開に!
すっかりフレッシュな気持ちでカメラの前に立ち、微笑むとよたさん。
順調に撮影が終わってお疲れさま〜のはずが、
意外な言葉がこぼれました。
「なんだか、もっとバッサリ短くしてみたくなっちゃった…。
今からショートにしたらダメですか?」
一瞬、松浦さんもスタッフもポカンとしたことは言うまでもありません。
「松浦さんのカットは、でき上がったその場で
『もう何年もやっているみたい』と勘違いするほど馴染むんです。
さっきもそう思いました。でも2時間の命だった。
ちょっと甘い感じのボブに満足しちゃって。
そしたらもっと違う髪型、
ショートにしてみたいという欲求が抑えられなくなってきたんです」
「真帆ちゃん、やりましょう。切りましょう。
それ、珍しいことじゃないんです。
お客さまでも、バッサリ切ったあとに『もっと切りたい』と言う方はよくいます。
つねに変わろうとする女性の気持ちそのものなんですよ!」
と、松浦さんが提案してくれたのは、
サイドが長めのショートヘア。
またまた躊躇なくハサミが入ります。
BEFORE

さっき仕上げたばかりのスタイル。
本人も松浦さんも「今までに見たことのない真帆」と言っていたばかりでしたが…。
「正直、皆さんに『かわいい♪』と言われるほど、なんだか違う気がして。
ショートでかわいいと言われるのは本望だけれど、
ボブで甘い印象になるのは、私っぽくないように思えてしまったんです」。
なるほど!

スタジオにセッティングしていたカメラの前で、
予期せぬカットがスタート!
みるみる新しいショートスタイルができ上がっていきます。
松浦さんのハサミさばきに見とれてしまいそう。

スタイリングには、ヘアワックスとオイルを混ぜて使用。
どちらもツイギーが開発した「ユメドリーミング エピキュリアン」のアイテム
そして1時間後。
カットが終わりスタイリングが仕上がる頃には、
服やピアスを選ぶ表情がさらに生き生き輝いてきました。
「『あ、これが今の私だ!』という気がしてます。
いろんな服が着られる予感がして、すごくうれしい!」
と、とよたさんが言えば、松浦さんは
「あれ? もしかしてこれは真帆ちゃんの計画だったんじゃない?
さっきかけたパーマもそのまま利用できてしまうし、あまりにできすぎた展開!」
「そんなことありませんよ。絶対に計画じゃないですから〜」
思いきりのいい二人、素敵です!
「今の気分に寄り添ってくれる、そんな髪型をしていたい」


スパンコールのトップス¥78,000/サポートサーフェス
ピアス¥210,000/サカイトレーディング(ロッチャ)
先のボブスタイル同様に、
こちらも一瞬でイメージを変えられるヘアスタイル。
松浦さんの十八番です。
上は、短い前髪をそのままアクセントにしてスタイリング。
下は、そこからトップの髪を斜めにおでこへかぶせ、
「ひと手ぐし」でできるクイックアレンジ。
エレガントに見せたい気分の日にはこちらを。
髪を切ると、似合う服も違ってくる!
このワクワク感が好き

頭の形がよく、キュッと顔が小さく見えるショートヘア。
衿あしをフェザーのようにカットしたぶん、
サイドは長めに残してバランスをとっています。
とよたさんが驚いたのはこのスタイルにしたら、
衿の詰まった服も似合ってしまうこと。
「切る前なら、きっと何か巻きものが必要だと思ったはず。
やはりショートにすると服の幅は広がりますね。
それに、ロングだと赤いリップはちょっと…と思うけど、
短い髪には真っ赤も気後れしないでつけられそう」
とよた真帆さん Maho Toyota
profile
1967年生まれ。女優。
173㎝の長身を生かし、高校時代にモデルデビュー。
22歳で女優に転身。
映画、ドラマ、舞台で活躍する一方、
趣味の絵画では個展を開催、
京友禅の絵師として着物のデザインも手がけるなど多才。
趣味はほかにカメラ、料理、歌など。
芸能界きっての石・地層マニアとしても有名。
TWIGGY(ツイギー)
DATA
東京都渋谷区神宮前3-35-7-001
☎03-6413- 1590
営業時間月・木曜10:00~19:00 水・金曜11:00~20:00
土曜11:00~19:00 日曜、祝日10:00~18:00
定休日火曜
カット¥7,000~
撮影/板野賢治
メイク/尾花ケイコ スタイリスト/梶原寛子
取材・原文/蓮見則子


