はじめまして!憧れの京都暮らしを始めて3年。その深い魅力に、すっかり虜に…。
その中で、多くの素敵な京おんなたちと出会い、上手に歳を重ねることの素晴らしさ痛感。昔から美意識の高い京都。そこで暮らす麗しい京おんなの評判の品やヒミツをお伝えします。
お椀の蓋を開けると、フワーっと広がる爽やかな柚子の香り。京料理をいっそう味わい深くする香りです。京の人々に愛される柚子の香りは、心を癒すアロマ効果があるといわれますが、その魅力は、香りだけではありません。
「京のしゃぼんやの柚子石鹸」40g 630円
果皮に多く含まれるリモネンという成分は、血行を促進し、新陳代謝を高める働きがあるそう。寒い冬至に柚子湯に入る風習は、柚子の体を温める働きを利用したものなのです。さらに、美肌に欠かせないビタミンCの含有量は、柑橘類の中でもトップクラス。
京都では、そんな優れた柚子の美肌パワーを使った手づくり石鹸が人気です。実は、柚子と京都の関わりは、歴史的にもとても深く、原産国の中国から日本に渡来して、最初に本格的な国内栽培が始まったのは、14世紀の京都でした。花園天皇が、京都の北西部の清らかな水に恵まれた山里の水尾に、柚子を植えられたことからとか…。今も、京都で水尾の柚子と言えば、高級料亭で使われる良質の柚子の代名詞。
ご紹介する「京のしゃぼんやの柚子石鹸」は、その水尾産の柚子精油を、ふんだんに使い、100%自然素材にこだわった手づくり石鹸。でも、多量の柚子から、水蒸気蒸留法で採油される天然柚子精油の量は、驚くほど少ないもの。それをたっぷり使うのですから、なんとも贅沢。
柚子の爽やかな香りに包まれながらの洗顔は、疲れを癒すひとときに。さっぱりとした洗い上がり肌は、しっとりとなめらかな感じです。柚子は、病気や虫害に見舞われにくく、無農薬栽培されるため、精油自体の安全性も高いそう。洗顔だけでなく、全身に使うのもおすすめです。バスルーム全体に漂う柚子の香りが、いっそう心を癒します。
京のしゃぼんや
京都市中京区三条通高倉東入ル桝屋町55 ☎075-257-777
小原誉子
ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」 http://blog.goo.ne.jp/mimoron/