夏は暑くてお化粧するのも面倒だし~、それに、どうせすぐにくずれるから~、とメイクアップを敬遠(サボってる)人も多いですね。ミーナは、一応ちゃんとベースメイクをして会社に行ってますよ。仕事柄、コスメは新製品を試す機会に恵まれているのですが、そこで感心するのが、ベースメイクの進歩です。夏のメイクはくずれる、という思い込みはもう過去のもの!今回ご紹介する中から、ぜひ自分にあうものを見つけてくださいね。
夏肌の悩みは人それぞれ。快適に美しい肌をつくるためには、ベースメイクは悩みに合わせて選ぶことが重要。くずれる、乾く、日焼けする、くすむ、4つのお悩みに合わせてアイテム選びを紹介します。
肌をどう見せたいかで使い分けるのが正解!
他の季節に比べて、環境やライフスタイルに左右されやすいのが夏肌。エアコンの効いた室内で過ごすことが多いか、日差しの強い屋外で過ごすことが多いか、また、自分の住んでいる地域の紫外線量や大気汚染状態によっても、肌の状態や悩みも変わってきます。ですから、ベースメイクを選ぶときは、環境や肌状態、どんな肌になりたいのか、などを考慮して選ぶことが大切です。今回は、ヘア&メイクの広瀬あつこさんにアドバイスをいただきながら、悩みに合わせたベースメイク選びを提案していきます。
「ファンデーション1品に頼るのではなく、悩みに合わせてサポートしてくれるアイテムを併せて使うといいですね。例えば、皮脂や汗による化粧くずれが悩みの場合、鼻まわりからくずれることが多いもの。皮脂を吸着する効果のある毛穴用美容液を仕込みアイテムとしてプラスすると、くずれ防止になります。夕方になると肌がくすんだり、にごったりするという人は、ピンク系の下地やCCクリームを使うことでくすみにくくなります」と広瀬さん。
また、大切なのは丁寧に仕上げること。暑くて面倒だからと、雑に塗ってしまうと、ファンデーションやパウダーなどの本来の力が発揮されず、 肌が滑らかに見えないだけでなく早くくずれたり、乾燥したりしやすくなる心配も。1品でOKのBBやCCも丁寧に塗ることで美しさに差がつきます。
「メイク前のスキンケアから塗り方なども時間をかけること。まさに〝急がば回れ〞で、夏のベースメイクに違いが生まれます」
とにかくくずれやすい!
厚塗りがくずれを招くから薄く、肌に密着させるように塗ること
夏は皮脂分泌が活発になるだけでなく、OurAge世代特有の汗問題でファンデーションが流れてしまう、という声もよく聞きます。くずれにくさをうたったファンデーションを選ぶとともに、厚塗りを避けることが大切。「ファンデーションの厚塗りはくずれと直結。特に鼻まわりやフェイスラインはごく少量で仕上げることでくずれにくくなります。また、Tゾーンには毛穴専用下地を使うのもおすすめです」(広瀬さん)
[右から]
するんとのびてピタッと肌にフィット!
密着性と皮脂吸着性に優れた処方で、時間がたってもテカリ、よれ、毛穴落ちしにくい。すーっとのばすだけで圴一で薄くのび広がり、内側から発光するような肌に。
エバークリスタル リキッドファンデーション 302 SPF25/PA++¥7,000/コスメデコルテ
ファンデーション感覚で使えるCCクリーム
単品でも、下地としても使えるから便利。厚ぼったさはまったくないのに、素肌そのものが美しくなったような自然なカバー効果も魅力。
SK-Ⅱ オーラアクティベーター CCクリーム SPF50+/PA++++ 30g ¥8,500(編集部調べ)/マックス ファクター
屋外や運動シーンでも便利なBBタイプ
汗をかいてもくずれにくいウォータープルーフタイプ。スキンケア後、これ一本でベースメイク完了。
コフレドール グラン カバーフィット BB(ウォータープルーフ) ライトベージュ SPF 40/PA+++25g ¥2,700(編集部調べ)/カネボウ化粧品
撮影/玉置順子(t.cube)〈人物〉 ケビン・チャン〈物〉 ヘア&メイク/広瀬あつこ
スタイリスト/安部祐美(GENI) 取材・文/近内明子