年齢とともに感じるようになる髪の衰え。でも、美髪を育むには、髪だけでなく、頭皮のダメージにアプローチすることが大切とか。ツヤのある美しい髪のために、頭の筋肉を動かし血流を高める頭皮マッサージを! ヘッドスパ美容研究家でありヒーリングヘッドセラピストの第一人者、 山本幸恵さんに自宅でできる簡単なケア法を伺いました。
山本幸恵さん
深頭筋ヘッドセラピスト/美容施術家。自ら編み出した「深頭筋セラピー」で注目を集め、撮影や講習活動なども幅広く行う
「40〜50代にかけては、細胞力の衰えがより顕著になるだけでなく、シャンプーやカラー剤などの残留物が年々蓄積され、頭皮を荒らしている状態です。加えて、白髪染めの頻度が増すため、どうしても頭皮のダメージが深刻化する世代。そのことをしっかり自覚して、守るケアを取り入れることが大切です」と、山本さん。そこでおすすめなのが頭皮マッサージ。いつでも手軽にでき、人体機能に基づいたケアなので、人間が本来もっている免疫力を高めることができます。そこでまずは、頭皮の状態をセルフチェックすることからスタート。指の関節で頭を押すだけで気軽にチェックできます。凹んだ跡が元に戻るまでの時間が長ければ長いほど、むくみが強く、痛みがあるほど、コリが出ています。
頭皮マッサージの前に、まずは頭皮の状態をセルフチェック。フェイスラインのすぐ下に親指の第一関節を当て、10秒強プッシュ。2分経っても凹んだ跡が戻らない場合は、むくみが出ている状態です。
軽く握った両手の第二関節を耳の上に当てたら、ぐりぐりと回して。痛みが強かったり、ゴリゴリした場合は、コリが出ている証拠です。
「ツヤ美髪を育む頭皮マッサージ② 1日1分のデイリーケア」 は、明日お届けします。お楽しみに!
撮影/小山志麻
頭皮マッサージの他、ドライ&スタイリングや、カラーリングにまつわる美髪術を、本誌で読むことができます!