ドライヤーは髪が傷みにくいタイプを使っているミーナですが、使い方が間違っていると元も子もありませんよね。今回は、ドライヤーやヘアアイロンの正しい使い方をしっかりレクチャー。髪がふんわり立ち上がって、薄毛がカバーできるとうれしいです。
ドライヤーやヘアアイロン、どんなふうに使っていますか?
髪のためには、傷みにくいドライヤー&ヘアアイロンを選ぶだけでなく、使い方にもポイントがあるとか。
引き続き、ヘアサロン「FIX-UP OMOTESANDO」のクリエイティブディレクター・横谷さんにご指導いただきます。
教えていただいたのは
横谷百栄さん Momoe Yokotani
1973年生まれ。ヘアサロン「FIX-UP OMOTESANDO」のクリエイティブディレクター。
その人に合ったスタイリッシュなスタイルから、髪質を生かした自然なスタイルの提案まで、マルチにこなす。高い技術と幅広い知識を持ったアーティスト。
OurAge世代は、髪の根元を立ち上げることを重視して
商品選びも大切ですが、髪の根元がぺしゃんとなり、うねりが出やすいOurAge世代は、ドライヤーやヘアアイロンの使い方も大事と言う横谷さん。
「ドライヤーもヘアアイロンも、ポイントとなるのは根元の髪です。 洗髪後にドライヤーをかける際、毛先ばかりを乾かす方もいますが、頭皮が乾いていないと、すぐに髪はぺしゃんとつぶれてしまうんです。下を向いて根元に風をあてるように乾かせば、ボリュームも出ますし、うねりのない髪を長時間キープできます。
アイロンも一緒で、髪の根元に立ち上がりをつけるようにあてるのが、ボリュームアップさせる基本。特にストレートタイプのアイロンは、根元に入れ込みやすいのでおすすめです。髪を傷ませないよう、洗い流さないヘアトリートメントを事前につけるのも効果的」
トップの髪がつねに立ち上がるよう、ドライヤーの熱でクセづけを
1 最初に、頭を下げた姿勢で8~9割乾かす
トップの髪が立ち上がるよう頭を下げる姿勢で。髪の根元を手で左右に動かし、その動かしている個所に向けて、ドライヤーをあてます。
2 上と下でドライヤーのあて方をチェンジ
後頭部の髪を、上と下の2段階に分けて乾かします。後頭部の上側は下→上に向けて風をあて、下側は上→下に向けて風をあてます。
3 普段と反対側の分け目の根元を乾かす
いつも同じ場所で分け目を作ると、ぺしゃんとしがち。2のあと、普段とは反対側の分け目付近から風をあて、髪を流すようにします。
この後、ヘアアイロンを使うと、さらにボリュームアップがかないます。次ページへ GO!
ヘアアイロンで、トップと前髪を根元からボリュームアップ!
1 トップの髪を根元から立ち上げる
トップの髪の束を持ち、根元にアイロンを入れ込みます。前に向かってラウンドするように、毛先までゆっくり動かしていきます。
2 前髪に根元からCカールをつける
前髪もぺしゃんとなりやすいので、毛先を持ってアイロンを根元に入れ込みます。Cカールを描くように、毛先に向かって動かします。
3 トップの髪をもみ込み、さらに立ち上げる
最後に、手の指の腹全体を使い、トップの髪を無造作にキュッキュッともみ込んで、立ち上がりをつけます。より自然な仕上がりに。
撮影/鈴木希代江
ヘア&メイク&プロセス指導/横谷百栄(FIX – UP)
モデル/神保美奈子 スタイリスト/本瀬久美子
取材・原文/中島 彩