皆さん、こんにちは! 美容・香水ジャーナリストのYUKIRINです。
東洋医学のひとつとして知られる漢方は、さまざまな生薬の組み合わせによって、体質や症状に対応できる、鍼灸や食養生を含めた医学療法のこと。中国から伝わったのち、日本でも独自に発展し、古来から健康と美容の両面で支持されてきました。体を健やかに保ちながら、美容効果も期待できる漢方の服用については、エイジングケアに注力したい40代、50代も詳しく知りたいところですよね。
しかし、自分の体の状態にどの漢方が合うのか、自分で判断するのはなかなか難しく、専門医や専門家のアドバイスを必要とすることも多いため、初心者にはハードルが高く感じることも。そこで今回は、和漢ビューティの中から”つかる漢方・焚く漢方”というキーワードで、私のおすすめのアイテムをご紹介したいと思います。
“つかる漢方・焚く漢方”とは、漢方医療や漢方薬に使われる和漢植物を、入浴剤やキャンドルで生活に取り入れることを私流に表現してみました。飲む以外の方法で、和漢植物の美容成分を、皮膚の上からや鼻などの粘膜から経皮吸収していきます。
明治時代より続く「亀田利三郎薬舗」の、
スパハーブ シリーズ
120年の歴史を持つ和漢伝統薬「赤井筒薬六神丸」が有名な、京都の老舗「亀田利三郎薬舗」。実は私も、この4年ほど「赤井筒薬六神丸」を購入して飲んでいることから、スパハーブ シリーズがあることを知りました。スパハーブ シリーズは、体の芯までぽかぽかにし、ストレスを少しでもやわらげる健康法を提案したいと、天然の生薬のみを不織布の中に入れた漢方の入浴剤です。
寒い季節や、冷えが強い方におすすめの「玄武ゆ」(下写真)は、万病のもとと言われる冷えに着目し、体の芯から温めてほぐすことを目的とした生薬がブレンドされた入浴剤。体を温め、冷え性に良いと言われる漢方として、当帰(トウキ)、川芎(センキュウ)、陳皮(チンピ)、高麗人参(コウライニンジン)がブレンドされています。
湯上がりなどに肌の乾燥が気になる方には、美肌効果の高い漢方や肌あれ予防におすすめの漢方として、カミツレ、桃の葉、当帰(トウキ)、甘草(カンゾウ)がブレンドされている「白虎ゆ」(下写真)を。湯上がりの肌がしっとりと柔らかくなります。心を落ち着けてくれる香りで、ストレスもやわらげてくれます。
2024年の辰年のために作られた限定品「笑のゆ 辰」(下写真)は、小豆(赤小豆)が使われています。小豆は、解毒や利尿作用があると言われており、美肌効果も期待できる漢方です。昔は、赤い色が邪気を祓うと信じられていたことから、お赤飯がお祝いの席に欠かせない存在で、今もその風習は残っていますよね。桂皮(シナモン)と、丁子(クローブ)の2種が1箱となっており、どちらも身体を温めたり、巡りを良くしてくれる漢方です。
玄武ゆ 1袋 ¥794・白虎ゆ 1袋 ¥660・笑のゆ 辰 1箱(2袋セット)¥1,320
和漢素材由来のスキンケアブランド
「BEAW.(ビュウ)」の大和言葉キャンドル
スキンケアとサプリメントにより、体の外側と内側からの和漢植物ケアを提案するブランド「BEAW.」。日本古来、和歌に使われていた大和言葉のイメージで作られたキャンドルは、オフタイムやスキンケアタイムに焚くことで、心地よい香りを届けてくれます。江戸時代後期から続く香料メーカーとともに作られており、純国産大豆ワックスなど天然由来成分も贅沢に配合しています。
「あたらよ」(下写真)は、明けてしまうのが惜しいほどの夜という意味を持つ「あたら夜(可惜夜)」という大和言葉にインスパイアされています。なじみ深い紅茶の香りに、果実や樹々、大地のような森を感じる香りが重なります。
ブレンドされている香りのひとつであるパチュリは、漢方中医学に基づく中医アロマの世界では胃腸を元気にし、湿(水分のこと)を除く働きがあると言われているため、胃腸の不調を感じる日や、むくみが出やすい日、湿気の多い雨の日に火を灯して焚くのがおすすめです。
BEAW.キャンドル 105 あたらよ 180g ¥8,580
入浴剤や香りでも漢方に着目して、ぜひ生活に取り入れてみて!
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亀田利三郎薬舗 公式ホームページ
BEAW. 公式ホームページ
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YUKIRIN / 美容・香水ジャーナリスト
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