毎日使うベーシックアイテムでエイジングケアが可能に！
ローション選びが美肌への鍵をにぎる時代が到来しそうです
日本人はローションが大好き。オールインワンでスキンケアを済ませている人でなければ、洗顔後の肌に必ずや使っているのではないでしょうか。
従来、「ローションで水分を与えて乳液やクリームでフタをする」、「肌悩みに合わせた美容成分は美容液でチャージ」という考え方が一般的でした。もちろん、これまでのローションや乳液にも美容効果はあります。
ところが、今年のスキンケアトレンドで目立つのは、「毎日必ず使うローションにこそ高機能な美容効果を」という考え方。今までスター製品の座を美容液に奪われていたローションが主役に抜擢されているのです。
今回紹介する4ブランドのローションは、使ってみると、これなら美容液はいらないのでは…とさえ思ってしまう逸品ばかり。乳液やクリーム、美容液を併用すればさらに良いのですが、気になるブランドを試したいときもローションからなら気楽です。
黒麹発酵パワーで肌の運命を軌道修正する「コスメデコルテ」のローション
「お肌の曲がり角」ってよく言いますよね？
私はもう何度も曲がっていますが、40代、50代の皆さんなら身に覚えがあるのではないでしょうか。
コスメデコルテの新ローションは、「若々しさの分岐点にダイレクトにアプローチ」するというもの。つまり、老化に向かう分岐点における細胞構成のアクティブな状態を維持して、老化細胞の発生を抑えるというのです。
そのために配合されているのが、独自の天然由来成分「黒麹発酵液」。そして、コスメデコルテといえばリポソームのテクノロジー！ 独自の老化研究技術に基づく複合成分を含有し、化粧水用に生まれた「多重層バイオリポソーム美容水」が配合されています。
これらの組み合わせで、肌細胞の遺伝子に働きかけて、老化細胞へ変化しない運命に導こうというわけ。
毛穴の目立ちや乾燥小ジワ、くすみ、きめの乱れ、ハリの低下などエイジングが気になる肌におすすめです。
使用感はまろやかに肌に浸透する心地よさ。香りは、黒麹発酵のほのかな甘みと清々しくエネルギッシュなシトラス、ムスク、セダーウッドをブレンドしています。
●コスメデコルテ ユース パワー エッセンス ローション 150ml ￥16,500／コスメデコルテ（2025年9月16日発売）
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“美の回復スイッチ”を起動して肌悩みに働きかける「ランコム」のローション
疲れがなかなか取れなくなったとか、傷の治りが遅くなったと感じることはありませんか？ 40代、50代を過ぎると、何かと回復力が低下してしまいますよね。それは、肌も同じこと。
ランコムが着目したのは、「肌の自己回復システム」です。新ローションに配合されたのは、この美の回復スイッチを起動させる「βグルカンCM」。この成分はイースト由来の純度98%の多糖体で、回復力の鍵となる肌内のタンパク質を活性化します。そして、この成分は保水力にも優れているんです。
さらに、このローションには美肌ケアをかなえるプロキシレンやマルチヒアルロン酸、アデノシンなどパワフルな美容成分を配合。
とろみのあるテクスチャーで肌に素早く浸透し、保護膜を張ったような頼もしい使用感。日々のダメージをリセットしながら、潤いと弾力、ハリ、ツヤのある肌に導いてくれます。
●ジェニフィック アルティメ エッセンス ローション 150ml ￥9,900／ランコム
進化型コラーゲン成分で肌にハリをもたらす「エリクシール」の化粧水
40代から特に気になり始める肌悩みって何でしょう？
ハリ感の低下ではないでしょうか。なぜ？ 肌のコラーゲンが減ってくるから？
ではコラーゲンを補給、もしくは産生させて増やせばいいかというと、それだけではダメみたいです！
若いときのコラーゲンは太くて丈夫。増やすだけではなく、強いコラーゲンに育てなければならないのです。資生堂が最新のコラーゲン研究で開発したのは、コラーゲンを太く丈夫に育成する「コラジェネシス®」という新成分。
この新成分は14万通りの組み合わせから厳選、開発されたというからスゴイです！
リニューアルされたエリクシールの化粧水は「コラジェネシス®」配合で、コラーゲンを育成する仕組み。これにより、潤いに満ちたハリツヤ」肌に。小ジワや毛穴も目立たなくなります。乳液にも同成分が配合されているので、セット使いがおすすめ！
●エリクシール リフトモイスト ローション しっとりタイプ ba（医薬部外品）170ml ￥3,410（編集部調べ）
●エリクシール リフトモイスト エマルジョン しっとりタイプ ba（医薬部外品）130ml ￥3,960（編集部調べ）／エリクシール
※それぞれ、「みずみずしいタイプ」もあります。
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角層の光をコントロールする「アルブラン」のローションで明るく透明感ある肌に！
大人世代の多くが持つ肌悩み「透明感のなさ」、「くすみ」。花王の調査では、これらの肌悩みを持つ人は30代から急増して50代でピークを迎えるそう。私も肌のくすみは常に気になっていて、まさに！という感じです。
年齢とともに肌の透明感を妨げる“黄ぐすみ”が目立ってくる要因は、角質の糖化。また、加齢により角層で光が散乱する量が減少してしまうことです。
こうした花王の知見により誕生したのが、アルブランの新ローション。
角層細胞を美容液成分の潤いで満たし、さらに植物成分を含む独自の保湿成分「クリアフィルター成分」で光を射すような透明感をもたらします。メラニンの生成を抑えてシミを防ぐ有効成分L-アスコルビン酸２-グルコシドも配合されていて、肌のにごりにもアプローチ。
とろみのあるテクスチャーで、肌に優しくなじむ使用感。大人世代特有のくすみや透明感のなさが気になる肌におすすめです。同じテクノロジーを搭載した夜用・昼用のエマルジョンをセットで使うとさらに効果的！
●アルブラン ザ ローション（医薬部外品）140ml ￥5,500
●アルブラン ザ エマルジョン（夜用、医薬部外品）Ⅰ・Ⅱ 80ml、Ⅲ 80g、Ⅳ 55g 各￥6,050／花王（2025年10月11日発売）
※それぞれ、季節や肌状態により選べる4タイプがあります。
商品の詳細は各ブランドの公式サイトをご覧ください。
撮影・取材・文／中込久理
