顔たるみの予防と対策のために知っておきたい新事実を、皮膚科医の慶田朋子先生に解説していただきました。
Q2.顔面の骨やせ対策は何をすればいい?
A.食事と運動で骨を育てましょう。
「骨やせを防ぐには、骨をつくるために必要な栄養素をとることです。欠かせないのがカルシウム。小魚のほか、牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐などの大豆製品、小松菜や青梗菜などの野菜に多いのでしっかりとりましょう。また、カルシウムの合成を助けるビタミンDも必須。きくらげや干ししいたけ、イワシ、サンマなどに豊富です。ビタミンDの合成には日光浴も必要ですが、紫外線は皮膚によくありません。ビタミンDの合成には、夏だと手のひらに 10 分ほど紫外線を浴びればいいとされているので、ほかの部分は日焼け止めでガードを。サプリメントでビタミンDを補うのもおすすめです。骨は重力刺激によって育つので、ウォーキングなど適度な運動も取り入れて」
骨の材料になるカルシウムは体内で作られないので、毎日の食事で補いましょう
次回は、Q3.加齢で大顔化、四角顔化するのはなぜ? についてご紹介します。
イラスト/平松昭子 取材・原文/和田美穂