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40代「顔が大きくなった?」加齢で大顔化、四角顔化するのはなぜ?

慶田朋子さん

慶田朋子さん

銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。皮膚疾患から美容皮膚科まで幅広く診療。著書『実は老化を加速! 女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)が話題

加齢とともに"四角顔化"するというコワイ事実が!
予防と対策のために知っておきたいたるみ新事実を、皮膚科医の慶田朋子先生に解説していただきました。

 

 

Q3.加齢で大顔化、四角顔化するのはなぜ?

 

A.筋肉の肥大、脂肪の減少、
コラーゲンの弛緩、骨やせが4大原因です。

 

「加齢とともに、顔はたるむだけでなく、大きくなっていきます。まず 20 代頃から肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが減少し、たるみやすくなります。そして 30 歳前後から起こるのが筋肉肥大。くいしばり癖などによって嚙むときに使う咬筋(こうきん)や側頭筋が肥大したり、あごに力を入れる癖などで下あごのオトガイ筋が発達しやすく、顔が大きくなっていきます。

 

さらに 20 代後半になると脂肪が萎縮してきて量が減るうえ、それを支える靭 帯 (じんたい) やコラーゲンは伸びてくるため、ハリがなく緩んだ皮膚が下がってきます。特に脂肪が萎縮しやすいのが、頰やこめかみ、額、口まわりです。加えて 30 代半ば頃からQ1Q2でお話しした骨やせも起きます。こうして土台である骨がやせて脂肪は減るので、皮膚がなだれを起こし、顔が大きく、四角くなるのです」

 

 

青い部分=脂肪が特に減るところ(左右とも同様)

ピンクの部分=筋肉が肥大するところ

緑の部分=皮膚が伸びるところ(左右とも同様)

 

 

加齢に伴い、皮膚の伸びや筋肉肥大、脂肪の減少、骨やせが起こりやすいのは上のパーツ。

これが大顔化、四角顔化の原因に!

 

 

 

 

 

イラスト/平松昭子 取材・原文/和田美穂

 

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