ウォーミングアップを行って筋膜がほぐれたら、自分が気になる場所の筋膜をピンと張るためのケアを。たるみだけでなく、シワの悩みも、筋膜リフト美顔のメソッドでアプローチできます。
エイジングパートにアプローチする前に行いたい、「筋膜をほぐす」ウォーミングアップはこちら
【プレミアムケア】
エイジングパートにアプローチ
首のシワ、あご下とフェイスラインのたるみ
→【広頸筋】
●【10秒〜3分】行いましょう!
気になる二重あごも、広頸筋の筋膜をピンと張ることで改善。姿勢を正して舌を上あごにぴったりつけ、口を閉じます。右を向いて右手の親指をあご下に引っかけ、前方に引っ張ってセット完了。
●広頸筋に働きかける動きで、くっきりV字形のあごを目指して!
右手の親指であごを前方に引っ張ったあと、左手の親指と人差し指でフェイスラインをつまみながら、あご→耳下まで、右手の親指と引っ張り合うようにしてすべらせます。
停止部付近に来たら、左手の人差し指、中指、薬指をそろえて肌に当て、胸鎖乳突筋に沿って下ろします。上写真の位置まで来たら、引っ張り合いながら10秒キープ。反対側も同様に
お約束
皮膚をこすらないこと!
「筋膜リフト美顔」は皮膚表面をこすりません。指は皮膚の上で動かさず、指で圧をかけながら、皮膚の奥の筋膜を動かすようにします。これを「ずり圧」といいます。この動きにより失われていた水分が戻り、筋膜がほぐれます
〈顔まわりの重要な筋肉〉
これらを覆う筋膜が顔たるみの原因になります。覚えておきましょう。
顔筋膜リフト・セルフケアトレーナー。1969年生まれ。著書『一生、進化する筋膜リフト美顔 自分の手で、すぐに10歳若返る』(主婦の友社)が好評
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/鈴木京子 監修・モデル/佐藤由美子 取材・原文/伊熊奈美