ウォーミングアップを行って筋膜がほぐれたら、自分が気になる場所の筋膜をピンと張るためのケアを。たるみだけでなく、シワの悩みも、筋膜リフト美顔のメソッドでアプローチできます。
「筋膜をほぐす」ウォーミングアップはこちら
【プレミアムケア】
マリオネットライン
→【口角下制筋・広頸筋】
口角から下向きに伸びるシワ(マリオネットライン)があると老けた印象に。ポイントはあごから首にかけての広頸筋。ここの筋膜をピンと張った状態にすると、引き下げられていた口角下制筋が開放され、改善されます。
●広頸筋の筋膜が整うと口角がアップ
正面を向き、左手の4本の指の腹を左の鎖骨の表層の皮膚に密着させ、下に下げるようにします。右手で、左の頰骨の皮膚を上に持ち上げて引っ張り合います。その後、首を真横に45度傾けて10秒キープ。反対側も同様に
お約束
皮膚をこすらないこと!
「筋膜リフト美顔」は皮膚表面をこすりません。指は皮膚の上で動かさず、指で圧をかけながら、皮膚の奥の筋膜を動かすようにします。これを「ずり圧」といいます。この動きにより失われていた水分が戻り、筋膜がほぐれます
〈顔まわりの重要な筋肉〉
これらを覆う筋膜が顔たるみの原因になります。覚えておきましょう。
顔筋膜リフト・セルフケアトレーナー。1969年生まれ。著書『一生、進化する筋膜リフト美顔 自分の手で、すぐに10歳若返る』(主婦の友社)が好評
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/鈴木京子 監修・モデル/佐藤由美子 取材・原文/伊熊奈美