トータルビューティーサロン運営やサロン発のオリジナルプロダクツの製品開発を行っているuka(ウカ)。私も以前からヘアケアアイテムやネイルオイルなどを使っていますが、今年7月にサステナブルの先のステージへ取り組む「Regenerative Good」シリーズより新しいヘアケアを発売しました。
子どもの頃からよく訪れている伊豆の海。私は特に下田が大好きなのですが最近はあまり行く機会がなく、今年3月に久しぶりに遊びに行くことができました。青い海の景色が迎えてくれて、「ここはいつも変わらず美しい」。そう思いました。
ところが、ウカの発表会で聞いたのは思いもよらない伊豆の海の事実。自然環境の破壊と、それに立ち向かう人の努力がそこにあったのです。
発表会に登壇した海洋学者でサーファーの佐藤延男さん。伊豆に住み、山林と海の環境活動もされています。そこで聞いたのは、以下のような事実。
日本の人口が増加していた昭和の時代、伊豆には材木を得るために檜と杉が植林されました。その後、人々の生活がコンクリート化すると材木の需要が減り、輸入木材の増加もあって山林は放置状態に。茂り過ぎた森は地面に日が差さなくなり、落葉樹が減ると腐葉土ができなくなりました。そして、雨によって山から栄養のない土砂が流れ込んで海藻の上に堆積。こうした環境循環による海の砂漠化で、海に生息する魚介類が減ってしまったというのです。海の環境破壊の原因がプラスチックごみの廃棄などだけではなく、山にあったとはビックリ。
こうした環境の負の循環を正常化するために、佐藤さんが行っているのは伊豆の山林の間伐(かんばつ)です。日差しが戻った山には落葉樹が生え、腐葉土ができることでミネラル豊富な水が流れ込んで海藻と微生物が生息し始め、魚介類も戻ってきたそう。そして、こうした自然循環の鍵となるのが、写真のクロモジという植物です。ウカでは佐藤さんと伊豆に出会ったことで山林でのクロモジ育成をサポート。抗酸化や抗菌の作用がある美容成分としてスキンケア品にも使われているクロモジの成分を使ったヘアケアシリーズを開発したのです。
髪と頭皮を健やかにし、自然を再生させることを願って誕生したウカの「IZU」シリーズ。伊豆で生産されたクロモジウォーターのほか、髪のハリコシを立て直すフノリや20種類のアミノ酸などを配合したヴィーガン処方です。シャンプーとコンディショナーはオールヘアタイプとダメージヘアタイプがあり、香りはオールヘアタイプ3種類、ダメージヘアタイプ2種類。頭皮とボディに使えるフケ&かゆみに特化したシャンプーとマスクもあります。ボトルを巻いてある紙にもクロモジの間伐材から生まれたクロモジペーパーを使っているという徹底ぶり!
(左から)
●uka イズ シャンプー フォー オールヘアタイプ 400ml ¥4,620
●uka イズ コンディショナー フォー オールヘアタイプ 400ml ¥4,950
発表会でいただいたお土産用のサンプルはウカからのメッセージ入り。ハリコシの低下や毛先のパサつきが気になる私の髪にはダメージヘアタイプが合っていました。ウッディローズの香りも心地よく、洗い上がりはなめらかでクセの出にくい髪に。オールヘアタイプの方が軽い洗い上がりなので、ペタンコになりやすい髪はこちらの方がいいかもしれません。
ウカのサロンではイズシリーズを使ったヘッドスパもあります。先日、東京ミッドタウン六本木店でこちらを体験。頭皮クレンジングからシャンプー、みっちり力強いヘッドマッサージ、頭皮&ヘアマスクまでのフルコースで、髪はしっとり。心も体も軽くなって視界が明るくなりました。頭皮カメラでビフォー&アフターを見たのですが、驚くほどキレイに。クロモジ茶もいただきました。六本木か広尾へ行く機会があったら、こちらのヘッドスパもオススメです。
●ウカ リジェネラティブ グッド スパ(60分)¥11,000