貧弱で、毛もまばらになって久しい自分の眉では無理なのでは?…と思いがちな、今どきな直線的で太めのふんわり眉。だまされたと思って、下の3アイテムで手順通りに描いてみて。毛のない下側はペンシルで、上側はパウダーでふんわり仕上げるのがコツです。
教えていただいたのは
広瀬あつこさん
Atsuko Hirose
ヘア&メイクアップアーティスト。大人の女性をハッピーに輝かせるメイクテクニックが評判。著書に『スマイルメイク -5歳で引き寄せ力UP! 』(世界文化社)
今回使用したアイテム
アイブロウペンシル
スムーズに描ける細芯が下辺の直線に最適
オリーブがかったブラウングレー。素眉からも肌からも浮かず、絶妙な色合い。
アイブロウパウダー
美人眉の要、濃淡のコントロールが自在
眉の自然な濃淡をコントロールでき、上辺のうぶ毛を再現する眉メイクにも◎。
アイブロウマスカラ
眉を固めない柔らかな質感が◎
コンパクトなブラシで小回りがきき、地肌につきにくい。マスクに似合う明るいブラウン。
大人世代の悩みを克服しながら見違える眉に
マスク美人眉完全プロセス
時間がたったときの「まろ化」を防止
油分が毛や地肌についていると色が上すべりし、くずれの原因にも。綿棒で毛流れに逆らうようにぬぐい、毛の生えていないまわりもしっかり拭いて。
寂しい眉に大胆にテコ入れ!
描きはじめは、黒目の内側の延長線上の、眉の下側。そこから、毛が生えていなくても真横に直線を引いて。眉尻まで引かず、少し間をあけておきます。
できてしまった隙間を埋める
Process 2で描いた直線と素眉の間にできた隙間を埋めます。サワサワとペンシルの芯を左右に動かすと、毛のないところも自然に着色されます。
眉尻を決め「最後の1本」を描く
前回に従って眉尻を決めたら、眉毛のいちばん端の1本を描きます。毛を植毛する感覚で、毛流れに沿って斜めのラインを。
Process 2で描いた直線と眉尻をつなげる
下辺の直線と、眉尻をつなぎます。この部分は顔の正面と側面の境目なので、ほんの少しカーブさせるように描くと自然。
眉の上側はペンシルでは描かない
アイブロウパウダー Aのダークブラウンパウダーで素眉の隙間を埋めます。範囲は黒目の内側の延長線上から眉尻にかけて。眉の上側はパウダーのみでメイクします。
眉頭側は淡く仕上げ、不機嫌顔を回避
アイブロウパウダー BとCを混ぜ、眉頭側を淡く仕上げます。ブラシを黒目の内側の延長線上から眉頭に向けて動かし、眉頭がくっきりしないように注意して。
眉の上辺にうぶ毛を再現して優しげに
太めのブラシにアイブロウパウダー Cを取り、眉頭側の眉の上辺をさっとなでます。眉の上辺と下辺が平行になり、直線眉が完成。うぶ毛演出効果でふんわり優しい印象に。
マスカラで毛流れとふさふさ感を
マスカラを毛を逆立てるように動かしたあと、毛流れに沿って整えて。毛をコーティングすることでふさふさ感がアップ。地肌には液がつかないように。
「マスクをしていても美人」なニューノーマル眉が完成!
撮影/玉置順子(t.cube)<人物> 久々江 満<物> ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/竹中友紀子 スタイリスト/程野祐子 構成・原文/小田ユイコ