肌あれやメイクくずれなど、マスクによる不快指数が上がりがちな現代。ファンデーション選びと使い方を見直して日々の生活を心地よくしましょう。
教えてくれたのは
広瀬あつこさん
Atsuko Hirose
ヘア&メイクアップアーティスト。その人の個性に合わせた魅力を引き出してくれる、大人を若々しくかわいく見せるメイクが大人気
コロナ禍でベースメイクはどのように変化した?
カネボウ化粧品の調査によると、外出自粛やマスクが必須の生活が続くコロナ禍の中では、ベースメイクをする機会は20代~50代の全世代で減少傾向。
ただ40代、50代のアワエイジ世代を見ると、「減った・大きく減った」と回答したのは約4人に1人。
ファンデーションをほぼ毎日使っていると答えた人の割合は、コロナ禍の前と比べて、それほど大きくは減っていませんでした。
肌の老化悩みやトラブルを抱えがちな40代、50代にとって、肌をカバーできるファンデーションは欠かせないアイテムのよう。
マスク着用の悩みは「摩擦やムレ、ファンデーションのくずれ、メイクがマスクにつく」といった回答が多数でした。
こうした不快感や悩みを払拭すべく、快適に美肌を演出できるベースメイクの選び方を紹介します。いつもと違うアイテムも、案外ストレス軽減に役立つので注目を!
Q.新型コロナウイルス感染症の流行前と比較して、ベースメイクをする機会は?
週に1日以上ベースメイクをする男女600名に調査。
本データは女性に限定して集計。データ提供/カネボウ化粧品
20代、30代と比べると、40代、50代でベースメイクをする機会が減った人は少数。肌をメイクしたいというニーズは大きいようです
マスク着用による化粧くずれの実態とは?
マスク着用時は呼気により、マスクをした部分もマスクの上の眉間付近も、全体的にメイクくずれを起こしやすくなっています
独自開発した「肌評価AI」で解析した、「マスク着用」「マスク非着用」のときの“化粧くずれ”の分布を可視化した例(イメージ図)。よりくずれている部分が赤く表示されます
撮影/玉置順子(t.cube)<モデル> ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/竹中友紀子 スタイリスト/日置 彩<モデル> 取材・原文/中込久理