高貴でクールな「青みピンク」リップで、エレガントな顔を演出。
一気に美人モードが上がります。
華やかな会合、きちんとした装いをしたいときにもおすすめ
大人なら、パーティや、きちんとした場所での会合、食事会など、華やかかつ上品な装いをしたい日があるもの。
そんなとき、どんなメイクをしたらいい?
「華やかでエレガントな印象に見せたいときのリップカラーは断然、青みのあるピンク。
高貴さと色っぽさ、少しクールな雰囲気のあるこの色を、口元に使うのがおすすめです」(レイナさん)
バブルの時代に一世を風靡した青みピンクのリップ。
OurAge世代の中には定番カラーにしていた人もいそうです。
では、大人になった今、この色を使うと古いイメージの顔になるかというと、そうじゃないんです。
ツヤや透明感を備えた、今どき感のある「青みピンク」リップ
「プラムなど紫みのあるリップカラーは、この秋冬のトレンドのひとつです。
そのため、選ぶべきなのは、青みピンクといっても淡いピンクではなくて、ローズ寄りの色。
今は口紅の品質も進化していて、発色やツヤ感、透明感が当時のものとは違います。
色が持つ力を借りて、誰でもエレガントな美人印象になれるので、年齢を気にせず使っていただきたい色です」
パッと華やかな印象を演出できる青みピンクのリップ。
肌がくすみがちで、寂しい顔印象になりやすい40代、50代だからこそ、使いこなしたい色ですね。
きれいに色づく美人カラーだけに、ラフな塗り方はNG。
特に口角はエッジが出るよう、きちんと塗ります
「青みピンクは派手に見えやすい色なので、リップメイクの仕上がりは、あくまでも上品さを意識して仕上げます。
特に、口角のラインに気をつけてください」
口角のラインが曖昧だと、品のいい印象になりにくいし、顔が下がって見えてしまうことも。
やはり、リップブラシなどを使って、きっちり塗ったほうがいいのでしょうか。
リップメイクを品よく美しく見せるコツは?
「直塗りでOKです。
リップスティックのエッジを使ってラインを描くくらいのカジュアル感があったほうが、今どきな感じに。
その代わり、コンシーラーやファンデーションで、口角付近の肌のくすみをなくしておくのがおすすめです」
唇周辺のくすみを一掃して明るくしておくと、青みピンクの発色もより美しく見えます。
また、唇そのものが痩せてくる40代、50代は、上唇だけオーバーめにリップラインを描くのもポイント。
ここからは、レイナさんご本人の顔で、リップメイクを実践していただきます。
まずは、青みピンクのリップカラーを塗る前と後の顔を比較してみましょう。
【リップカラーを塗る前のレイナさん】
唇にはリップクリームだけ塗り、リップとチーク以外のメイクを顔全体にしているレイナさん。
肌のツヤ感で明るい顔に見えますが、全体的に少し寂しさを感じます。
【青みピンクのリップを塗った後のレイナさん】
青みピンクのリップカラーを塗った後の顔がこちら。
一気に華やかさが上がって、エレガントな印象になりました。
血色感もアップして、引き締まった顔に見えます。
【すっぴんのレイナさん】
スキンケア後のレイナさんのすっぴん顔です。
青みピンクのリップを塗った後の顔と比べると、まるで別人のよう。
■「青みピンク」リップのメイク・プロセス1
口角まわりのくすみを、コンシーラーで明るくします
「リップカラーをきれいに見せるため、あらかじめコンシーラーで、口角のくすみを払って、土台となる肌を明るく整えておきます。
口角の上と下にコンシーラーを軽くのせ、指先でトントンとたたくようになじませて。
コンシーラーではなくファンデーションを使ってもOKです」
■「青みピンク」リップのメイク・プロセス2
上唇と下唇の中央に、リップスティックで直塗りします
「まず初めに、リップスティックで上唇の山を描きます。
このとき、唇がふっくら見えるよう、自分の元の唇の輪郭より少しオーバーに大きめに描いて。
下唇の中央は、自分の元の唇の輪郭のとおりでOKです。
リップスティックの平らな面を使って、左右にスライドさせるように塗ってください」
上唇に、オーバーラインぎみに直塗りしていることで、山がくっきりしすぎず、優しいニュアンスのエレガントさを演出。
透明感のある青みピンクを使っているので、品がよく、かわいらしさもプラスされます。
■「青みピンク」リップのメイク・プロセス3
口角から中央へ、直塗りでラインをつなげます
「上下の唇とも、口角側から中央へ向かって、リップスティックで直塗りしてラインをつなげます。
このときに気をつけたいのは、口角に、塗り漏れの隙間を作らないこと。
濃いめのカラーを塗っていると、口を開けたときに隙間が目立ってしまいます」
青みピンクのリップを美しく仕上げるコツは口角!
ここに気を配るだけでも、大人女性が持つべき品性と清潔感が保たれます。
■レイナさんが使ったコスメはこれ
●KANEBO ルージュスターヴァイブラント V03 ¥4,620/カネボウインターナショナル Div.
鮮やかな発色で、生命感あふれる仕上がりが持続するラスティングルージュ。
粘膜のような自然なツヤ感も魅力です。
V03は高揚感ある表情を生むローズピンク。
製品の詳細はこちら↓
【終わりに】
青みピンクのリップカラーで、華やかさのあるエレガントな顔が完成しました!
年齢的な肌のくすみや疲労感も、ツヤのある青みピンクが消し去って、若々しい印象に。
以前は使っていたけれど、今は派手すぎて…と選んでいない人も、この秋冬は青みピンクのリップメイクを試してみませんか?
レイナさん流の色選びと塗り方をお手本に、美人度アップのリップメイクを楽しみましょう!
※レイナさんのメイクは、YouTube「REINA CHANNEL」で動画で見ることもできます!
【教えていただいた方】
1978年生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカー勤務を経て独立。その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。女性向け媒体のメイク特集などで活躍するほか、完全予約制のメイクレッスンサロン「Crystalline(クリスタリン)」を主宰。著書も多く、近著に『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)などがある。YouTubeの「REINA CHANNEL」でレイナさんが実演するメイクレッスンも必見!
撮影/藤澤由加〈人物〉 ヘア&メイク・モデル/レイナ 取材・文/中込久理