アイラインを描く前に、まぶたをフェイスパウダーで整えて!
ウォータープルーフのアイライナーで描いたあと、乾くまで触らずに待つことも大事

ヘア&メイクアップアーティスト 広瀬あつこ さん
「きれいに描いたはずのアイラインが、いつの間にか消えていた」
汗をかく真夏にありがちなケースです。
ただでさえまぶたが下がって目ヂカラが弱くなってしまう40代、50代。
これでは、ますますショボンとした目元に…!
目元は外的刺激や摩擦が加わりやすい
「40代、50代はちょっとした刺激によって、また涙腺が緩くなって涙が出やすい傾向が。
涙でアイラインが落ちてしまうことがあります。
また、目を手でこすったり、乾き目や疲れ目でまばたきが多いときも、アイラインがヨレたり落ちやすくなってしまいますね」
こう話すのは、大人世代の女性のメイクを多く手がける、人気ヘア&メイクアップアーティストの広瀬あつこさん。
夏の猛暑日は、ここに汗や、ハンカチやタオルで汗を拭う動作などが加わるので大変です。
まぶたのたるみもにじみの原因に
「さらに、まぶたが下がっていると、メイクをしている最中にアイラインが肌についてしまう場合も」
身に覚えのある人も多そうです!
こんなとき、落ちにくいアイライナーとして、どんなタイプを選ぶのがいいのでしょう?
落ちにくい処方のアイライナーを選んで
「とにかく、ウォータープルーフタイプが落ちにくいのでおすすめです。
肌に負担をかけないよう、石鹸で落とせるものを選ぶのはOKですが、お湯で落とせるタイプは夏場の汗で落ちてしまうことがあるので注意してください」
アイラインを描くときにも、落ちにくくするコツがあります。
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アイラインを描くときのコツは?
「油分がアイラインを溶かしてしまうので、アイラインを描く前に、フェイスパウダーを肌になじませて皮脂を吸着させておくのがポイント!
肌をサラッとした質感に整えておくと、アイラインのにじみや落ちをかなり防ぐことができます」
アイラインを描いたあとの注意点やポイントは?
さらに、描いたあともご注意を。
「アイラインは完全に乾くまで触らないで。
まばたきも、乾くまではできるだけ軽くするようにして、まぶたにつかないようにしてください」
それでもアイラインがにじんだり、落ちてしまう場合は、こんな工夫もあります。
「メイクの仕上げに吹きかけて落ちにくくするフィクサーが役立ちます。
アイラインが乾いたあと、小指にフィクサーをつけて、アイラインが消えやすい目尻の部分にちょんとつければOKです」
■広瀬あつこ流・にじみにくいアイラインのポイント
●まぶたにフェイスパウダーをなじませて、皮脂を吸着させておきます

「仕上げ用のフェイスパウダーを大きめのアイシャドウブラシに含ませて、アイラインを描く、上まぶたのきわ付近になじませて。
皮脂を吸着して肌がサラッとした質感になるので、アイラインがにじみにくく、落ちにくくなります」
フェイスパウダーで整えたあと、アイラインを描きます。
●メイク用フィクサーを、小指でアイラインの上にちょんとつけます

アイラインを描いたあとは、落ちにくくするためのひと工夫を。
「アイラインが落ちやすいのは目尻の部分。
メイクくずれを防ぐためのフィクサーを小指につけて、目尻側のアイライン上にちょんと置くようにつけます。
このとき、こするとアイラインが落ちてしまうので気をつけて」
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■にじみにくいアイライナーと、落ちにくくするお役立ちアイテムはこちら!
●デジャヴュ ラスティンファインE 筆ペンリキッド 全3色 各¥1,430/イミュ

繊細なラインも太めのラインも思い通りに描ける、しなやかな細筆のリキッドアイライナー。
撥水効果のあるフィルムを形成して、汗や皮脂、涙、こすれからラインをガードし、美しいラインが長時間持続します。
保湿成分の加水分解コラーゲンやヒアルロン酸Na、ローズマリーエキスを配合。
製品の詳細はこちら↓
デジャヴュ 公式サイト 「ラスティンファインE 筆ペンリキッド」
●キャンメイク クリーミータッチライナー 全9色 各¥715/ 井田ラボラトリーズ

とろけるような描き心地で目元に負担をかけない、1.5㎜の超極細ジェルアイライナー。
ウォータープルーフ、スマッジプルーフ(摩擦やこすれに強い)で、汗や涙、こすれに強く、乾いて密着すると落ちにくくなります。
漆黒やブラウン系、グレー系、ピンク系など、豊富なカラーバリエーション。
製品の詳細はこちら↓
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●メイク キープ ミスト EX+ 80ml ¥1,320(編集部調べ)/コーセーコスメニエンス

メイクの仕上げにひと吹きすると、蒸し暑い季節でも化粧くずれしにくくなるミスト。
コーセーオリジナルのスーパーメイクコート成分を新配合した、スーパーウォータープルーフタイプです。
撥水性の高い膜が均一に肌に密着し、汗や水、涙をはじきます。
表情の変化によるメイクのヨレ、皮脂によるテカりやべたつき、メイクの毛穴落ちも防止。
高温多湿試験、アレルギーテスト、ノンコメドジェニックテスト済み。
製品の詳細はこちら↓
メイク キープ 公式サイト 「メイク キープ ミスト EX+」
【終わりに】
汗や涙、皮脂でアイラインが消えやすい人は、まずはウォータープルーフタイプのアイライナーにチェンジ!
アイラインが乾くまでは、なるべくまぶたを動かさないのもポイントです。
まぶたや目の形などによって、アイラインが肌につきやすくて困っている人は、広瀬さんが提案する下記の方法を試してみて!
「ビューラーでまつ毛を上げたあとにアイラインを描くのがおすすめ。
そうすると、アイラインが目元の肌につきにくくなりますよ。
アイラインを描くときは、鏡を見て、自分のまつ毛のラインが前から見えている場所には、しっかりとアイラインを描きましょう。
前から見えない、まつ毛で隠れている生え際部分は、軽くつなげる程度にアイラインを描くと、肌につきにくくなります。
もし、肌についてしまったときは、乾く前にティッシュペーパーや綿棒できれいに拭いてください」と広瀬さん。
目ヂカラが欲しい大人世代にとって、アイラインはとても大事。
暑さによる汗、更年期症状などによる汗にも負けないアイラインで、美しいまなざしをキープしましょう!
【教えていただいた方】

大物女優や人気モデル、著名美容家から指名が殺到するほどの人気。さまざまな女性向けメディアの美容企画で、誰でも簡単に真似できて美人になれるメイクテクニックを紹介していて好評。著書に『スマイルメイク』(世界文化社)。 撮影/天日恵美子
撮影/藤澤由加〈人物〉 ヘア&メイク・モデル/広瀬あつこ 取材・文/中込久理
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