ここ数年の最先端美容の中でも、マイクロニードルコスメの誕生は画期的でした。マイクロニードルコスメとは美容成分を微細な針(ニードル)状にしてシートに敷き詰めたもので、目もとなどの集中ケアにうってつけ。「ヒアルロン酸やコラーゲンなどを高分子のまま、角層深部まで浸透させることができる」と、どんどん注目度がアップ、2019年は新製品も続々と登場しました。
肌にシートを貼った時にチクッと刺さるような感覚にも「入ってる、浸透してる〜」と、ケアをしながらワクワクするんですよね。
しかし、そんな従来のマイクロニードルの常識に「待った!」と新たな提案をするのが、精密加工品や医療機器などを手掛ける京都のテクノロジー企業NISSHAです。写真左は従来のニードルで、右が改良したニードルの先端形状を模したもの。見比べてみると尖ってないんです。しかも、太い!?
実は細くて尖った針状だと角層に入りやすいという利点がある一方、肌の弾力に負けて折れやすい欠点もあるのだとか。肌表面でチクッと感じても、折れてしまったら角層まで侵入出来ないわけです。
そこで、今まで培ってきた精密加工とメディカルのテクノロジーを駆使して検討を重ね、たどり着いたのが直径が太くて先端が幅広&フラットな形状。「折れにくい」「肌に当たった時に痛くない・傷つけない」という、肌に優しくもマイクロニードルコスメの利点を最大限に活かす形状が完成したのだそうです。さらに表皮層の厚さも考慮して、物理的に真皮層まで到達しないよう、ニードルの高さを低い設計にしたんだとか。
そしてもうひとつ。高濃度の美容成分を隙間なく浸透させるために密度を高めたというこだわりも。精密加工テクノロジーを活かし、1シートあたりのニードル本数を圧倒的に多くすることで高密度を実現させたのだそうです。どれどれ…と、シート表面を小さな顕微鏡で覗いてみると…
小さすぎてなかなかピントが合わなかったのですが(汗)、顕微鏡を持っているブレた指と比較すると、極小ニードルがビッシリなのがわかりますでしょうか? これの1本1本が美容成分で作られ、肌に貼ることで角層深部まで届くわけですから、これは期待感が高まります!
部位に合わせて3種類!
約8割がヒアルロン酸で作られているという「SHOT MODE」シリーズは、美容注射を研究して開発された3種類が揃っています。夜の化粧水の後にシートを貼り、貼った部位以外※はいつものスキンケアでお手入れしたらそのまま就寝、翌朝の肌の変化をお楽しみに♪ ※油分が多い化粧品を使うとうまく貼れなくなるため
「SHOT MODE GF3」4回分 8枚入り¥10,000 ※価格は税別、以下同
顕微鏡でシート表面を覗いたのがコレ。ヒアルロン酸をベースに、美容施術でも使われている高分子ペプチドや角層の保水環境を高める美容成分を1回分(2枚)3600ショットのニードルに。ハリやカサつき、エイジングケアをしたい目尻、目の下、口もとなどに。
「SHOT MODE BTーX」4回分4枚入り¥12,000
ヒアルロン酸をベースに、3種類の高分子ペプチドと引き締め効果のあるアルジルリンを1回分(2枚)業界最多!5000ショットのニードルに。ハリや肌ひきしめ、エイジングケア、キメを整えたい眉間や小鼻などに。たるみ毛穴にも! 今まで、マイクロニードルといえば、目の下用の楕円型しか見ませんでしたが、この三角タイプなら、眉間にきれいに貼れるのがうれしい。
「SHOT MODE C6」4回分16枚入り¥12,000
ヒアルロン酸をベースに、ビタミンC誘導体6%を1回分(4枚)2800ショットのニードルに。こめかみ、頬、目尻など日焼けや乾燥によるくすみが気になる部位のポイントケアに。肌荒れ予防にも。
市販されているマイクロニードルコスメには1回分320ショット、なんてものもあるそうなので、2800ショットや、ましてや5000ショットは歓喜レベル!ではないでしょうか。
12月10日(火)に公式オンラインストアがオープンし、より手に入れやすくなりました。「目もとの乾燥や小ジワが気になる」「眉間のシワをどうにかしたい」なんて悩みがある人は、エステに頼る前にまずはコレ。早速、集中ケアに役立ててみてはいかが?
「SHOT MODE」ブランドサイト
取材・文/佐藤素美