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40代・50代の上向きバストを作るブラの付け方。ブラのベルトは背中側を下げる・・・ほか【イラスト解説】

ランジェリースタイリストの浅井明子さんによると、更年期以降ブラのつけ方で大切なのは、ブラのベルトの高さ。胸側より、背中側のベルトが下がっていることで、バストが上向きに安定します。快適なフィッティング方法をイラスト解説!

ストラップは長め、ベルトは引き下げる…。今までの概念を覆す、ストレス減なフィッティングで、きれいな上向きバストを手に入れましょう!

 

浅井明子
浅井明子さん
ランジェリースタイリスト
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大学卒業後、鐘紡ディオール事業部の洋品営業職につき、その際、下着の大切さを実感。輸入下着店にて広報の仕事に従事したのち、下着専門のスタイリストとして独立。スタイルアップがかなう苦しくないフィッティングが人気で、雑誌やWeb、テレビ、新聞など多岐にわたって活躍

 

ノンストレスなフィッティングで上向きバストが復活!

「特に更年期を迎えた、心も体も成熟した世代の方たちには、下着も自分らしく心地よく着こなしてほしい」と話すランジェリースタイリストの浅井明子さんに、「自分をいたわりながら、バストを美しくまとめるブラジャーのつけ方」について教えてもらいました。

 

「大人世代の胸は肉質が柔らかくなり、下垂していきます。筋力が落ちるため、背中も丸まりがちで、気がつけばお腹と胸の区別がつかない…なんてことに。そんな状態を回避して、いつまでも若々しい胸元でいるためにも、流れやすい肉をキャッチして、いい位置でキープすることが重要です。

 

胸の位置が上がると背が高く見えたり、くびれが復活したりと、スタイルアップにつながります。またよい姿勢を保つためにも、ブラジャーで胸をしっかり支え、整えることが大切です。

 

ところが残念なことに、過去に測ったカップ数にとらわれていたり、ストラップは短めがいい、ホックはいちばん奥でとめるもの、そんな思い込みによって、窮屈、痛いなど、ブラジャーにストレスを感じている人が多いようです。体への負担を減らし、快適で、しかも胸がしっかりと引き上がるフィッティングを覚えて、スタイルアップやおしゃれを楽しんでほしいですね」

 

実はカン違いだらけ!?
上向きバストをつくるブラのつけ方

 

1. ワイヤーを胸の下のラインに沿わせる

ワイヤーを胸の下のラインに沿わせる

ブラに腕を通して、ワイヤーのカーブを胸の下のラインに沿わせます。ここが合わないと、小さすぎは肉が流れ、大きすぎはこすれの原因に。ストラップは長めに、ホックは苦しくない位置でとめます

 

2. 胸を内側斜め上方向に引き上げる

胸を内側斜め上方向に引き上げる

ワイヤーのいちばん外側のカーブを軽く持ち上げ、胸と反対の手をカップに滑り込ませます。胸を脇の肉と一緒に、内側斜め上に向けて引き寄せ、ワイヤーを戻します。胸の谷間に丸みができればOK

 

3. 長めのストラップを背面へ送り込む

長めのストラップを背面へ送り込む

ブラのカップの中にきれいに入った胸を固定するために、長めにとったストラップを背面に送り込みます。胸の大きさに左右差があれば、きちんとホールドできるようにアジャスターで調節を

 

4. ベルトを引き下げ上向きバストをキープ

ベルトを引き下げ上向きバストをキープ

バックベルトを引き下げます。目安はおへその高さの少し上くらい。この位置にこない場合はストラップの調節を。胸の収まりがずれてきたら、トイレタイムなどに2〜4の行程を再度行えば、上向きバストが一日持続します

 

横から見たときに、ブラのアンダーラインが斜めに下がっているのがベスト

横から見たときに、ブラのアンダーラインが斜めに下がっているのがベスト。デコルテにボリュームが出て、自然と胸が上がります。カップが胸にフィットしていれば、ブラがずれる心配もないはず

 

ベルトのラインが真っすぐはNG!!

ベルトのラインが真っすぐはNG

ベルトのアンダーラインが、カップと同じ高さで真っすぐになっていると、胸をしっかり引き上げることができません。また、肩甲骨の上にベルトがきていると、呼吸や動きのストレスに

 

 

イラスト/内藤しなこ 構成/山村浩子 取材・原文/高田あさこ

 

 

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