乳頭隠しになっていない? ブラがバストを育みます
「カップの上部が浮く、ワイヤーが痛い、ベルトがくい込む、窮屈で苦しい…。こんなことがあったら胸のエイジングが進んでいるサインです。このストレスから解放されたくて、楽ちんブラばかりを使っている人も多いのではないでしょうか? でもそれって、ただの乳頭隠しになっていませんか?」
揺れによるクーパー靱帯の伸びを防ぎ、バストラインを維持して、姿勢を美しく保つ。それ以外にも、ブラジャーには、ファッションツールとしても、美容ツールとしてもとても重要な役割があると浅井明子さん。
「そのためにも、①ワイヤーのカーブが胸に合っていて、きちんと肉をキャッチし、支えること。②ストラップでしっかりリフトアップできること。この2点を満たしていることが重要です。逆にこれさえクリアしていれば、カップ数を気にすることもありません。
一方、体型の変化や体の不調が目立ってくるマイエイジ世代にとって、自分をいたわり、快適に着用できることも必須条件。柔らかく流れやすい胸をしっかり収めて、無理なく引き上げてくれるブラジャーを選びましょう。若い頃と違い、下着も自分らしく着こなせる世代です。体調やTPOに合わせ、下着選びを自由に楽しんでください」
大学卒業後、鐘紡ディオール事業部の洋品営業職につき、その際、下着の大切さを実感。輸入下着店にて広報の仕事に従事したのち、下着専門のスタイリストとして独立。スタイルアップがかなう苦しくないフィッティングが人気で、雑誌やWeb、テレビ、新聞など多岐にわたって活躍
イラスト/内藤しなこ 構成/山村浩子 取材・原文/高田あさこ