サプリメントはとにかく毎日続けないと効果がないので、続ける工夫が大切だと思います。
私は漢方を飲んでいたときの癖ですが、朝起きてすぐ目につく場所においておき、朝イチでブラッシングしながら飲むようにしています。このタイミング以外は正直続けることができませんでしたので、本当は1日数回に分けたほうがよいものも全部朝に飲んでしまいます。
また、あまり高額なものも続けにくいですよね。私は一度、分子栄養学の血液検査をしていまして、体に何が足りないかをざっくり把握しました。その中で、どうしても今の自分に必要なものだけを選び、毎日の食生活から体にいいものをいただくようにしています。
【美容系】ホワイトニング、保湿、UVケア、アンチエイジングなど
【左】
検査ではつねに鉄欠乏が指摘され、貧血体質で疲れやすい私。髪を元気にしたいのもあり、鉄分サプリは必須です。吸収のいいヘム鉄を飲みたいのですが、何を飲んでも胸やけっぽくなるので、なかなか続けにくくて。こちらはヘム鉄で、しかも胸やけなし。1日 分が個包装になっているのもいいんです。また髪には欠かせない亜鉛も入っているので、私の脳内では密かに美髪サプリという位置づけで使っています。
■ベア ザ・サプリメント Fe ¥4,750/Be-A Japan
【右】
エストロゲンのよい働きだけを再現するといわれる「ITはなびらたけ」のサプリ。最近、更年期で自律神経の乱れ、疲れやすさ、太りやすくなった…などを感じています。ホルモン治療するほどではないけれど、少し更年期ケアをしたくて始めてみたら、なんだかすごく効果を感じます!肌も調子がいいし、頭痛も少しやわらいだ気が。ちょっと高額ですが、これで本格的なホルモン治療を始めるかどうか、様子見中です。
■エストロバランス グランプロ ¥9,720/エステプロ・ラボ
【透明感&美肌用セット】
① トラネキサム酸/②ハイチオールC/③ユベラ
時々トーニング治療をしている肝斑のケアと合わせて、皮膚科で処方してもらっている美肌3点セット。多くの皮膚科で同じラインナップで処方されているので、ご存じの方も多いはず。私も3年以上は続けています。①は肝斑をこれ以上濃くしないために。これを飲んでいると肝斑の濃さが違いますので欠かせません。②は代謝をよくしてくれるL-システイン錠剤。③はビタミンE錠剤。すべて私物(皮膚科の処方。私は銀座ケイスキンクリニックで処方してもらっています)。
【腸活・骨活、栄養補助系】
【左】
■純国産クエン酸 150g ¥1,677
【右】
■ナーコライト100%重曹(アメリカ産)1kg ¥1,200 *現在、パッケージは変更になっています。
酸性体質になると、血流が悪くなり、肩こりや疲労感や腰痛やらに悩まされるだけでなく、発毛にもよくありません。体の中から抗酸化したくて、何かないかと探していたときに見つけたのが重曹クエン酸水。半年ほど前から飲むようになりました。酸性に傾いた体内を弱アルカリ性にしてくれるので、巡りがよくなり、病気の予防にもなり、なんと体臭も出にくくなるとのこと。
私はまだ始めてから半年ほど経ったところですが、すごくお通じがよくなって、毎日快調、デトックス感半端ないです!
小さじに1/2程度を水に溶かすだけ。ここにちょっとレモンを搾ってレモン炭酸水にするのが定番ですが、そのほかオレンジジュースに入れたり、手作りの梅シロップでジュースにして飲んだり応用するのもおいしいです。子どもも喜んで飲んでいますよ。最近はゆずはちみつのシロップと割って飲むのにはまっています。
しかも重曹とクエン酸は超大容量なので、全然減らない…(笑)。コスパがいいのも続けやすいポイントです。この重曹はアルミニウムフリー、クエン酸は国産で品質も安心。
この夏は、これをシュワシュワにして飲んでいます。はまるおいしさ。
【睡眠の質向上、疲労回復、ダイエットなど】
これは毎日飲むというより、体調が揺らいだときに緊急出動するお助けサプリです。しかしこのコロナ期間の3年ほど、このサプリの出番は多く、どれだけ助けられたか!
プロポリスはミツバチが巣の入り口に塗る防御壁の成分。ミツバチが集めた樹脂やミツロウや植物の新芽などからできているそうです。一度旅先で、疲れで体調が悪くなってしまったときに、スプレータイプのプロポリスとプロポリスキャンディーを「これ使って!」と渡され、喉にシュシュッとして、キャンディーをなめたら、翌日にはすっかり回復したのでした。
それ以来、体調の悪さを感じたとき、周囲に風邪がはやっていて不安なときなどはすかさずこれ。花粉症なので、花粉の時期が始まる前にも飲んでいます。スプレータイプのプロポリスとキャンディーは、旅行や出張にはすかさず持っていきます。
いくま・なみ/美容エディター・毛髪診断士 認定指導講師。女性誌などで20年以上美容記事を執筆、編集。毛髪科学を踏まえたヘアケアに精通し、最近はTV出演なども。著書に『頭皮がしみる、かゆいは危険信号! いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)、『脱白髪染めのはじめかた でもいきなりグレイヘアは無理!』(グラフィック社) @namiikuma_hairista