肌や美容成分を熟知している女医さんたちは、セルフケアにどんなコスメを使っているのでしょう? アンケート調査をもとに素敵女医が愛用するコスメを部門別に紹介します。
低刺激性のトーンアップ下地が圧倒的な支持を得ています
医師たちが愛用しているメイク下地は、クリニックでも取り扱いがあって患者さんたちにも勧められる低刺激性のものが大多数。それに加え、優れた保湿効果があって、肌をトーンアップして美しく見せることが重視されています。圧倒的な支持を集めたのが「ラ ロッシュ ポゼ」のヒットアイテム。また「アクセーヌ」の名前も多く挙がりました。ツヤ肌効果を重視する医師からは「コスメデコルテ」のメイク下地が優れているという声もありました。
ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ
ラ ロッシュ ポゼ
30ml ¥3,960
敏感な肌を保護しながら明るくトーンアップ
スクワランやグリセリンなどの保湿成分配合で肌を乾燥ダメージから守り、肌荒れを防ぎつつバリア機能をサポート。SPF50+・PA++++の紫外線防止効果で、花粉やPM2.5など大気中の微粒子からも肌を保護してくれます。光の乱反射で透明感あるツヤ肌を演出し、淡いローズピンクが肌の色ムラを美しくカバー。低刺激性で、石けんでオフできます。
肌が美しく見えてスキンケア効果も優秀
肌のバリア機能を改善してくれる愛用品。使用感触がよく、SPF 50なのに重くないところも好き。肌の色ムラがしっかりカバーできて、キレイに見せられます(住吉周子先生)
Shuko Clinic 美容皮膚科・漢方内科 美容クリニック院長、ラッフルズメディカルクリニック皮膚科部長を経て、2017年より「Shuko Clinic」院長に。
これを塗ると肌が明るくなり、均一感が出てとてもキレイになったように見えます。ベタつかず、テカらない使用感で、とても快適です(中崎恵美先生)
emiスキンクリニック松濤院長。2000年、東京医科大学病院皮膚科入局。その後、都内、埼玉の皮膚科、大手美容皮膚科にて勤務。2012年、北里東洋医学研究所病院にて漢方研修。2016年、emiスキンクリニック松濤開院。 日本皮膚科学会皮膚科専門医。所属学会:日本皮膚科学会・日本美容皮膚科学会・日本東洋医学会・日本レーザー医学会。 「当院では、“Attractive Aging”つまり魅力的に年を重ねることで、自分らしく健康的で自然な美しさをかなえることを第一に考えた美容医療を提供しております。自然な表情を残したままシワを減らす、当院オリジナルのナチュラルボトックスに力を入れています。趣味はフラメンコ」
アクセーヌ スーパーサンシールド ブライトヴェール 01
アクセーヌ
22g ¥4,400
肌に負担をかけずUVカット、自然なカバー効果も
ノンケミカル処方の日焼け止めを先駆け、進化を続ける名品。エモリエント成分でコーティングした微細な紫外線散乱剤の採用で肌への負担を最小限にしています。それでいて、紫外線防止効果はSPF50+ PA++++。セラミド類似成分など4つの高保湿成分配合で、弱った肌を立て直す処方です。くすみや色ムラ、シミや赤みを自然にカバーして明るく整える、パール入りのピンクベージュ。
日焼け止め効果だけではなく通年で頼れる一品!
敏感肌にも安心な処方ですし、ピンクの色味が肌色を明るくして、ファンデーションの使用量が少なくて済みます。塗り過ぎると乾燥するので、保湿しっかりしたうえに使用するとキレイです(慶田朋子先生)
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医。2001年、東京女子医科大学皮膚科助手、聖母会聖母病院皮膚科医員、美容クリニック勤務(兼務)。2006年、有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年、 銀座ケイスキンクリニック開設。最新の照射治療と注入治療を組み合わせ、メスを使わずに肌質を高め、バランスのとれた若々しい顔立ちに変える治療が人気。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)などがある。
コスメデコルテ フローレススキン グロウライザー
コスメデコルテ
30g ¥4,950
光を操る独自技術で肌悩みを一掃、ツヤと透明感ある肌に!
潤いを与えながら肌を明るく導く美容成分と、肌を美しく見せる光だけ透過させて黄ぐすみを抑える独自のパウダーを採用したUVメイク下地。肌に溶け込むようななめらかな使用感で、くすみや色ムラ、毛穴、凸凹、小じわなどの肌悩みをカバーします。アイ葉エキスやエルダーフラワーエキスなどの保湿成分を配合。紫外線防止効果はSPF20/PA++。
軽いテクスチャーで自然なツヤ肌になります
この下地の透明感とほどよいツヤ感が気に入っています。伸びがとてもよく、肌がしっとりするのにサラサラになる使用感も快適です(渡邊千春先生)
千春皮フ科クリニック総院長。 1997年、板橋中央病院皮膚科医長。1999年、東京医科大学皮膚科勤務。2000年、東京医科大学皮膚科助手。2003年、肌クリニック大宮院長。2008年、 肌クリニック大宮 ベルビー赤坂総院長。2012年、千春皮フ科クリニック開院。2019年 、千春皮フ科クリニック広尾院開院。 保険診療と自費診療、両方に力を入れ、肌のことをしっかりと学んだ医師が美容皮膚科もやることで、トラブルがあったときにもきちんと対応ができ、保険も自費もトータルで肌の悩みに対応できることを大切にしている。皮膚科専門医、レーザー専門医、注入指導医。ボトックスやヒアルロン酸注入などのコンビネーション治療も得意。
素敵女医とは?
- 「素敵女医」とは、over42歳のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている女性医師たちのこと。超多忙なはずなのに、ずっと美しく健康でいられるのはなぜ? 美容皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、それぞれの専門知識を生かしたアドバイスから、本人が実践していること、愛用の私物まで惜しみなく教えてくれる『素敵女医』連載は、2014年から続く人気コンテンツです。最初は50名だったメンバーも、ついに100名に!
※素敵女医のメンバーには化粧品をプロデュースしている方もいらっしゃいますが、今回のアンケートではご本人が関わっていない製品に限って推薦していただきました。
文/中込久理 ロゴ製作/関根僚子