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硬くなった「かかと」は角質除去と保湿を丁寧に!/40代、50代の「足の先、かかと、ひじ、膝のケア」

乾燥や摩擦でガサガサになりやすいかかと。間違った自己流のケアを続けると、ますます悪化してしまうこともあります。今回は、簡単にできる正しい「かかと」のお手入れ法を、エイジレスフットアドバイザーの大多和けいこさんに教えていただきます。保湿は、かかとはもちろん、足首までケアするのがおすすめ。

「かかと」をヤスリで削りすぎるのはNG!
不要な角質だけ優しく除去して、足裏からかかと、足首までの「保湿」を心がけましょう

 

かかとに手をそえている

エイジレスフットアドバイザー 大多和けいこ さん

 

かかとは、体重を支えたり、歩行などによる摩擦から肌を守るため、角質が厚い構造になっています。

 

さらに、足裏には皮脂腺がなく、かかとは特に乾燥しやすいパーツです。

 

水分を保持する機能が低下しがちな40代、50代では、これを放置していると、気づいたらカチコチに…!

 

カチコチになったとき、多くの人が真っ先に考えるのは、硬くなった角質をヤスリで削り落とすことではないでしょうか?

 

でもちょっと待って。

女性の足の悩み専門サロン「サロンドピュアボディ」を主宰する、エイジレスフットアドバイザーの大多和けいこさんは注意喚起しています。

 

かかとにヤスリを使うときの注意点

 

「硬くなったかかとをヤスリでケアするのは間違いではありません。

でも、ハードなヤスリでガシゴシと削りすぎてはダメ。

肌の保護機能が働いて、ますます角質が厚くなってしまいます」(大多和けいこさん)

 

さらに、こんな注意も。

「かかとがひび割れしている場合は、ヤスリで削らないでください。

ひびの部分から菌が侵入するなどして、さらなるトラブルを招いてしまうこともあります。

ひび割れしている場合は、フットケア専門のサロンなどに相談することをおすすめします」

 

柔らかいかかとの人でも、ひび割れしている場合があるそう。

 

かかとにヤスリを使っていいか、見極める方法とは?

 

自分のかかとにヤスリを使ってもいいかどうか、ちょっとわかりにくいですよね?
これを確かめる方法があります。

 

「足をお湯で十分に温めて濡れている状態にして、かかとを優しくヤスリでこすってみます。

 

ヤスリがお米のとぎ汁がついたように白くなったら、不要な角質が蓄積している証拠なので、削っても大丈夫。

白くならなかったら、ヤスリで削っていい角質はない、ということになります。

 

ヤスリでのケアと保湿はセットで行って!

 

ヤスリで不要な角質を除去したかかとは、クリームやオイルなどでの保湿が必要です。

 

「ヤスリでケアしたあとに保湿をしない方が多いのですが、保湿しないまま時間がたつと乾燥が進んでしまいます。

 

顔も洗顔後は保湿をしたほうがいいのと一緒で、かかとも、ヤスリでケアしたあとは保湿をきちんと行いましょう」と大多和さん。

 

かかと、指、足首までクリームで保湿を

 

「足の保湿は、乾燥が気になる箇所を重点的に。

指、かかとから足首、くるぶしまで、きちんとクリームやオイルを塗ることが大切です。

 

足の指の間は、汗をかきやすく蒸れやすいので、他の部分をクリームで塗ったあと、最後に残ったクリームをのばしつけるくらいで大丈夫です。

 

足首、くるぶしは靴ずれしやすい部分。

 

乾燥しているとますます靴ずれができやすくなりますし、保湿して柔らかくしておくと、靴ずれしにくくなるんですよ」

 

くるぶしの保湿で靴ずれ防止対策ができるとは!

 

それでは、ここからは、大多和さんに正しいかかとの角質ケアと、保湿ケアのポイントを教えていただきます。

 

記事が続きます

カチコチのかかとは、ヤスリで硬くなった角質を優しく除去します

かかとをヤスリでケア
「ヤスリは柔軟性のある“しなる”タイプのものを選びます。

お風呂などで角質が柔らかくなっているときに、軽い力で優しく円を描くようにして硬くなった角質を除去してください。

 

ヤスリでの角質除去は、あくまでもガサガサが気になるときだけのスペシャルケア。

定期的に行う場合も、月に1回程度でOKです」

 

かかとにヤスリを強く押し当てたり、ガシゴシこするのはNG。

 

“しなるヤスリ”の選び方は、この連載の第1回「40代、50代の『足の先』どうお手入れする? 自信が持てる素足美人に!」を参照してください。

 

スクラブを2週に1回の定期ケアにしてもOK!

かかとをスクラブ剤でケア

「スクラブ剤はヤスリよりも角質除去効果がマイルドですし、保湿成分も配合されています。

かかとが硬くなりやすい方は、ある程度の粗さがあるスクラブ剤を使って角質ケアするのも手。

2週に1回くらいの頻度でOKです」

 

記事が続きます

洗浄後の保湿は、かかとから足首まで全体的に行って。

靴ずれ防止にも効果的です

かかとはくるぶしまで保湿

「保湿は、かかとから、くるぶしを含む足首まで全体的に行いましょう。

 

この部分を柔らかく保っておくと、靴ずれもしにくくなります。

靴ずれを繰り返すと色素沈着して、黒ずみになる原因なのでマストですよ!

 

また、足裏もきちんとクリームを塗ってください。

素足で生活する人ほど、べたつきを嫌ってクリームを敬遠する傾向があるのですが、足裏には皮脂腺がないので乾燥しやすいのです。

 

保湿剤はフットクリームやボディクリームがおすすめですが、ない場合はハンドクリームでもOK。

手のひらと足裏は構造が似ているので、好みの感触のハンドクリームが足裏にも合う場合が多いです」

 

深刻な乾燥が気になるかかとは、かかと専用のカバーを使って集中保湿します

かかとを保湿したら専用カバーで保護

「乾燥がひどく気になる場合は、クリームを塗ったあとに、かかと専用のカバーを着用して保湿成分を浸透させて。

室内を歩いたときにクリームが取れてしまうのを防ぐこともできます。

 

カバーをつけるのは5分くらいでOK。

つけたまま寝ないでくださいね。

足に汗をかいてニオイの原因になります」

 

かかと専用のカバーは、100円ショップなどでも買うことができます。
これも簡単に実践できそうですね!

 

【終わりに】

硬いかかとが気になっていても、つい怠ってしまうのが足の保湿ケア。

 

今までボディに塗っていたクリームを、さらに足まで塗りのばせば、簡単にフットケアができます。

 

また、大多和さんのサロンには、座りダコができている人も多く来店するそうです。

 

座りダコとは、同じ姿勢を長時間続けることで、足首や足の甲など、特定の部位にできるタコのこと。

正座やあぐらをかくことが多い人にできやすいようです。

 

ガサガサのかかとはもちろん、靴ずれによる黒ずみ、座りダコなど、足の美しさを損ねるトラブルを防ぐためにも、優しく行う角質ケアと保湿を、ぜひ習慣にしましょう。

 

記事が続きます

●大多和けいこさんが主宰する、女性の足の悩み専門サロン

salon de PureBody(サロンドピュアボディ)

サロンドピュアボディ 内観

住所:神奈川県川崎市麻生区高石1-1-5  百合ヶ丘(noi)ビル 202号

要予約。

サロンの詳細や予約は、下記の公式サイトから↓

公式サイト:https://salondepurebody.com/

 

「足トラブルを未然に防ぐ」「肌を育てるフットケア」がモットー。

 

「触って、見て、お客さまの足に合った適切なフットケアで、足の痛みや悩みに真剣に向き合っていきます。

現状の足を少しでも快適な状態にするために、原因や改善法を、わかりやすくアドバイスさせていただきます」と大多和さん。

 

「当サロンでは、お肌のことを考え、刃物は一切使用していません。
無理なくケアをしていくので、フットケア後のお手入れもしやすいです。

足肌を育てるクリームや医師監修の国産オイルによる、ハンドリラクゼーションタッチで丁寧に施術を行います」

 

大人女性の加齢や更年期などによる足の変化や、足の悩みに対するアドバイスや施術も好評です。

 

メニューは、ドイツ式エイジレスフットケア(80分)¥11,000、スッキリ足つぼリンパ(60分)¥8,800、エイジレスフットケア 足型診断(150分)¥15,000など。

※すべて税込みの料金です。

公式サイトの施術のメニュー欄に、お得なキャンペーン情報も載っています。

 

 

【教えていただいた方】

大多和けいこ
大多和けいこさん
エイジレスフットアドバイザー®

足の悩み研究家。「salon de PureBody(サロンドピュアボディ)」主宰。 フットケア、靴、姿勢の3つの視点から、足のトラブルに向き合って健康に導く施術を行っている。ジャパンフットケア協会会員。日本靴医学会準会員。シューフィッタープライマリーの資格を持つ。

 

撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/杉山えみ 指導・モデル/大多和けいこ 取材・文/中込久理

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