股関節から膝、足首、足指のストレッチで、トラブルが現れない足に!
むくみやO脚、転倒を予防して、全身の健康にも役立ちます

足や足首の痛みやむくみ、膝の不具合、ふくらはぎの疲労感…。
40代、50代になると、足や脚全体にさまざまなトラブルが現れてきます。
そんなとき、不調な部分を集中的にケアしがちですが、体はすべてつながっているもの。
女性の足の悩み専門サロン「サロンドピュアボディ」を主宰する大多和けいこさんは、下半身のストレッチが足のトラブル軽減に役立つと言います。
股関節から膝、足先まで、柔軟性を高めて可動域を広げましょう
「足は“第二の心臓”と言われるくらい大切なパーツ。
歩いて、走って、体が倒れないように体重を支えています。
股関節や膝、足首、足指の関節の柔軟性を高めて、筋力低下を防ぐことが、足のトラブルを防ぐためにとても大切。
40代、50代の方でしたら、今からケアを始めれば、60代以降になっても、元気に歩ける足を保てる可能性が高まります。
自宅で簡単にできるストレッチで、関節の可動域を広げ、柔軟性と筋力を高めることを目指してみて」(大多和けいこさん)
ここからは、大多和けいこさんご本人が実演。
足のトラブルを予防・改善するための、大多和さんが推奨する5つのストレッチをご紹介します!
■かかとの上げ下げで「O脚」や「足のむくみ」を予防
【1】

【2】

「左右のかかとをつけて、左右のつま先をハの字になるように開き、真っすぐ立ちます。
次に、かかとをつけたまま離さずに、かかとを上げ下げします(上のプロセス【1】→【2】を数回、繰り返します)。
このとき、お腹が出ないように気をつけるのがポイント。
また、反り腰にならないように気をつけましょう。
両手のひらを上で合わせ、真っすぐ上に引っ張られるイメージで上げ下げすると、自然にお腹と内ももに力が入って上手にできます。
このストレッチは、O脚や、脚のむくみの改善に効果的」
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■「股関節の可動域」を広げてリンパの流れをスムーズに

「椅子に浅く座って、両脚を90~180度開きます。
この姿勢のまま、そけい部から両脚の内もも全体を、両手で交互に軽くチョップするようにして、リズミカルにたたいていきます。
リンパの流れを整えて、むくみの改善に効果があります。
上半身に力を入れると下半身にも力が入ってしまうので、膝を軽く曲げてゆったりと座るのがコツ。
このストレッチを続けていると、股関節の柔軟性を高めて可動域の改善にも役立ちます。
無理に開脚しようとせず、可能な範囲内で大きく開脚すればOKです」
■足先の上げ下げで「足首の柔軟性」をアップ
【1】

【2】

「椅子に座って開脚し、足の先を床につけます(【1】)。
次にかかとを床につけ、かかとを床につけたまま、足の先をゆっくり上げて5秒静止(【2】)。
このとき、反動をつけないのがポイントです。
【1】→【2】を数回、繰り返します。
40代、50代以降は足首が硬くなりがちですが、柔軟性を保つことは足のトラブル予防にとても大切。
座りながらでも、ふくらはぎのポンプ機能で血流をアップさせることができて、心臓の機能を助けるのにも役立ちます」
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■足の甲をほぐして「足のむくみ」を予防

「足指の間にあるくぼみを手指でさすって、詰まりをほぐします。
足全体の巡りがよくなって、むくみを改善することができます。
立ち仕事や歩き疲れて足がむくんだときにも、これを試してみてください」
■「足指のグリップ力」をアップして転倒を予防

「足指の間に手指を差し込んで、足の甲を伸ばすようにストレッチ。
足指の力で、手指をつかむことを意識するのがポイントです。
このストレッチは静止せず、数回繰り返して行ってください。
高齢になると足指の“つかむ力”が低下し、足で踏ん張ることができにくくなります。
これが元気に歩く機能を低下させたり、転倒を招く原因のひとつ。
40代、50代の今からこのストレッチを始めて、足のグリップ力をキープしましょう」
【終わりに】
上で紹介したストレッチを行うタイミングは、お風呂上がりの体が温まっているときがおすすめ。
座ったままできるストレッチは“ながら”でできるので、夜のリラックスタイムなどに取り入れて。
「かかとの上げ下げは、信号待ちのときなどでもできますよ」と大多和さん。
日常生活の中のちょっとした時間を利用して、習慣化しましょう。
日々の習慣にして、長く続けることが大切です!
記事が続きます
●大多和けいこさんが主宰する、女性の足の悩み専門サロン
salon de PureBody(サロンドピュアボディ)

住所:神奈川県川崎市麻生区高石1-1-5 百合ヶ丘(noi)ビル 202号
要予約。
サロンの詳細や予約は、下記の公式サイトから↓
公式サイト:https://salondepurebody.com/
「足トラブルを未然に防ぐ」「肌を育てるフットケア」がモットー。
「触って、見て、お客さまの足に合った適切なフットケアで、足の痛みや悩みに真剣に向き合っていきます。
現状の足を少しでも快適な状態にするために、原因や改善法を、わかりやすくアドバイスさせていただきます」と大多和さん。
「当サロンでは、お肌のことを考え、刃物は一切使用していません。
無理なくケアをしていくので、フットケア後のお手入れもしやすいです。
足肌を育てるクリームや医師監修の国産オイルによる、ハンドリラクゼーションタッチで丁寧に施術を行います」
大人女性の加齢や更年期などによる足の変化や、足の悩みに対するアドバイスや施術も好評です。
メニューは、ドイツ式エイジレスフットケア(80分)¥11,000、スッキリ足つぼリンパ(60分)¥8,800、エイジレスフットケア 足型診断(150分)¥15,000など。
※すべて税込みの料金です。
公式サイトの施術のメニュー欄に、お得なキャンペーン情報も載っています。
【教えていただいた方】

足の悩み研究家。「salon de PureBody(サロンドピュアボディ)」主宰。 フットケア、靴、姿勢の3つの視点から、足のトラブルに向き合って健康に導く施術を行っている。ジャパンフットケア協会会員。日本靴医学会準会員。シューフィッタープライマリーの資格を持つ。
撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/杉山えみ 指導・モデル/大多和けいこ 取材・文/中込久理


