電車の窓やドアのガラスに自分の顔が映ったり、オンライン会議などで嫌でも目に入る自分の顔を見た瞬間、「目元のシワが増えてきたかも」「あれっ、肌がくすんでる⁉」とがっかりしてしまうことってありますよね。
自己回復力(肌本来の力)が下がってしまった肌は、瞬く間にあれこれ悩みを引き起こしてしまう負の連鎖に陥ってしまうとか…。この負の連鎖を断ち切るためのメカニズムを知るべく、エイジングケアの草分け的存在、ドモホルンリンクル(再春館製薬所)のオンラインセミナーに参加してきました!
セミナーには再春館製薬所の研究開発部マネージャー・今吉裕隆さんが登壇。肌老化のメカニズムについて教えていただきました。
今吉さんによると、肌悩みの起きる仕組みは、ドミノ倒しと似ているのだそう。それを表したのが、下の図です。
肌本来が持っている自己回復力が下がってしまうことで、例えば血行不良が起きる→必要な栄養が行き届かなくなる→コラーゲンが減少し、肌のハリを支えきれなくなる→シワとなって現れる…。などのように、上流で倒れたドミノを放置してしまうと、倒れたドミノが次のドミノを倒し、瞬く間に下流まで連鎖してしまうという、負の連鎖が起きていくなんて恐ろしい限りです!
さらに、下流に行くほど深刻な肌悩みとなり、下流でケアをしても上流のケアをしなければ、新たな肌悩みが生まれるばかりに。それをストップするカギとなるのが、「HSP」と「ANL」という2つのたんぱく質です。
■若々しさを保つ「HSP」
ヒート・ショック・プロテインという傷んだ細胞を修復する力のあるたんぱく質で、ダメージから肌を守ったり、回復させたりする力があります。もともと人の体にあるものですが、老化とともに作られにくくなります。
■肌悩みを加速させる「ANL」
アンジオポエチン様たんぱく質といわれるもので、ダメージを受けたときに損傷部分の分解を促し、元に戻す働きを助けてくれるたんぱく質。老化とともに増加傾向があり、過剰に増えるとダメージが発生しやすく、慢性炎症のような状態を引き起こします。
ドミノ倒しでいうと、増加しすぎた「ANL」が倒そうとする力で、「HSP」が止めようとする力。「HSP」の働きを強くし、「ANL」の働きを抑えることで、肌悩みの根本ケアができるのだそう。
「ANL」と「HSP」の2つのたんぱく質の特徴をとらえ、自己回復力を引き出し、肌に効率よく発揮させるための研究の元で進化したのがこちらのアイテム。
(左より)保湿液 120mL 5,500円、美活肌エキス[医薬部外品] 30mL 11,000円、クリーム20[医薬部外品] 30g 14,300円、保護乳液 100mL 5,500円〈すべて税込み〉(再春館製薬所)
なんと5年もの歳月をかけてリニューアルを果たした基本4点は、以前よりもさらに大きくバージョンアップ! どんな工夫や技術が生かされているのか、見ていきましょう。
【1】漢方発想で極限まで引き出された植物の力を配合
過酷な状況でも生き抜く植物のポテンシャルを引き出す工夫をしています。例えば左下「蜜香紅茶」は、葉を好む虫にあえて葉を噛ませることでダメージに抵抗する抗炎症の成分がつくられ、肌の力にもなります。また、右下の「ピンピネラ」は一度伐採し、再生した株を紫外線量の最も多い時季の夏に収穫することで、より強い抗酸化機能を得ることができます。
【2】肌の奥深くに届く浸透技術がパワーアップ
皮膚にはバリア機能があり、化粧品を異物とらえて浸透を妨ごうとします。この大切なバリア機能を壊さず成分をすみずみまで浸透させるため、「美活肌エキス」「クリーム20」には肌構造に限りなく似せたラメラ構造を採用。米や大豆由来成分を使い、成分を深くなじませる工夫をしています。
【3】美容液&クリームは「シワ」を改善し「シミ」を予防する医薬部外品に
「美活肌エキス」「クリーム20」には有効成分のナイアシンアミド(発酵)を配合し、真皮コラーゲンの産生を促進。また表皮における角質層の形成を促進して皮膚のバリア機能を整え、シワの改善をしシミを予防。肌体力を底上げすることを目指すその場しのぎではない”根本(上流)ケア”のドモホルンリンクルに、シミ・シワへの対処ケアという下流ケアもできる、上流ケアも下流ケアも網羅するアイテムに!
これから乾燥が進みシワなどがより気になる季節になりますが、肌悩みを根本から解決するスキンケアアイテムを使って自信の持てる肌を目指しましょう!
◆資料提供/再春館製薬所
取材・文/倉澤真由美