マスク生活が続くと、肌のかゆみが出たり、吹き出物が治らなかったりなど、肌の調子がイマイチ…ということはありませんか?「マスクによる肌荒れをきっかけに敏感肌用のアイテムを使い始め、自分は敏感肌だという意識が高まるケースもあります」と話すのは、花王の青木麻美さん。
◆敏感肌の人は紫外線が強くなる時季に肌が荒れがちに
花王の調査では、乾燥性敏感肌の人は紫外線が強くなる季節に約4割もの人が肌が荒れがちだと感じていることがわかっています。また、肌が乾燥して敏感になりやすいと感じている人の約6割が、花粉やホコリが肌につくことを気にしているよう。これから花粉の飛散量が増え、紫外線のピークを迎えるだけに、なんとかしたいところですね。
そんな敏感肌にぴったりの日焼け止め「キュレル UVカット デイバリアUVローション」が乾燥性敏感肌のためのスキンケアライン「キュレル」より登場!このアイテムの新技術について、花王の研究員の福井崇さんが教えてくれました。
キュレル UVカット デイバリアUVローション 【医薬部外品】60㎖ ¥1,500※編集部調べ(花王)
◆肌を均一に覆って紫外線や乾燥から肌を守る!
「乾燥性敏感肌、つまり肌のバリア機能が低いと、日焼けをしやすく肌荒れしやすい傾向があることがわかっています」と福井さん。そのため肌荒れを防ぐためには、「高い紫外線防御効果」と「高い保湿効果」を両立させたUVが必要なんだそう。
ただ、日焼け止めにUV散乱剤として配合されている酸化亜鉛や酸化チタンは粒子がとても細かく、粒子同士が引き合って固まりやすい性質があります。そのため肌に塗ったときに隙間ができてしまい、紫外線を通してしまうだけでなく、水分も出て行ってしまうことになるのだとか…。
これを解消するため、UV散乱剤の分散性を高める新技術を花王が開発。粒子が固まらず分散されることでUVローションが肌を均一に覆うことができ、紫外線だけでなく肌の水分が蒸散するのを防ぎます。その結果、従来よりも潤いを長時間キープできるように!
◆環境微粒子をつきにくくして肌ダメージを防ぐ!
また、「最近では大気汚染物質が肌へ影響を与えていることが報告されています」と福井さん。花粉や大気汚染物質が敏感肌の一因として考えられており、肌に付着するとかゆみを感じやすい状態になるのだそう。
そこで画期的な技術が登場!その新技術は、肌ダメージの原因となる環境微粒子が肌に付着しにくくなる「デイバリアテクノロジー」。日焼け止めを塗るだけで、紫外線だけでなくPM2.5や花粉といった環境微粒子も肌につきにくくし肌ダメージを防いでくれる新技術です。
年々敏感肌かも?と感じる人は増えているという話もあります。またマスクの着用や体調のちょっとした変化でも、肌が敏感になってしまうときがありますよね。乾燥、紫外線、大気汚染など様々なものから肌を守ってくれるUVは、そんな敏感肌の人の強い味方となりそうです!
取材・文/倉澤真由美