悩める40～50代こそ、スキンケアを楽しく、気持ちよく！ 美容家・小林ひろ美さんの「毎日続けたくなる、肌体力ケア」の秘訣とは？

前回特集、美容家野毛まゆりさんの「肌体力の低下が起こす「肌悩みの負の連鎖」は、理論上自分で止められる!?」をチェック

猛暑やマスク生活のストレスフルな夏を終えた肌に、気温の低下や乾燥が追い打ちをかける秋。肌も気持ちも下がりがちな季節こそ、「基本のスキンケアを、楽しく気持ちよく続けて、肌体力を底上げすることが大切」と美容家の小林ひろ美さん。

かつてのどん底肌を乗り越え、「名刺代わりになる美肌」を手に入れた小林さんに、過酷な肌環境におかれるOurAge世代こそ参考にしたい、毎日「今の肌がいちばん好き」と自信が持てるお手入れのコツを伺いました。

カーディガン￥7,990／オンワード樫山 お客様相談室(アンフィーロ)　ネックレス￥66,000・リング￥27,500／イヴェット

30代半ばまでは日焼けを楽しみ、そのダメージで乾燥やシミ、くすみに悩まされたと言う小林さん。

“過去やってしまったことは変えられないからこそ、今日より明日、明日より来週きれいな肌になりたい。“こんなもんでいいだろう”とおざなりだったスキンケアを見直すことから始めました。
ただし、スキンケアは薬ではないので、今日使って明日変わるというものではありません。だからこそ、日々のスキンケアをコツコツ続けること。瞬発力より、継続力が大事なんです。” (小林さん)

継続は力なりとわかっていても、ついおざなりケアになってしまう人も多いはず。

“義務感でやるお手入れって味気ないし、ただこなす作業になりがち。仕方なくやってることは続けるのが難しいものです。スキンケアは毎日の習慣だからこそ、せっかくなら楽しく気持ちよく続けたい。
自分の肌の触れ心地やスキンケアのテクスチャーを感じながら、わあ～気持ちいい～、ちょっといい感じになったかも？って続けてたら、いつの間にか肌が綺麗になっていたというのが理想です。その方が、肌も気分も上がりますよね。” (小林さん)

肌悩みとは無縁に見える小林さんにも、それなりに気になるエイジングサインはあるそう。

“40～50代は、まるで肌悩みの総合商社。各フロアに、シミ、シワ、たるみ、くすみ^※1……と悩みが並んでいるようなイメージですよね。でもね、ひとつひとつの欠点をくよくよほじくり始めるとキリがないんです。自分の肌に自信が持てなくなって、後ろ向きになってしまう。もっとがんばっている自分の肌全体を見て、褒めて伸ばすマインドでいきたいですよね。
だからこそ、ピンポイントの悩みに対するトラブルシューティングのような対処ケアだけじゃなく、上流に働きかけて悩みが起きにくくなるようなケアが大切。焦ってあれこれ使うアイテムを増やしても、手間や投資がかさむ一方ですしね。肌悩みの尽きない大人こそ、肌体力を底上げしてくれるような基本のスキンケアが必要なんです。” (小林さん)

※1 乾燥による

肌体力を底上げする基本のスキンケア、どう見極めれば？

“スキンケアの基本は、汚れを落とし、うるおいと栄養を与えて巡らせ、蓋をする。このステップをそれぞれきちんと担ってくれるスペシャリストを選ぶこと。スキンケアも餅は餅屋。やっぱり、保湿なら保湿、蓋なら蓋のスペシャリストに肌をお任せするのが間違いないですね。
そういうスペシャリストの力を借りて、手を逆さにしても落ちないぐらい泡を立てて洗顔する、肌がひんやりするまでうるおいを満タンに与える、タッピングやハンドプレスなどの手技で巡りや浸透を高めるなど、丁寧にケアすると肌は応えてくれます。” (小林さん)

• 左から）
• ・濃厚なうるおいを届ける^※2。ドモホルンリンクル 保湿液 120ml ￥5500
• ・シミ予防^※3＆シワ改善にアプローチする美容液。同 美活肌エキス〈医薬部外品〉30ml ￥11000
  （販売名：ドモホルンリンクル 薬用美容液b）
• ・コラーゲン^※4を始めとしたこだわりの成分を凝縮したブランドの代名詞。同 クリーム20〈医薬部外品〉30g ￥14300
  （販売名：ドモホルンリンクル 薬用クリームb）
• ・うるおいを閉じこめ、肌を護る乳液。同 保護乳液 100ml ￥5500／再春館製薬所
• ※2 角層深部まで
• ※3 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと
• ※4 配合目的：保湿・肌にハリを与える・肌をなめらかにする

それぞれの役割がただプラスになるだけでなく、ステップを重ねるごとにかけ算になるように、次に使う製品のつながりまで考えられた設計。だからこそまずは、ドモホルンリンクルの中では主力の[基本4点]でスキンケアを！ これが肌体力を底上げするための近道と言えます。

そんな[基本4点]を小林さんはどう感じているのでしょう？

“ドモホルンリンクルの[基本4点]は、与えるのはもちろん、本来のうるおい力まで見据えた『保湿液』、いきいきとした巡りをサポートする『美活肌エキス』、大人肌に必要な成分をたっぷり与える『クリーム20』、与えたうるおいや成分をしっかり閉じ込めて外的刺激から肌をうるおいでガードする『保護乳液』と、それぞれのスペシャリストがラインナップされているのが頼もしい。まさに基礎ケアのスペシャリスト集団です。肌に何をしてくれるのか、役割が一目瞭然のネーミングにも安心と信頼を感じます。” (小林さん)

こっくり濃厚。まるでうるおいの塊のような『保湿液』

濃厚なとろみでうるおわせながらスピーディに浸透^※5する『保湿液』。
※5 角層深部まで

気になるパーツには、『美活肌エキス』をタッピング塗り

ブランドの原点ともいうべき、こだわり成分たっぷりの『クリーム20』

肌をピンと包み込む『保護乳液』は、ハンドプレスで仕上げる

“悩みの上流で肌体力を底上げするような基本のお手入れを丁寧に。保湿から保護まで、それぞれのスペシャリストが集結した[基本4点]は、同年代の女友達に思わず教えたくなるお取り寄せスキンケアです。” (小林さん)

“今年は本当に暑かったですよね。猛暑から急に涼しくなって肌のバリア機能が置いてけぼりに。年齢的にも季節的にも角質が厚くなりやすいこの時期に見直したいのが、クレンジングと洗顔です。
カサカサに固くなってこわばった肌のままでは、どんなにいい成分を与えても入っていかないもの。秋の肌は、今どう落とすかで決まるといっても過言ではありません。” (小林さん)

• 左から）
• ・とろけるように馴染んで肌の上でオイル状に変化。肌のうるおいを奪うことなく、メイクや毛穴汚れや角栓をすっきりオフするジェルタイプのクレンジング。ドモホルンリンクル 化粧落としジェル 110g ￥5500
• ・シルクパウダー^※6を配合。汚れを吸着し、透明感あふれる素肌に洗い上げる。同 洗顔石鹸 110g ￥5500／再春館製薬所
• ※6 配合目的：保湿・洗浄

• 左）紫根しこん^※7など原料由来のピンクの色味のぷるんとしたジェルが、肌の上でオイルに変化。肌に摩擦による負担をかけずに、ポイントメイクまでしっかりとオフ。
• ※7 配合目的：肌アレを防ぐ
• 右）ふわふわの濃密泡がクッションになって、肌に負担をかけずに洗い上げる。

“大人の肌を洗うなら、メイク汚れや皮脂を落としつつ、バリア機能やうるおいを保って洗うクレンジングや洗顔を選びましょう。洗った後の肌が、すっきりとやわらかく、落としすぎて突っ張ったり乾燥してないかをチェック。” (小林さん)

スキンケアをするときに、手元で馴染ませるという小林さん。

“手は顔と同じ細胞でできていて、サイズも質感も自分にぴったりな最高の美顔器。道具を手入れするように手もケアすれば、肌に触れたときに心地よいし、スキンケアの実力をより引き出すことができます。タッピング、ホールディング、プレスなど、手の動かし方ひとつでスキンケアのなじみや巡りがアップします。
それに、手は自分の肌のコンディションやスキンケアの効果を確認する優秀なセンサーでもあります。自分の肌に触れるということは、自分を愛でること。手を使って自分の肌とどんどんコミュニケーションをとってほしいですね。独自メソッドの「お手当て」でより製品の潜在能力を引き出すことを提唱している、ドモホルンリンクルの考え方に共感します。” (小林さん)

“私にとって肌は名刺みたいなもの。肌のコンディションがいいと、自分に自信が持てるし、この人はどんな生活をしているんだろうと興味を持ってもらえる気がします。肌のお手入れはメイクみたいに瞬時に変身はできないけれど、日々の変化を確認しながらコツコツ育てていくのが醍醐味。
だからこそ、日々を一緒に歩むスキンケアは、信じられるスペシャリストなアイテムを選びたいですね。” (小林さん)

ショップリスト
・オンワード樫山 お客様相談室：0120-58-6300
・イヴェット：www.yvette.jp
※クレジットのないものはスタイリスト私物です。

撮影／横山翔平（t.cube)　ヘア＆メイク／広瀬あつこ　スタイリング／程野祐子　取材・文／長田杏奈