突然ですが、デリケートゾーンのケアはどうしてますか? アンダーヘアではなく、洗い方や保湿のことです。
今回は10月25日(水)より発売開始となった、イギリス発のデリケートゾーンブランド「YES」をご紹介したいと思います。
「女性向けのアダルトグッズストアを運営しているのですが、デリケートゾーンの不快感の悩みを訴える方が多いんです。その対策に必要なものを探し求めて、このブランドを見つけました」とは、上の写真で製品を持っている「YES」の日本代理店、アジュマのディレクター北原みのりさん。
「YES」は、国際的な薬品メーカーの医薬品安全部で働いていたという2人の女性によって作られたイギリス発のブランド。発表会では、Skypeを通じて右のサラさんの生の声を聞くことも出来ました。
2人はバイアグラの開発に携わっていたそうですが、女性側から「痛い」という悩みを聞くようになったのだそう。良きセックスライフのために作られたものなのに、女性にストレスを与えてしまっていた現実にとてもショックを受けた、とサラさん。
解決する製品が必要だと感じたものの、市場に出回っているものには女性の体への優しさや、環境に配慮したものがとても少ないことにも気づかされます。そこで、自分たちが世の中を変えなくては!と、サステイナブルでエシカルな製品を作ろうと決意。
合成成分などが及ぼす体へのリスクを知り尽くしている2人だからこそ、オーガニック認証を受けた製品を作ることにこだわり、リサーチに3年半、製品開発までは10年もの年月を費やしたそうですよ。
「デリケートゾーンの粘膜は、腕の内側と比べると43倍と経皮吸収率が高い部位とされています。そこで、可能な限り天然由来の成分を使用し、pH値もデリケートゾーンに合わせて作られています」とは、北原さん。
製品はすべて、世界最高水準と言われるイギリスのオーガニック機関SOIL ASSOCIATIONの認証を取得。本場英国では、国営の国民保健サービス『NHS』指定の全ての病院で取り扱っているほか、調剤薬局でも販売されているそう。
「更年期世代になり、膣が乾燥してくると性交痛も起こりやすくなるもの。イギリスでは、そんな方たちも病院を訪れて診断を受け、そのときに『YES』の製品が処方されることもあるそうです」
もうひとつ、エミー賞にノミネートされたアメリカのドラマで、女性2人(そのうちの1人はジェーン・フォンダ)がオーガニックのデリケートゾーン用ローションを開発するというエピソードがあるのだとか。それって、まさに「YES」の2人がモデルですよね!
次のページで、「YES」のアイテムをご紹介します!
「YES」の製品は10月25日(水)に日本上陸! 全5品あります。
「日本ではカンジダの症状を抑える薬がよく売れていると聞きます」と北原さん。また、ストレスや生理の影響などでも、デリケートゾーンのpH値は崩れやすくなり、そのせいでかゆみが出やすくなるのだとか。そこで、「YES」はデリケートゾーンのpHバランスを整えるよう、通常のボディ用より酸性の、デリケートゾーンのpH値(pH3.8〜4.5)に合わせて作られています。
「インティメイト・フォームウォッシュ」(無香料・ローズ)各2,400円(税別、以下同)
肌を整えるカレンデュラと、保湿して新陳代謝を促すアロエベラを配合したデリケートゾーン用ソープ。ワンプッシュでふわふわの泡が出てきます。
手の甲でお試しです。トイレに置いて、ウォシュレットで使っても、とのこと。ローズのみ香料を使っているそうですが、ほかは全て、グリセリン、パラベン、香料不使用なんですって。
「インティメイト・モイスチャージェル VM」3,200円
乾燥によるかゆみや痛みから守る、ベタつきのないデリケートゾーン用保湿ジェル。3日に1回くらいの頻度で使うのがオススメ。
「インティメイト・ウォーターローション WB」3,000円
最初に作ったという、「YES」のシンボリックなアイテムがコレ。乾燥や痛みから皮膚を守るデリケートゾーン用潤滑ローション。イギリスでは、医師から聞いてこの製品を知る人も多いのだそう。
「インティメイト・オイルローション OB」3,500円
ナチュラルオイルをベースに作った、デリケートゾーン用潤滑オイルローション。開発者の2人が一番作りたかったオイルで、マッサージしながら使えます。更年期を終えた人にもオススメだそうで、本場イギリスでは「YES」の製品の中で一番人気とか。
なかには、「デリケートゾーンを専用のアイテムでケアするなんて考えたこともなかった」という人もいるのでは? 実は、11月1日(水)に発売となる「MyAge」2017秋冬号で、デリケートゾーンケアの特集をしています。まもなく発売ですので、こちらもお楽しみに!