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しょうがみりんはスッキリ味の甘味料として大活躍!

庄司いずみ

庄司いずみ

野菜料理家
100%植物性のみのレシピを紹介するブログ

『izumimirunの「vege dining 野菜のごはん」』で人気をあつめ、ブログを本にした初のレシピ本は7万部をこえるヒットに。

その後、『デトックス・ベジ』シリーズ(主婦の友社)が累計21万部を突破。

主宰する東京・代々木上原の「庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ」では野菜料理やベジタリアン料理のクラスを開催。

『野菜食べ順ダイエット』、『料理がとびきりの味に プレミアム豆乳マジック!』(共に集英社)、好評発売中!

本みりんの旨みとしょうがの香りで
大人スイーツやお酒のおつまみにも
よくあうすっきりとした甘味に

 

ヘルシーレシピで人気の野菜料理研究家、庄司いずみさんが提案する「しょうがみりん」は、おいしくて、応用範囲の広い万能調味料。血液の巡りをよくして体を温めるなど、しょうがに含まれる健康成分を手軽にたっぷりとれるというのも嬉しいですね。

 

複数の糖とアミノ酸がたっぷりの
本みりんを使うのがポイント!

 

「みじん切りしたしょうがを本みりんで煮るだけだから、とっても簡単! 時間のあるときにまとめて作っておくと、毎日の料理作りに役立ちますよ」と庄司さん。おいしい「しょうがみりん」を作るポイントは、「みりん風調味料」や「みりんタイプの発酵調味料」ではなく、必ず「本みりん」と記載されているものを使うということだそうです。

 

なぜなら、これらの調味料。名前は似ていても、「本みりん」とは違うものだからです。

 

「本みりん」は、もち米、米麹を醸造アルコール(または焼酎)に仕込んでできたもろみを、じっくり熟成させたもの。糖化・熟成という自然の営みによって生み出された、独特の旨みと素材の味を引き立てるパワーがたっぷり詰まっています。

 

一方、「みりん風調味料」と呼ばれるものは、いろいろな原材料を短期間で混合・調合したもの。「みりんタイプの発酵調味料」は食塩を含んだ発酵液を配合したものです。

 

「本みりん」は風味もよく、ナチュラルな甘味。しょうがと組み合わせると、しょうがの辛味をおさえつつ、爽やかな風味を引き出してくれます。

 

第1回では、この「しょうがみりん」を万能だれとして使って、炒め物や鍋物に応用したレシピをご紹介しました。今回はしょうがみりんの特徴である、すっきりとしたキレのある甘みを生かした大人スイーツと、おつまみにもなる常備菜をご紹介しましょう。

 

 

【1】しょうが豆乳プリン

 

しょうがみりんをさらに煮つめ、
しっかりとした甘さを出したカラメルソースがアクセント

材料(2人分)
Aしょうがみりん……大さじ3
A粉寒天……小さじ1/4
Aくず粉……大さじ11/2
A豆乳……1カップ

※しょうがみりんの作り方は次ページにあります。

〈カラメルソース用〉
しょうがみりん……大さじ3

 

作り方
①Aを鍋に入れて中火にかけ、混ぜながら加熱する。
②沸騰したら弱火で30秒加熱し、火から下ろして器に注ぎ入れる。
③②の粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、冷やし固める。
④カラメルソース用のしょうがみりんからしょうがをいったん取り出し、みりんだけを小鍋に入れ、とろみがつくまで煮つめる。冷ましてから③の上に流し、取り出しておいたしょうがをのせる。

 

豆乳のまろやかな味わいと本みりんのやさしい甘味を組み合わせた、心がほっと落ち着くスイーツ。くず粉のもっちり食感も絶妙です。

 

次のページでは、年末年始のおもてなしにも大活躍しそうな、黒豆を使った常備菜をご紹介しましょう。

 

【2】黒豆のしょうがみりん煮

 

タンパク質、ビタミンB、ポリフェノールなど、栄養豊富な

黒豆をしょうがみりんで煮て、常備菜にも、おせちにも!

材料(2人分)

黒豆の水煮……1/2カップ
しょうがみりん……1/4カップ
しょうゆ……小さじ1/2

※しょうがみりんの作り方はこの後にあります。

作り方
すべての材料を鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちさせて火を止める。

 

しょうがみりんを使って煮ると、さっぱりとした甘味。おせちの黒豆はくどくてちょっと苦手、という人にも喜ばれますよ。

 

そのほか、第1回でご紹介したように、いろいろな料理に応用のきく「しょうがみりん」。ぜひお試しあれ!

 

<基本のしょうがみりん>

 

材料(作りやすい分量)
しょうが……100g
本みりん……200ml

 

作り方
①しょうがはよく洗い、皮はむかずに(気になる汚れをこそげ取る程度に)粗みじんにする。
②①を鍋に入れて本みりんを加え(写真a)、中火にかける。③煮立ったら弱火で5分煮て火を止める。煮つめ加減で甘味を調整する(写真b)

「タカラ『国産米100%』本みりん」の注ぎ口は2種類。たっぷり使いたいときは広口、少量注ぎたいときは細口、と使い分けられます

 

左が5分煮つめたもの。さらりとして優しい甘味。右は7~8分煮つめたもの。甘味もしょうがの香りもしっかり。アルコールが気になる方は充分に加熱し、煮切って下さい。

 

 

【今回使ったみりんは?】

 

「タカラ『国産米100%』本みりん」

らくらく調節ボトル入り、500ml/¥395

 

タカラ『国産米100%』本みりん」は、オリゴ糖をはじめとする9種類以上の糖から生み出される奥深い甘味と、米由来の18種類のアミノ酸で構成される旨味とコクが特徴。

 

原材料は国産米100%にこだわり、本みりん造りの要である麹づくりをはじめ、仕込み・熟成・充填に至るまで、すべての製造工程を国内の自社工場で行っています。

 

●問い合わせ 宝ホールディングスお客様相談室 ℡075-241-5111 (平日9:00~17:00)

 

 

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『しょうがみりん』がおいしい秘密は、使用する本みりんのおいしさ。「タカラ『国産米100%』本みりん」は、もち米と米麹から生まれた豊富な糖とアミノ酸が深い味わいを醸し出します。たとえば、オリゴ糖を中心にバランスよく含まれる9種類以上の糖が、まろやかな甘味を演出。米由来の18種類以上のアミノ酸で構成される複雑な旨味とコクは、素材の味わいをいっそう滋味深くしてくれます。

 

原材料は国産米100%にこだわり、本みりん造りの要である麹づくりをはじめ仕込み・熟成・充填に至るまで、すべての製造工程を国内の自社工場で行っています。

 

また、本みりんは、みりん風調味料とは異なり、効果としては、味のしみ込みをよくし、生臭みを消し、煮崩れを防ぎます。また、コク・うまみを出し、上品でまろやかな甘みをつけるのに適しています。加えて、てり・つやを出し、塩カド・酢カドを取る役割もあります。

 

「タカラ『国産米100%』本みりん
らくらく調節ボトル入り、500ml/¥395


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