温泉で免疫力UP
ボン・ジョルノ!こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。
今年は2月に入ってからも何度となく寒波が押し寄せた日本。
こんな時は温泉でほっこり、芯まで温もりたいものですね。
今日は、身近な日帰り温泉を活用した免疫力UPのヒントをお届けしていきます。
<家のお風呂と温泉の違い>
1月末から、毎週のように日本列島を襲った冬の寒波。
うず高く積もった雪と吹雪きの様子が伝えられるたびに、温泉が恋しくなります。
日本人の温泉好きが基で、今ではどんな都心部でも日帰り温泉ができていますが、冬こそこの温泉を上手に利用して健康づくりに役立てましょう。
というのも、自宅のお風呂と温泉とではカラダの温もり方やリラックス感が大きく異なるからです。
自宅のお風呂と温泉とでは、カラダの温もるスピードや温められる面積にも違いがあります。
それは、一般的な家庭用の浴槽に比べ温泉のお風呂は大きく、手足を伸ばしてゆったり入ることができるからです。
そのため、太ももとお腹が密着した状態でお湯に浸かったり、肘が曲がったまま湯船に浸かるということがなく、カラダの全部にお湯がまんべんなく触れることができ、ゆったり全身を温められるというメリットがあるのです。
また、温泉の成分そのものの働きとして、水道水(白湯)に比べ温もりやすく冷めにくい、というメリットもあります。
<芯から温もることの意味>
よく温泉に入ると「お風呂から出た後も長いことカラダがぽかぽかしていて、芯まで温もった」と言う声を聞きます。
また久しぶりに温泉に浸かって、初めて背中の方がびっくりするくらい冷えていたことに気づく事も少なくありません。
実は、カラダが芯まで温もることで得られる効果は大きく、年齢を問わず女性の健康を内側から支えてくれる大事なポイントになっています。
よく体温が1℃上がると免疫力は5倍~6倍になる、と言う話を耳にしますよね。
免疫力とは、ひと言で言うとカラダの外側からやってくる様々なマイナス刺激(≒ストレス)に対する抵抗力のことです。
ただ現在「免疫力」そのものを測定する機械や方法というのは無いので、一概に5~6倍というこの数字が正しいか?というと疑問が残ります。
でも、温泉で体が温もることで得られるメリットについては、明らかな自覚症状や実感があります。
例えば、冷え性が改善されたり、腰痛や関節痛などが改善したり、肩こりが楽になったり、ぐっすり眠れるようになった、などなど。
<入浴前の水分補給が効果的>
ここ数年のうちに、日本では「温活」と言う言葉が一般化しています。
温活、つまり体を温めることはイコール血のめぐりが良くなること、を意味します。
カラダの中には、血のめぐりと同じくらい大切な流れがあり、それがリンパの流れです。
こうしたカラダの中の様々な「めぐり」をより効果的に改善するには、お風呂あがりのマッサージが良いとされています。
血のめぐりが良くなったところで、リンパの流れも良くしてあげることで、老廃物などをカラダの外に出す働きをサポートするという理屈です。
こうしたカラダの中の「めぐり」をより効果的に改善するには、そもそもの「流れ」をスムーズにするための水分補給をすることも大事なポイントです。
例えばお風呂に入ると、自然に血のめぐりが良くなり、体温が上がって、汗をかきます。
でも、汗を沢山かくと、人のカラダの中では血液濃度が高くなり、ドロドロ血液が発生します。
お風呂や温泉などに入る前には、その後かくであろう汗の分量だけ、先に水分として飲んでおくと、体内循環もバランスが良くなります。
また汗と一緒にミネラルも体の外に出て行ってしまうため、風呂の前の水分補給はできるだけミネラルの沢山入ったミネラルウォーターを選んでみて下さいね。
今月のおすすめのお水は、飲みやすい木曽山系の天然水です。
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<今月のおすすめ銘柄>
木曽山系の天然水
長野県・木曽町開田高原に水源を置くミネラルウォーターです。水そのものに含まれているミネラルがとても少ないミネラル水になります。日本らしい、癖のないすっきりとした味になります。オフィスなどでも使いやすい小ぶりな280mlボトルを中心に流通していますが、外出時など小まめに飲み足したい日にバックに入れておくのに良いサイズです。
【水タイプ】
産地泉源:日本/長野県
湧水温度:非公開
水タイプ:無発泡
知覚ほか:無臭/pH7.1
ミネラル:ナトリウム0.43mg,カルシウム0.3mg,マグネシウム0.09mg,カリウム0.1mgほか ※メーカーでの分析による(per.100ml)
【水ソムリエの飲み方レシピ】
ミネラルウォーターにはミネラル成分の少ない水とミネラル成分の多い水があります。硬度は味覚やミネラルの全体量を示すものではありません。ミネラル成分の少ない水は、味もクセがなく飲みやすいものが一般的です。また軟水であっても、海外の水には微量の多様なミネラルが含まれており、味も個性的なものが少なくありません。そのままでは飲みにくいと感じた時は、中国茶や珈琲・紅茶などを煎れるのに使うと美味しく仕上がります。
<ショップ情報> アマゾンなどインターネット販売ほか