染めても隠しても、すぐまた出てくる白髪。人によって、白髪の量や伸びるスピードは違うけれど、サイクルが早い人だと3週間から月に1回は「白髪を染めなくちゃ……」と、ため息をついてしまいますね。
時間や手間がかかることもストレスだし、髪が傷んだり染料のアレルギーも心配。だけどずっと伸び続ける白髪とは、この先も付き合っていかなければならないなんて……。
しかし! そんな“終わりのない白髪ストレス”に救世主登場の予感です。
花王から誕生した、新ヘアケアブランド「Rerise(リライズ)」。
この新しい白髪ケアは、従来の染料で白髪を染める白髪染めとは異なり、「黒髪メラニンのもと*」で黒髪色を取り戻すという発想の新しい白髪ケアアイテム。なぜ「黒髪メラニンのもと*」で染めるのかというと……?
■髪が黒いのは、髪の内部にあるメラニンの有無
そもそも、なぜ髪が黒いかというと、髪の内部にメラニンが顆粒状で存在しているから。黒髪と白髪の違いは、メラニンの量。左側はメラニンが多い黒髪の断面図、右側はメラニンがほとんどない白髪の断面図です。
ということは、白髪をメラニンで色づけることができれば、本来黒髪が持つ、自然な黒さを補えるのでは…?
そこで誕生したのが「黒髪メラニンのもと*」で色を定着させる「リライズ」です。
■「黒髪メラニンのもと*」って何?
こちらをご覧ください。
これは、日本酒の材料になる米麹。ケースの左は普通の白い米麹。右は、「褐変麹」といい、麹菌に含まれる「チロシナーゼ」という酵素により、メラニンが生成されて黒くなった麹です。花王はこの褐色麹からヒントを得て、「黒髪メラニンのもと*」を開発したそうです。お話を聞いているだけでワクワクします!
この、「黒髪メラニンのもと*」は、100%天然由来のもの。原料はこんな豆なのだそうです。
なんだか新しい白髪ケア。そのメカニズムは次のページで!
■髪表面のキューティクルに定着
リライズの大きな特長は、「黒髪メラニンのもと*」がキューティクル層に定着して、黒髪色を補っていくというもの。この写真でもわかるように、毛髪の表面、キューティクル内部にこの成分が定着するイメージです。水に溶けにくいので退色もしにくいそうです。
黒髪色が定着していく様子がこちら。右にいくに従い、徐々に黒くなっていくのがわかりますか?
使い方は簡単です。シャンプー後に剤(クリーム)を手に取り、髪の根元や白髪部分に塗布します。髪になじませたら5分放置し、しっかり流して完了。
最初に3日間(1日1回、1週間以内を目安に)使い、白髪が黒髪色を取り戻したら、週に1回の根元メンテナンスでOKだそう。
さらに、うれしい特長があります。リライズには毛髪保護成分も配合され、使うたびに髪にハリ・コシが。
リライズで染めた毛束は、しっとり毛先までまとまって、指どおりが滑らか。黒髪色を取り戻すだけでなく、健康でつややかな髪になるなんて、本当に新しい白髪ケアですね!
ずっと白髪ケアをし続けることを考えると、髪に負担をかけないというのは大事ですよね。
さて、気になる商品はこちらです。
「リライズ 白髪用髪色サーバー」リ・ブラック/グレーアレンジ
本体155g/つけかえ用190g
どちらのタイプも「まとまり仕上げ」と「ふんわり仕上げ」の2タイプあります。
下の写真の左が「まとまり仕上げ」で染めた毛束サンプル。うねりを押さえ、毛先まで滑らかな仕上がりに。右が「ふんわり仕上げ」で染めた毛束サンプル。ハリ・コシを与え、ボリューム感がアップしています。
仕上がりイメージはこちらです。リ・ブラックはしっかりとした黒髪色に。
グレーアレンジは黒すぎない自然な仕上がりに。
新しい白髪ケアの登場に思わず胸躍る発表会でした。発表会に出席した編集部員3名が、早速今日から使おうと決意表明! 白髪ケアの選択肢がひとつ増え、これから、私たちと白髪との向き合い方を変えてくれそうです。
*着色成分(ジヒドロキシインドール)