「整体でゆがみを整えても、また翌週にはあちこちが痛い、辛くなったと訪れる患者さんがいることから、週1回の施術には限界があると感じていました。この解決策として、自宅でケアする方法を模索しました」
そう語るのは、都内で16店舗の整体スタジオを展開するクワトロハートの代表である熊谷剛さん。今までに4万人以上を施術してきただけでなく、「疲労回復協会」の会長も務め、技術指導をした整体師は1,200人以上!とか。
そこで熊谷さんは、疲れの原因となる“体のゆがみ”を取り除く寝具シリーズ「CURE:RE(キュアレ)」を開発。手にしているのは、今回バージョンアップして耐久性などを高めた整体まくら「THE MAKURA」です。
スマホが普及し、いつでも「コレは何?」と思ったらすぐにスマホで検索する人が多くなった現代。とても便利ですが、首へのストレスが続いていることが大きな問題、と熊谷さん。
「首には脳に酸素や栄養を運ぶ血管、老廃物を排出するリンパ管、脳から全身に指令を送る神経系も通っています。そんな重要な働きを担いながらも、常に重い頭を支えているため負担がかかりやすい部位です」
さらに、いつも下を向いているなど過度のストレスが続くことで、血管やリンパはますます循環不足に! 「代謝が低下してゆがみが生じ、体のだるさや疲れを招いてしまうのです」
そんな “ネックストレス” を改善するのに効率的なのが、睡眠時間を利用すること。正しいまくらを使うことでめぐりが良くなり、体全体のゆがみ解消にもつながると語ります。
「日中、私たちは重力に抵抗して動いていますから、あらゆる部分に負荷がかかってゆがみが生じます。そこで睡眠中にゆがみを取り除きたいわけですが、使うまくらが首にフィットしていないと、かえって首に負担をかけてしまうことになります」
まくらに大切なのは、首のアーチを作るのではなく、アーチを支える形状なんですって。
「一般的なまくらは、首から頭部をアーチ状に支えています。この形状だと、頭蓋骨内部にある一番端の頸椎を支えることができていません」
「そこで、すべての頸椎に負担をかけない独自の三段構造を開発しました。首の付け根から肩までをしっかり支える形状です」
理想的なフォルムが完成するまで、タオルを1枚ずつ重ねて調整したりと、多くの人に寝てもらって試行錯誤を繰り返したのだそう。完成した独自の三段構造は特許(意匠登録)も取得しているんですって。
さて、このまくらの寝心地は? 次のページでご紹介します。
「まくらでネックストレスを解消することで、めぐりが良くなり、自然治癒力もきちんと働くようになります」
心臓から流れる血液が全身をめぐって再び心臓に戻るまでは約1分間とされていることから、3分寝ただけでも血流が良くなり、可動域も広がるのだそう。そこで、まずは寝る前に血管スコープでモデルさんの血流を測定。可動域もチェックしました。「これ以上の回転はキツそうですね」
まくらに肩まできちんと乗せ、3分寝ます。かなり深い位置に頭を乗せるのが特徴です。
幅60cmなので、横向きでも、寝返りを打っても快適に眠れますが、整体効果を得るには最初の10〜20分は仰向けで寝るのがおすすめとか。
3分寝た後に、血管スコープでの血流と可動域を再びチェック。おお〜、血流は少し良くなり、腕は後ろのほうまで動くようになってます〜。「体が軽くなりました!」とモデルさん自身もビックリしていましたよ。
私たち取材陣も、血管スコープで血流測定&3分寝る体験をしました。まず、驚いたのが枕に頭を乗せた途端に呼吸がすごく楽に、深くなったこと!
「ゆがみが生じていると、呼吸がしにくくて浅くなるんです。寝ている間は6000〜1万回も呼吸すると言われています。寝ている間中、浅い呼吸でいるのか、ネックストレスを解消して深い呼吸が出来るようになるか。この差が血流にも影響を及ぼします」
1日の疲れを癒す睡眠は、質の良さが大切。そのためには、寝具も吟味が必要だとあらためて感じました。3分じゃなく、もっとこのまま寝ていたい〜♡と感じた寝心地でしたよ。
12月10日(月)発売
「THE MAKURA」税別¥30,000
「人によって合うまくらの高さや硬さは違うのでは?」という今までの常識を覆すまくら。“ヒトの首の骨は7つ” という構造に合わせて作られているため、男女問わずにしっくりくる高さと硬さになっています。中身は頭の重みに耐えられる特注のゴムパイプ素材を使用。定期的に中身が均一になるよう、全体をならしたり、空気を入れるように揉んで型を整えることで、良い状態を長く保てます。
東京・新宿にあるCURE:REのコンセプトショップ「CURE:REテラス」では、この枕を実際に試すことができるほか、ネックストレスのチェック、体の可動域や血管スコープ測定など、今回の取材陣と同様の体験も無料で行っています。