コレに悩まされている人にとっては、本当にツラい時季がやってきました。
目が痒い、くしゃみや鼻水が止まらない〜!
そうです、花粉の季節です。
「花粉症患者は増え続けており、平成28年度の調査では都内のスギ花粉症の有病率は48.8%と推定されています」とは、花粉研究の第一人者である埼玉大学 大学院 理工学研究科 教授の王青躍(せいよう)先生。
「今年とうとうデビュー…」なんて話をよく聞くようになったとは感じていたけれど、まさか半数近いとは驚きました。
都市部の花粉は特に凶悪!?
さて、花粉症は、体内に花粉を取り込み続けることで花粉に対応する抗体が出来てしまい発症します。このメカニズムを考えると、スギが多い地帯に花粉症が多い?と思いがちですが、実際は市街地で暮らす人のほうが有病率が圧倒的に多く、しかも都市部患者の症状は深刻化しているんだとか。
「抗体をつくらせているのは花粉そのものではなく、花粉に含まれるアレルゲンです。花粉は大気汚染物質と結び付くと爆発を起こすため、都市部では空気中にアレルゲンが大量に舞っており、よりアレルゲンを吸い込みやすい状態になっています」
写真は撮れなかったのですが、花粉が爆発する動画を見せてもらいました。大気汚染物質によって花粉の殻が傷つき、空気中の水分が染みこんで花粉が膨張。そしてキャパオーバーとなり、花粉が破裂して粉々になるまで約5分! 説明を聞きながら観ているだけで鼻がムズムズしてきました。
「爆発した花粉はとても小さくなり、アレルゲンを含む粒子も元の大きさの30分の1ほどになります。本来のスギ花粉のサイズなら鼻やのどを通り抜けて体内に入ってくることはないのに、ここまで微粒子化すると容易に体内まで入り込んでしまうのです」
さらに、大気汚染物質は花粉を爆発させるだけでなく、化学変化を引き起こして凶悪化させてしまうのも問題、と王先生。花粉症の症状を重症化させたり、喘息や気管支炎を誘発してしまうこともわかってきているのだそう。
そんな花粉の対策として、多くの人が実施しているのがマスクの着用です。でも、微粒子化したアレルゲンはマスクと顔との隙間から通り抜けて入ってきてしまうのでは??
森の研究成果を活かした画期的なアイテムが登場!
そこで注目したいのがこちら。「ん? リップクリーム?」いえいえ、マスクに塗って花粉をバリアするというスティックなんです。
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「森の空気には大気汚染物質を浄化する作用があると科学的に解明されています」
そう説明してくださったのは、エステーグループ 基礎研究機関 日本かおり研究所 社長の金子俊彦さんです。
確かに、昔から「森林浴」という言葉があるほど、森の空気は澄んでいてキレイなイメージ。癒し効果もあって「心まで洗われる」とも言ったりしますが、もともとキレイなだけじゃなく浄化するチカラもあるのです。
森林の空気が浄化されるのは大気汚染物質の二酸化窒素を「植物の葉が吸収」「植物の持つ香り成分が除去」するとされていることから、エステーは香り成分の効果について研究を進めたのだとか。
その結果、森林樹木の中でも北海道のトドマツの枝葉抽出物の空気浄化作用が最も高いことがあきらかに。トドマツの香り成分は大気汚染物質を除去するだけでなく、花粉自体をコーティングするので抗体とアレルゲンが結合しにくくなり、さらに凶悪化した花粉のアレルギー性を軽減すると確認出来たのだそう。
そこで作られたのがこちら「MoriLabo 花粉バリアスティック」です。
間伐時に放置されていたトドマツの枝葉から針葉紛体(天然針葉パウダー)、樹木水(天然森林ウォーター)、樹木精油(天然森林オイル)を抽出して配合。環境にも配慮されたサスティナブルなアイテムなんです。
気になる使い方は…何とマスクに塗ります! マスクまわりに香りのバリア層を作り、マスクで防ぎきれない花粉も抗体に結合しにくくしてくれるのです。
「症状を抑えたいけど薬を飲むと眠たくなる」「肌に直接塗るタイプはメイクが崩れる」そんな不満を解消する新しい発想の花粉対策。すっきりさわやかな森の香りも、花粉症でイライラする気持ちを癒してくれそうです。
「MoriLabo」ブランドサイト