ゴールデンウィークが明け、スッキリとした青空が広がった2019年5月13日、東京・上野の東京国立博物館にて「MyAge/OurAge5周年記念イベント 黒田知永子さん×吉田さらささんスペシャルトークショー@東寺展」が開催されました。
MyAgeキャラクターとして表紙を飾る黒田知永子さんとOurAgeおでかけマイスター<寺社部長>として、寺社や旅のたくさんの記事を書いている吉田さらささんをゲストに迎えたイベントです。
この日は150組300名のラッキーな方々をお招きし、お二人のトークショー、そして今大人気の特別展「国宝 東寺–空海と仏像曼荼羅」を貸切でゆっくりお楽しみいただきました。
なぜラッキーな方々なのかというと……
このイベントはたくさんのご応募の中から抽選で選ばれた読者をお招きしています。文字通りラッキーな方々なのです!
そのラッキーな方々が続々と会場に到着されます。
山口県や福島県など遠方からいらしてくださった方も!
招待状を手に、みなさんワクワク感いっぱいの様子です。
会場に設けられたフォトコーナーも大人気。
さあ、いよいよトークショーの開演です。
黒田知永子さん、吉田さらささんがステージに登場すると、会場からは大歓声!
トークショーのテーマは「東寺展の見どころや立体曼荼羅の鑑賞の仕方」。
吉田さらささんに東寺展の見どころ、知っておくと鑑賞が一層楽しくなる基礎知識をお話しいただきました。
これを展示を観る前に聞くのと聞かないのでは、観覧のときの楽しさが数倍違うんです。
例えば具体的には、どんなことかといいますと……
今回展示されている阿弥陀如来の場合は「阿弥陀如来の手元にも注目してほしい」と吉田さん自ら、手の形を実演。
これは、阿弥陀如来のもっともよく見かける基本的な「阿弥陀の定印(じょういん)」という形だそう。
実物はこちらです。
よく見ると、輪を作っている指の間には、カエルの水かきのようなものがあります。
「これは縵網相(まんもうそう)といって、ひとかきで、よりたくさんの人を救うことを表現しています」と吉田さん。
「こんな細かい部分をじっくり間近で見ることができるのはありがたいですね」と黒田さん。
そしてもう一つ、京都の東寺に行ってもふだん見ることができない神像「武内宿禰坐像(たけのうちのすくねざぞう)」も今回展示されています。
東寺の境内には鎮守八幡宮という神社があり、このお像はそこに安置されているのだそうです。
吉田さんも今回のトークショーに先立ち展示をご覧になったとき「これは見たことがないです! 」と大感激。
このような感じで進行する吉田さんの熱の入った解説とそれに対する、ときにはユーモアを交えた黒田さんのコメントにみなさんも思わず笑顔。
東寺展の注目ポイントはたくさんあるのですが、今回の見どころは何と言ってもほぼ全方向から鑑賞できる史上最大規模の仏像曼荼羅と仏像界きってのイケメンといわれる帝釈天騎象像(たいしゃくてんきぞうぞう)。
国宝 帝釈天騎象像(たいしゃくてんきぞうぞう)
平安時代・承和6年(839年)東寺蔵
帝釈天騎象像は見る角度により表情が違って見えるそうで「お気に入りの角度が見つかるはず」と吉田さん。
黒田さんは「帝釈天がハンサムで有名な仏像というのは前々から知っていましたが、今回あらためて拝見し、やはりキレイなお顔をされているなぁ」と感じられたそうです。
この後の「東寺展」の鑑賞がますます楽しみになってきた様子のみなさん。
今回は特別に、東京国立博物館 広報室長の丸山士郎さんにも「東寺の成り立ちや空海と立体曼荼羅」について解説いただきました。
特別展「国宝 東寺–空海と仏像曼荼羅」の展示の構成や、東寺の由来、空海とはどんな人だったのかをはじめ、真言密教の秘法を修する儀式「御七日御修法(ごしちにちみしほ)」の展示の見どころなどをお話しいただいたのですが、わかりやすくて展示内容に親しみを感じさせる解説に、ますますこのあとの鑑賞タイムが楽しみになってきます。
丸山さんの解説が終わると、一斉にスマホを取り出しステージに向ける皆さん。
そう、黒田さん、吉田さんのフォトセッションタイムです!
「黒田さん吉田さん、目線を最初は会場右側にお願いします。
次は中央にいきましょう、最後は左へお願いします」
と横で司会が仕切り、まるで記者会見さながらのスペシャルタイムとなりました。
今日の黒田さんは素敵なお着物姿。
大島紬だそうです。
ファンのみなさんは「黒田さんご本人にお会いできて嬉しい!お顔が小さくて本当に綺麗で、もううっとり」と感激の様子でした。
黒田さんも
「今日のように読者のみなさんと一緒に東寺展を楽しめるのはいいですね。
みなさんもおしゃれをして、こうやって博物館にお出かけするのもいいですよね。
今回の東寺展は、京都の東寺で拝観するのとはまた違う見方ができて興味深かったです。
あらためて京都に行って、東寺をもう一度拝観したいと思いました」
と今回のイベントを楽しんでくださったようです。
MyAge 宇居直美編集長、 OurAge 水谷裕美編集長からのご挨拶も。
さてお待たせしました、いよいよ展示鑑賞です。
トークショーで解説していただいたポイントを頭に入れて、貸切の会場をゆっくりと巡ります。
音声ガイドのナビゲーターは、俳優の佐々木蔵之介さん。
みなさん熱心に鑑賞しています。
明王に踏まれている人のさまざまな表情に注目している方も。
さきほどトークショーで吉田さんが「阿弥陀の定印」をお話ししてくれた阿弥陀如来様もいらっしゃいます。
国宝 阿弥陀如来座像(あみだにょらいざぞう)
江戸時代・天保5年(1834年)東寺蔵
お、さっそく「阿弥陀の定印」をご自身でもやってみていますよ!
こちらはトークショーで紹介された神像「武内宿禰坐像(たけのうちのすくねざぞう)」。
やはり人気です。
国宝 武内宿禰坐像(たけのうちのすくねざぞう)
平安時代・10世紀 東寺蔵
そして何と言っても一番人気はここ、イケメン帝釈天騎象像。なぜなら……
そう、ここは写真撮影可。
今回の展示では、ここのみ撮影OKなのです。
みなさん、仏像界きってのイケメンの写真撮影ですから熱が入りますね!
もう一つすごいのは、仏像曼荼羅の中を回遊しながら鑑賞できるという今回の展示方法。
こうして後ろからなど仏像を360度から鑑賞できるのは、とても貴重な機会なのです。
たとえばこちらは降三世明王立像(ごうざんぜみょうおうりゅうぞう)を後ろから拝見したところ。
国宝 降三世明王立像(ごうざんぜみょうおうりゅうぞう)
平安時代・承和6年(839年)東寺蔵
なんと後ろにもお顔が!
このように正面から以外のお姿を明るい照明のもと拝見できるなんて、古の人びとが知ったらきっと驚くことでしょう。
貸切という贅沢な空間で、国宝や重要文化財を含む約110件の作品を鑑賞していただいたその後には、さらに次のお楽しみが!
鑑賞後のティータイムです♪
創刊以来一貫して「美と健康」をテーマに記事を発信し続けてきたMyAge/OurAgeならではのメニューが用意されました。
卵、乳製品、白砂糖を使っていないレモンとイチゴのキューブケーキに、くこの実や松の実、かぼちゃの種、ドライオレンジなどのナッツやドライフルーツをトッピング。
ヘルシーなドリンクは、ミックスシトラス茶、ベリーベリーほうじ茶、フレッシュハーブティー、それぞれホットとアイスがあります。
おいしいスイーツとお茶で寛いていただいた後は……
驚くなかれ!
実はお楽しみはまだあるんです!
参加者にはもれなくお土産が。
しかもそれがとても豪華なのです。
では気になるその内容を一つずつご紹介します!
まず上の中央から時計まわりに、花王「セグレタシャンプー&コンディショナー(ミニセット)」と「ブローネヘアマスカラ白髪用 ナチュラルブラウン」。
「セグレタシャンプー&コンディショナー」は編集部のスタッフの中には「本当に一度使っただけで髪がしっかり立ち上がるようになってびっくりした!」という人もいるほど、ハリ、ツヤ、ボリューム感のある髪へみちびいてくれる、まさに私たち世代にぴったりのシャンプーとコンディショナー。
そして、30秒速乾でお出かけ前に手軽に白髪ケアができる『ブローネ ヘアマスカラ白髪用 ナチュラルブラウン』も一緒にセットしました。
中央下、三つ目は 大塚製薬「エクエル ジュレ」。
エクオール5mg、コラーゲン2500㎎、カルシウム210㎎など女性が嬉しい成分を1袋にまとめたさわやかなオレンジ風味のゼリー飲料です。
左側、ブルーのボトルは宝酒造「松竹梅白壁蔵「澪(みお)」スパークリング清酒」。
和食だけではなく洋食にも合う米と米麹のほのかな甘味に、すでに女性ファンが多い飲みやすいお酒で、斉藤工さんのテレビCMでお馴染みの方もいらっしゃるのでは。
「澪(みお)」のお隣がティーエフケイ「三寿(さんじゅ)」。
微生物から生まれた各種ビタミン、アミノ酸、核酸などを直径わずか3mmの粒に濃縮加工した健康食品。
一日1~4粒飲むことで、微生物酵素の働きがダイレクトに身体へ! 腸内環境を整えてくれます。
そしてラスト、中央上がキユーピー「ヒアロモイスチャー240」。
飲むヒアルロン酸のサプリメントなのですが、飲用したヒアルロン酸はうるおいを単に補給するだけでなく、なんとうるおいを作る”肌の工場”を増やすので、自分のうるおい工場でうるおいを作ることが可能になるそうです。
これら合計6点のお土産は、トートバッグ専門ブランド「ルートート」とコラボしたオリジナルバッグにインして渡されました。
軽くてマチもあるのでたくさんモノが入り、使っていないときは丸めて付属のゴムで留めれば小さくなるとても便利なバッグなんです。
さっそく読者のおひとりがお帰りの際にパチリ。
鮮やかな赤が素敵です!
最後に、ご参加いただいたみなさまのコメントを一部ご紹介します。
「仏像って、興味がなかったんですが、新しい世界も知ってみようと思って応募したら当てていただいて。見どころの解説を聞いた後で展示を拝見したので、とても興味深く見られました。やはり、新しい体験は刺激的でいいですね」
「こうやっておしゃれしてお出かけする機会が減ってきてしまったので、とても楽しみにしていました。トークショーも展示鑑賞もお茶の時間も大充実でした!」
「黒田さんのファンで申し込みました。近くで拝見できて感激です! 大島紬素敵でした〜♪」
「仏像が好きで、吉田さらささんのファンなので、今日は著書を持参で来ました! 展示を見ながらお話もできて、嬉しかったです。東寺展は2回目です」
「京都の東寺にも行ったことありますが、あちらは場を楽しむ感じ、博物館の展示は、作品一つ一つがよく見えるので、また違う楽しみ方ができますね。いい機会をありがとうございました」
このようにご来場いただきましたみなさまがとても楽しんでくださり、編集部一同感激です。
なお、今回のイベントは
#ourage東寺
#myage東寺
をつけてSNSにアップしてくれている方もいますので、ぜひ、参加者目線のイベントの様子もをご覧になってみてください。
また吉田さんによる連載記事「東寺「仏像&立体曼荼羅」案内旅」でも東寺の見どころをたくさんご紹介しているので、お読みいただけたらうれしいです。
特別展『国宝 東寺ー空海と仏像曼荼羅』は
東京国立博物館平成館にて2019年6月2日まで開催中です。
詳しくは下の展覧会公式サイトへ
取材・文/島田ゆかり 撮影/藤澤由加