ほとんどの方は、角度を付けていないフラットな状態のベッドに寝ているのではないでしょうか?
ふみっちーも、さぁ寝よう!とベッドに横になってから起きる時まで、寝返りは打つもののベッドの角度はフラット、平らなままです。もともと角度が付けられるベッドではないし、フラットな寝姿勢だからと、特に寝つきが悪くなったり浅くなることはなかったつもりだったんですが…。
「呼吸をする時に使われる横隔膜は膜状になった筋肉です。息を吸うと収縮して2cm下がり、息を吐くと戻るという動きを自動的に繰り返しています」
そう説明してくださったのは、神戸大学大学院保健学研究科 地域保健学領域 教授の石川朗先生です。そして驚いたのが…
「寝転がった姿勢時だと、横隔膜は圧迫されるために息がしにくい状態に。それが上半身を少し起こした角度を付けると、呼吸はグンと楽になります。実際に比較してみた調査でも、ベッドを20°背上げをすると、横隔膜は3.4cmほど下がると確認出来ています」
フラットな寝姿勢と、ベッドに20度の角度をつけて寝た時の横隔膜を撮影したMRI画像だそうです。ふみっちーは枕の高さで呼吸がしやすくなるというのは実感していましたが、まさか寝る時の姿勢で自分の横隔膜に負担をかけていたとは…!
どう生きるかは、どう眠るかだ。
「自分にとっての理想的な生き方を大切にする人が増えている現代。1日の中で寝ている時間は長いわけですから、どう生きるかは、どう眠るかにもつながります」とは、パラマウントベッドの代表取締役社長 木村恭介さん。
木村さんの目の間に置かれているのは、前向きでアクティブな人生を送るための新ブランド「Active Sleep」のベッドです。
「あ、背上げが出来るベッドなのね」なんて思ったら、そんな単純なものではないんです。何と「睡眠の見える化」を実現した寝具なんですって!
次のページで詳しくご紹介します。
「Active Sleep」ブランドの第1弾として、6月1日(土)より新発売となったのは3アイテム。
「Active Sleep BED」(フレームのみ。シングル¥190,000、セミダブル¥250,000。税別、以下同)は、ベッドとマットレスを一枚のカバーで包み込んだ電動ベッドとは思えないデザイン。写真のライムグリーンのほか、キャメルブラウン、インディゴブルー、アッシュグレーなど全6色が揃っています。
そしてこちらが、「睡眠の見える化」を叶える秘密兵器「Active Sleep ANALYZER」(¥50,000)です。眠りを分析するこの高性能センサーはマットレスの下にあるため、センサーを身に着ける必要はありません。
ベッドの電源を入れ、ただ眠るだけでスマホのアプリと連動。寝ている時の心拍や呼吸などを自動でチェックしてくれます。毎日の睡眠スコアを採点したり、より良い眠りへのアドバイスなども。
そしてベッドの角度を変えるときのリモコンにも。※ベッドの角度は、別売の手元スイッチでも調節出来ます
入眠時は、病院などで患者さんに行う「ファウラー位」という姿勢をヒントにして30°に設定。ここからがスゴイ! 「Active Sleep ANALYZER」が眠ったと感知すると、ベッドが1分間に1°ずつ角度を下げ、熟睡時に最適なフラットの角度に自動で調整してくれるんです。1分間に1°だから、この動きで起きてしまう心配もありません。
さらに起床時刻を設定しておけば、ベッドの背が10°まで上がって心地よい目覚めを促してくれるんですって! ふみっちーは目覚まし時計の音で起きるのがキライなんですよね。ベッドの角度で目覚められるとは、何とも優雅な1日の始まりになりそう〜。
セットで使いたい「Active Sleep MATTRESS」(シングル¥100,000〜)は、何と頭や肩、腰や足など体を支える6つの部位ごとに硬さを10段階で調節出来るマットレス。この硬さの調整もアプリで設定可能です。
早速試してみました。入眠時の角度の30°は、好みに合わせてもっと低く設定することも。
そのほか、足が疲れているときは足を上げたり、腰を楽にするよう背や膝の角度を上げたり。また、マットレスの硬さもこのアプリで簡単に調節出来ます。
「え? これが30°??」数字を聞いたときは、そんなに角度を上げて寝るなんてかえって眠りにくそうな気がしていましたが、実際に寝てみると呼吸がしやすくてビックリ! 目を閉じてゆっくり呼吸を繰り返しているだけで、このまま本当に眠ってしまいたい〜と感じました。
なかなか買い替えないベッドですが、将来のことを考えると、次に買うなら電動ベッドという選択肢もアリ? しかもマットレスは硬さも自在、アプリと連動して「睡眠の見える化」も叶えてくれる…。下記のサイトでは、実際に寝て試せる直営店も紹介されています。
パラマウントベッド「Active Sleep」