ここ10年で、市販されているシャンプー・コンディショナーの製品数は倍に増えているのだそうです。
これには、「しっとり」「サラサラ」といった仕上がりの好みだけではなく、「ノンシリコン」などの成分にこだわったり、「枝毛を防ぐ」「ヘアカラーが長持ち」というプラスαの機能、さらには「地球環境にも優しい」なんて視点から選ぶ人が増えてきた背景があります。
あれやこれやの要望に応えてくれるシャンプーが増えてきたのは本当にありがたいことですが、実は「これぞ!」というシャンプーに出合えないまま、次から次へと新しいものにトライしている現状も。その理由はズバリ
理想とする髪は同じでも、髪の状態は人それぞれ違う
ことにあったのです。
「私たちの毛幹部(髪の毛)は中心にあるメデュラ、その周りを覆うコルテックス、そして表面のキューティクルと3つで構成されています」
説明するのは、ユニリーバのヘアケア開発 シニアスペシャリストの姜 君(じゃんじゅん)さんです。
「メデュラは人によって存在しないこともあり、実は日本人の8割はメデュラがないとされています。繊維状のコルテックスはたんぱく質が主成分で、髪の柔軟性に関係しています。そしてキューティクルは、外部刺激から守る役割を果たすとともに、その状態が髪のツヤや手触りを大きく左右します」
毛幹部は、欧米人などはだ円形なのに対しアジア人はまん丸と形状にも違いがあるんだとか。しかも日本人のキューティクルはウロコ状になった層の一枚一枚が厚いんですって。
そして何より、髪の状態を左右する外部からの影響も人によって大きく異なります。となれば、「自分に合うシャンプー」が人それぞれだというのもうなずけますよね。
私、ライターM(53歳)の場合も、かなりのくせっ毛で乾燥しがち。そんな髪質やダメージで選ぶと、大抵はしっとりした洗い上がりになるシャンプーに。でも個人的にはサラサラな髪になるのが好みです。また「カラーリングも長持ちさせたい」を重視して選ぶと、今度はクセ毛のまとまりがイマイチの洗い上がりだったり…。では、自分に本当に合うシャンプーってどう探せばイイ?
注目したいのがこちら! その人の髪に必要なものだけで作られるという「Laborica(ラボリカ)」。数多くのブランドを展開するユニリーバ・ジャパンが、日本人女性の髪のために開発したパーソナライズシャンプーです。7月1日(月)より、オフィシャルサイトでの注文受け付けがスタートしました。
〈ノンシリコン〉〈無添加〉〈オーガニック認証を受けた成分配合〉という処方を基本に…
のべ10万人もの日本人女性に製品テストを行ってきた知見を活かし、「本来の髪質+現在の髪の状況+なりたい髪」に応える最適な成分をチョイスしたシャンプーを提案してくれます。
注文はスマホで(PCからも可能)。オフィシャルサイトにアクセスすると、毛髪診断士が監修した髪診断が始まります。
髪の長さや細さといった基本情報から「根元のハリが欲しい」など現状の悩み、好みの香りと計30問に答えたら、ボトルに印字するニックネームも入力。ほんの数秒後には、必要なケア、それに対応する成分の組み合わせ提案が表示されます。独自の成分調合アルゴリズムに基づき、2万通り以上の組み合わせから導き出されているのだそう。その提案から香りや香りの強さを変更したり、ケアしたい内容をカスタマイズすることも可能です。
ライターMは、近頃は無香料のスタイリング剤を使っているので、香りを強めにカスタマイズしました。
「このシャンプーなら良さそう?」と納得したら「カートに入れる」をクリック。オーダーを受けると、研究所ではその調合を開始、約1週間で研究所からパーソナライズシャンプーが直送されてきます。価格は、シャンプーとトリートメント(各250ml)のセットで税込¥6,980。送料は無料です。
注文したライターMのシャンプーとトリートメントが届きましたよ! ボトルには注文時に入力したニックネーム(ライターMの名前motomi)と、配合されている成分が印字されていました。こういう自分だけのオリジナルってだけでもウキウキ♡ しかも、実際に使ってみても洗い上がりの髪の手触り、香りがまさに自分好みとは、シャンプータイムがますます楽しみになりました。
「Laborica(ラボリカ)」は、とりあえず試してみたいという1回だけの注文でもOK。リピートするときは、調合した「マイシャンプー」データのままでも、使ってみての感想から「ダメージケアを強化したい」「香りを変えよう」などカスタマイズ注文にしても。今までに納得のいくシャンプーが見つからなかった人も、これなら「やっと出合えた」と思えるかも。